おせちを作るようになって多分10年以上。
子どもが小さいうちは余ることも多くて年々品数が減っていたのですが、2020年おせちからはまたガッツリ作るようになり、2021年おせちもガッツリ作りました。
3が日でほぼなくなりました^^
というわけで年末のわたしのために、おせち情報をまとめておきます。
2020年のおせちはこちら。

我が家のおせち料理の内容一覧
まずはざっと、一覧でご紹介。
「★」マークは、既製品を買ったものです。
一の重(9品)
- 伊達巻
- 栗きんとん
- 黒豆
- 田作り
- かまぼこ★
- 数の子★
- くわい
- 昆布巻き
- たたきごぼう
今年は10年ぶりぐらいに黒豆を炊きました!
天才的においしくて、作って大正解でした。
あと、たたきごぼうが復活。
あんまり好きじゃないんですが、今年はおいしくできたな。
二の重(9品)
- 棒鱈★
- えび含め煮
- 紅白なます
- さわら西京焼き
- ローストチキン
- 生ハム★
- ほたてうま煮
- 八幡巻
- たこのやわらか煮
「たこのやわらか煮」は初挑戦。
これも大成功でした。
三の重(お煮しめ)
- 里芋
- れんこん
- ごぼう
- こんにゃく
- にんじん
- 干ししいたけ
- きぬさや
レシピ
ここからは、手作りした料理のレシピを掲載します。
作り方は、これまでいろんなレシピを見ながら少しずつ自分好みにしていったものです。
今年も改良点多数で、昨年とは少しずつ変わっています。
一の重
まずは一の重に入れるおかずから。
黒豆
材料:黒豆250g、砂糖250g、塩小さじ1
- 豆を水洗いし、豆の3倍ぐらいの水に浸けて4~5時間おく
- 鉄玉を入れて火にかけ、沸騰したらアクをとる
- 中火~弱火にしてやわらかくなるまで煮る(1時間~1時間半)適宜水を足しながら
- 砂糖を3回に分けて入れ、塩も加える
- さらに30分炊き、汁ごと保存する
黒豆を浸ける時間や炊く時間は、豆の性質によって異なるはずなので、基本的には黒豆の袋の裏に書いてあるやり方に従うのが良いです。
今年買った黒豆では、上記の時間で書かれていました。
そして黒豆を作るにあたって、「鉄玉」を買いました!
これが、買って大正解。
絶対にあったほうが良い。つやつやになる。
煮汁から豆が出ないようにするとシワにならずつるんとした豆になりますが、個人的にはどっちでも良いのであまり気にしていません。
伊達巻
材料:はんぺん1枚、卵3個、みりん30ml、だし30ml、砂糖30g
- クッキングシートで型を作る(20cm×18cmぐらい)
- 材料をすべてミキサーに入れて混ぜる(はんぺんはちぎって入れる)
- (2)を(1)の型に入れて、180度で10分、250度で7分焼く
- 巻きすで巻いて輪ゴムでとめ、冷ます
- 完全に冷めたら切る
毎年2本作るので今年はオーブントースターとオーブンレンジ両方やってみましたが、オーブントースターのほうが作りやすかったかな。
焼き上がりは大して変わらなかったです。
玉子焼き器やフライパンで焼いても大丈夫です。
クックパーを敷くといいかも。
巻きすは、鬼巻きすを使っています。
あったほうが気分が上がります。
栗きんとん
材料:さつまいも500gぐらい、栗甘露煮1瓶(500gぐらい?)
