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ミニトマトといえば家庭菜園の定番です。
苗を買ってきて植えることが多いと思いますが、わたしはスーパーで買ったミニトマトから採種して、育てることに成功しました!
なので、その記録を書いておきます。
2020年の記録です。
6月下旬から栽培していますが、本来ミニトマトは春に種まきです。
でも一応、6月下旬から栽培しても成功しました。
育てたのは「アンジェレ」というミニトマト
わたしが育てたのは、この「アンジェレ」というミニトマトです。
品種はなんでもよかったんですが、たまたま家にあったのがアンジェレだったので。
長細い形が特徴です。
6/23採種、6/24種まき
わたしも詳しくないのですが、種を取ったあとすぐに種まきをするわけではないようです。
とりあえず洗って、種の周りのゼリーみたいなものを取り除きます。
ゼリーみたいなのを取り除くのがけっこう大変なので、2粒だけ。
保管する場合は、水分をふき取って乾燥させてから袋などに入れて保存します。
わたしはすぐに種まきしました。
水に浸して一晩置いてから種まきすることもできますが、わたしはすぐバーミキュライトに種まきしました。
こういう透明カップにバーミキュライトを入れて種まき。
透明の容器を使うと根っこの成長具合がよく見えるので、水耕栽培容器に定植するタイミングを判断しやすいんです。
7/2・10に水耕栽培容器に定植
バーミキュライトにたっぷりと水を含ませると、根っこが切れずにスルスルと引き抜くことができます。
根っこについているバーミキュライトを洗い流すと、上の写真のような状態になります。
これを、水耕栽培容器に定植します。
これはペットボトルで作った容器です。
ただし、ミニトマトを育てるのであれば、なるべく大きな容器を使うことをオススメします!
わたしはこのとき、ちょっとした実験ぐらいの気持ちで小さな容器に植えました。
「べつに大きく育てなくていいや~」って。
でも結果的にはぐんぐん育ち、1Lのペットボトルでは小さすぎて根がパンパンになってしまいました。
わたしが参考にさせていただいているこちらのブログ。
こういう装置を使えば支柱も立てやすくて育てやすいと思います。
レタスなどの葉物野菜と違い、トマトやきゅうりといった実もの野菜はここで紹介されている深型の容器を使うのがオススメです。
さて、わたしは2粒種まきして2粒とも芽が出たので、2苗育てることにしました。
(発芽のタイミングが揃わず、移植は7月2日と10日になりました。)
ペットボトルなど透明の容器を使うときは、このようにカバーを付けて光が入らないようにします。
支柱を立てる
苗が成長してきたら、支柱を立てて誘引していきます。
このように、わたしはペットボトルを3つ束ねてテープで巻き、支柱もテープで貼り付けました。
支柱は、テープで貼り付けるだけだとずれるので、このブログのやり方を参考にさせてもらいました。
なお、前述の深型容器を使えば、カゴに支柱を括り付けることができるので、しっかりと支柱を安定させられます。
話を戻します。
ペットボトルを3つ束ねたわけですが、2つはミニトマトで、1つはバジルの挿し木です。
イタリアンセットという感じがして楽しげですよね。
あんどん仕立てにしていきました。
支柱のまわりに、らせん状に誘引していく仕立て方です。
あんどん仕立てにすると高さを抑えられます。
つぼみを確認→8/29開花
めちゃくちゃ小さいですが、8月6日につぼみを確認しました。
そして8月29日、第1花が開花しました!
ミニトマトは、第1花を確実に受粉させることでその後の実もなりやすくなるので、指で軽くはじいておきました。
(強くはじくと花が落ちてしまうので注意)
2株目も、8月31日に開花しました。
これは9月18日の様子。
10月6日の様子。
根はかなり大きくなりました。
見づらいですが、なんだか苦しそう。
そして、容器が小さいと培養液もたくさん入らないので、毎日補充しなければなりません。
やはり、大きな容器を使うべきですね。
11/5収穫開始
種まきが遅かったので、収穫できたのは11月に入ってから。
11月5日にようやく1つ目の実を収穫しました。
ここからは、どんどん色づいてどんどん収穫。
12/16に撤収
どんどん実をつけてくれて、折れてしまった枝もこうして水に挿しておけば、ちゃんと赤くなって収穫できました。
なお、2株目は11月終わりごろに根が腐ってしまい、一足先に撤収しました。
そしてもう1つの株も、成長が鈍化してきたので12月半ばに撤収。
実がなっていたところだけこうして残しておきました。
こうして置いておくだけでも、実が赤くなっていきます。
肝心の味は?
肝心の味ですが、ちゃんと、おいしかったです!!
ただ市販のアンジェレトマトに比べると小さい実が多く、皮が厚いので食感は劣ります。
これはミニトマトに限りませんが、こうして自分で採種して育てる場合、必ずしも成功するとは限りません。
というのも、こういうのは「F1種」と言って、一代限りの品種なんですよね。
一代目が持っていた特徴を二代目以降は引き継がないこともあるんです。
だから、安定しておいしい野菜