- さつまいもを洗って、濡らしたペーパータオルで包む
- (1)をさらにラップで包む
- 600Wで2分30秒加熱
- 200Wで15分加熱
- 皮をむいて潰す
- 甘露煮のシロップを混ぜる
- 栗を混ぜる
200Wでは100gあたり3分です。
シロップの量は、味見をしながらお好みで調整してください。
全部入れても大丈夫です。
すんごく甘くなります。
さつまいもは裏ごししてもいいですが、わたしはつぶが残っているぐらいが好みです。
田作り
材料:ごまめ40g、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、白ごま適量
- ごまめをフライパンで炒る。少し冷めた状態でポキッと折れるぐらいまで
- フライパンに調味料をすべて入れて中火にかけ、とろみがついてきたらごまめを入れる
- たれを絡めながら炒めて、汁気がなくなったら皿に広げ、ごまを振る
涼しい場所で保管するほうがいいと思います。
冷蔵庫に入れる場合は食べる30分ほど前に冷蔵庫から出しておきましょう。
くわい
材料:くわい1パック(大10個ぐらい)、だし1カップ、酒小さじ1、砂糖小さじ1、みりん小さじ1、薄口しょうゆ小さじ2、塩少々
- くわいの芽は1.5cmほど残してカット。底を平らに切り落として皮をむく(里芋と同じような感じで)
- 15分ほど水にさらす
- ゆでこぼす
- 調味料とくわいを鍋に入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして、落し蓋をして20分
- 汁に浸けた状態で冷ます
くわいをちょうど並べて入れられるぐらいのイメージ。
昆布巻き
材料:昆布15cm×たらこの幅cm×5枚、たらこ5腹、かんぴょう1本、みりん大さじ3、しょうゆ大さじ3、昆布の戻し汁適量
- 昆布は前夜から水に浸けておく
- かんぴょうは水洗い→塩もみ→水洗い後、10分ほどゆでる
- 昆布でたらこを巻き、かんぴょうで2か所結ぶ
- 鍋に(3)と戻し汁をかぶるぐらい、さらに調味料をすべて入れ、火にかける
- 沸騰後は弱火にして20分ほど
- 煮汁に浸けたまま冷まし、完全に冷めたらカットする
たたきごぼう
材料:ごぼう1本、白すりごま適量、みりん小さじ2、薄口しょうゆ大さじ1、酢大さじ2
- ごぼうの皮をむいて4~5cmの長さに切る。太いものは半分~1/4の細さに切る。たたく。
- 水にさらした後、塩(分量外)を入れたお湯で3分ぐらいゆでる。
- ざるにあげて水をきってから、熱いうちに調味料を合わせて和える
すりごまはお好みですが、わたしはたっぷり入れるほうが好きです。
二の重
次は、焼き物がメインの二の重です。
えびの含め煮
材料:えび5尾、酒1カップ、みりん60ml、しょうゆ60ml、だし1カップ
- えびのひげを切り落とし、つまようじで背ワタをとり、洗って水けを拭きとる
- 鍋にみりんと酒を入れて煮切る
- しょうゆとだしを入れ、沸騰したらえびを入れて落し蓋をし、弱火で5分煮る
- 煮汁に浸けて一晩おく(上からキッチンペーパーをかけておく)
紅白なます
材料:大根125g、にんじん25g、砂糖20g、だし45ml、酢30ml、塩少々
- 大根とにんじんを千切りにする
- 塩ひとつまみ(分量外)を入れて混ぜ、10分おく
- 水分をしぼり、つけ汁に浸ける
今年は砂糖を去年の2倍ほど投入してみましたが、やっぱり味が好みではありません。
そもそも「酸っぱい大根」自体が苦手な可能性が出てきました。
息子も小さいときはこういう酸っぱいおかずが好きだったんですけど、最近は苦手になったようであまり食べません。
ちょっとあればそれでいいや。
ローストビーフ
今年は良いお肉が手に入らず作りませんでしたが、来年のためにレシピは記載しておきます。
材料:牛ももかたまり1個、塩コショウ、赤ワイン大さじ2、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2
- 肉は常温に戻し、塩コショウする
- 肉の厚みを計る
- フライパンで、肉の厚みcm×分、4面焼く
- 残りの小さな2面は1分ずつ焼く
- アルミホイルで2重に包んで1時間以上おく
- 【ソース】フライパンに調味料を入れて煮立たせてソースを作る
「肉の厚さを計ってその分数焼く」という方法は目からウロコ!

ソースはもう少し甘いほうが好みなので、今度はもう少しみりんの量を増やすか、砂糖を加えてみようかな。
ローストチキン
ローストビーフの代わりに、ローストチキンを作りました。
材料:鶏もも肉2枚(600gぐらい)、しょうゆ大さじ5、酒大さじ3、はちみつ大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、にんにくチューブ3cm、しょうがチューブ2cm
- 鶏もも肉はフォークで10か所ぐらいぶっ刺してから、1枚を6等分ぐらいの大きさに切る。
- すべての調味料を合わせて鶏肉を漬け込む(1晩以上。冷凍しておいても◎)
- オーブン200度(予熱無し)で30~40分ほど焼く(10分おきぐらいにタレを刷毛で塗る
実はクリスマスのローストチキンのレシピなんですが、クリスマスに作ったのが好評だったので、同じタレで作ってみました。
ほたてうま煮
材料:蒸しホタテ15個前後、だし汁100ml、日本酒大さじ3、みりん大さじ3、しょうゆ大さじ1.5、砂糖大さじ1
- 調味料を鍋に入れ、火にかける
- 沸騰したらホタテを入れ、煮汁が少なくなるまで煮る
昨年よりふっくらと仕上がり、味も濃くなりすぎず、とてもよかったです。
1人で全部食べたいぐらいでした。
八幡巻き
材料:ごぼう1本(可食部100gぐらい)、にんじん1/2本(65gぐらい)、★だし1カップ、★しょうゆ大さじ2、★酒大さじ2、★みりん大さじ2、牛薄切り肉300g、油適量、☆しょうゆ・☆みりん・☆酒・☆砂糖を各大さじ2
- ごぼうとにんじんは10cmの長さに切り、細切りにする
- ★の調味料で(1)を10分煮る
- ごぼう3~4本を巻ける程度の牛肉を広げ、ごぼうとにんじんを2本ずつぐらい入れて巻く
- フライパンで、転がしながら焼く
- ☆の調味料を加えて煮絡める
- たれを絡めた状態で冷まし、冷めたらカットする
ごぼうとにんじんの味が薄かった気がするので、来年は前日に野菜の下準備は済ませておいて、一晩煮汁に浸けておくのが良さそう。
さわら西京焼き
材料:さわら2切、西京みそ50g、料理酒7ml、みりん少々、しょうゆ少々、塩少々
- さわらは食べやすいサイズ(1切れを4等分ぐらい)に切り、塩を振って30分おく
- 調味料を合わせておく
- (1)が30分たったらキッチンペーパーでふき取り、(2)に漬ける
- 一晩おいたら、焼く直前に調味料をふき取り、180度で10分、250度で3分焼く
オーブンレンジでもオーブントースターでも作れますが、わたしはオーブントースターで作っています。
ポリ袋で漬け込むとすきまができにくいです。
ふっくらとして、本当においしい。
たこのやわらか煮
材料:ゆでだこ200g、炭酸水200ml、料理酒100ml、水100ml、しょうゆ大さじ1、みりん大さじ1、砂糖大さじ1、塩ひとつまみ
- ゆでだこを叩いてからぶつ切りにする
- 鍋にゆでだこ・炭酸水・料理酒・水を入れて火にかけ、沸騰したら落し蓋をして弱火で20分煮る
- 砂糖を入れて5分煮て、しょうゆ・みりん・塩を入れてさらに20分煮る(落し蓋アリ)
- 煮汁に浸けたまま冷ます
実際に作ったのは塩が入ってなかったんですけど、少し味が物足りなかったので、次回は塩を入れて作ろうかな、とレシピに反映しています。
三の重
最後に三の重です!
三の重はお煮しめのみとなっております。
お煮しめ
※それぞれの食材を下ごしらえしたのち、あとは一緒くたに煮るだけです。
材料:里芋1袋(10個ぐらい?)、ごぼう1本、にんじん1本、こんにゃく1枚、れんこん1節、干ししいたけ8個ぐらい、だし800ml、砂糖大さじ3、みりん大さじ3、薄口しょうゆ75ml、きぬさら8枚ぐらい
- 干ししいたけは30分以上水に浸けて戻し、いしづきをカットする
- 里芋は皮をむいたら塩もみして水洗い。その後下ゆでする
- ごぼうは皮をむいたら5cmぐらいに切り、酢水にさらしてアクを抜き、下ゆでする
- にんじんは輪切りにして花型で抜き、余力があれば「ねじり梅」の飾り切りにする
- こんにゃくは手綱にして下ゆでする
- れんこんは輪切りにして酢水にさらし、下ゆでする
- きぬさやは塩ゆでにする(余力があれば飾り切りにする)
- きぬさや以外の食材とだしを鍋に入れ、落し蓋をして5分煮る
- 調味料を加えて20分煮て、そのまま冷ます
- 冷めたら盛り付け、上にきぬさやを飾る
れんこんも花型に飾り切りすることが多いと思いますが、固いし面倒なのでやりませんでした笑
竹の子も入れたい気がするけど、量が多くなりすぎても食べきれないので入れていません。
おまけ:お雑煮は白みそです
お雑煮は、うちは白みそです。京都なので。
具材はあんまりいろいろ入っているのは好きじゃないので、シンプルです。
材料:大根・にんじん各適量、西京みそ適量(たっぷり♡)、丸餅適量、けずりぶし
- おせち作りのついでに大根とにんじんを拍子切りにしておく
- 31日の夜に昆布を水に浸けておく
- 1日の朝に昆布だしをとり、大根とにんじんを加えて煮る
- 西京みそをたっぷり溶かす(クリームシチューみたいになるまで)
- 餅を入れて2分ほど煮たら火を消して3分ほどおいておく
- お椀に入れて、けずりぶしをまぶす
正直、本当は餅だけでいいぐらいなんですけど、大根とかにんじんはどうせおせち作りで余りがちなのでお雑煮に入れています。
料理の段取りについて
おせち料理はたくさんのおかずを一気に作ることになるので、段取りが重要です。
今回はこんなスケジュールでした。
- 30日:黒豆・田作り・栗きんとん・たたきごぼう・だし用昆布と昆布巻き用昆布を水に浸けておく
- 31日:だしをとる(1.5Lぐらい)・残りのおかず全部
で、一気に段取りよく作るためのポイントは、以下の2つ。
- はじめにだしを一気にとっておく
- ふせんを活用する
- オーブン系はあいだをあけずに作業する
- 野菜を先に切ってあとから魚・肉類
まず、だしははじめに1.5リットルほどまとめて作っておきます。
31日の朝イチにするのが、だしとりです。
お茶用のポットに入れておくと使いやすい。
で、大事なのが「ふせん」。
わたしは、ふせんで全料理を冷蔵庫とか壁に貼っておくと、作り終えたものからはがしていけるので、頭が混乱しません。
作り方が頭に入っている人は、レシピ名だけでいいと思います。
わたしも、自分が理解できればそれでいいので、前述のレシピより簡略化して書いたものが多いです。
作り終えたふせんは、おせちのレシピ本(の表紙裏)に貼り付けておきました。
これは2020年のときの。
で、また次作るときに参考にして、年々改良していけばいいかなーと思っています。
そして、オーブン系は、もたもたしているとタイムオーバーになってしまうので、テンポよく作っていきます。
今回は、こんな順番でした。
- 伊達巻1本目
- ローストチキン
- さわら西京焼き
- 伊達巻2本目
調理家電を一気に動かすとブレーカーが落ちちゃうので、1つずつ順番に・・・。
で、そのあいだに鍋で作るおかずもどんどん仕上げていきます。
包丁を使う作業も、「野菜→肉・魚」の順番にすると、食中毒の心配も減るし、まないた包丁を洗う手間も少ないです。
野菜の中でも、汚れない系を先に切って、里芋やごぼうなど汚れる系を最後に持ってくるのがオススメです。
おせち料理の盛り付け
おせち料理は、盛り付けも悩むと思います(毎年悩んでる)。
ある程度のルールはあるのですが、厳格に守らなければならないわけでもないですよね。
と言ってもある程度のルールを踏まえつつ詰めたほうがそれらしくなります。
わたしは以下の点を意識して詰めました。
- 初心者ほど、重箱を使ったほうがいい
- 9個に仕切って詰める(品数が少ないなら4個に仕切る)
- 3段目はお煮しめだけでいい
- 2段目は焼き物、一段目はそれ以外
インスタとか見てると、カッコイイ器を使っておしゃれに盛り付けてあるのもありますが、初心者や、わたしのようにセンスに自信がない人は、重箱を買ってオーソドックスに詰めるほうが断然「それっぽく」なります。
わたしが使っている重箱はこちら。
今回は、この本を参考に盛り付けました。
お正月準備買い物リスト
最後に、買い物リストを掲載しておきます。
おせち料理以外のものも載っています。
(お雑煮食材など)
- 大根1/4本ぐらい(お雑煮100gぐらい・紅白なます150g・たこでしぼり汁使う)
- にんじん中3本か大2本(紅白なます25g・八幡巻き1/2本・お煮しめ1本・お雑煮残り)
- ごぼう3本(お煮しめ・八幡巻き・たたきごぼう各1本)
- れんこん1節
- 里芋8個
- きぬさや8枚
- くわい10個
- さつまいも500g(大1本)ぐらい
- はんぺん2枚
- かまぼこ1~2
- こんにゃく1枚
- 年越しそば(そば・つゆ・具材)
- 黒豆 250gぐらい
- けずりぶし(お雑煮)
- かつおぶし(だし用)
- 昆布(だし・昆布巻き)
- 干ししいたけ8枚
- かんぴょう1袋
- 白ごま(いりごま・すりごま)
- 白みそ(西京焼き50g・お雑煮使いたいだけ)
- ごまめ40g
- 栗甘露煮1瓶
- えび5尾
- さわら2切
- 味付数の子食べたいだけ
- たらこ5腹
- 蒸しホタテ14~20個
- ゆでたこ(200g)
- 棒鱈(戻しか既製品)
- 牛うすぎり肉300g
- 牛ももかたまり1個(高かったら要らない)
- 生ハム
- 卵6個(伊達巻)
- 丸餅
- 赤ワイン(ローストビーフ用)
- 日本酒(新年用)
- みりん
- 料理酒
- しょうゆ
- 薄口しょうゆ
- 砂糖
- 塩
- 調理油
- 酢
- しおこしょう
- お正月用箸
- ぽち袋
まとめ
はあ、疲れた・・・。
作るのも疲れるけど、それをこうしてまとめるのも一苦労やで・・・。
でもいいの、楽しんでやってるから。
去年引っ越してキッチンが広くなったから、なおさら楽しかったです。
2022年おせちは、棒鱈も作りたいな。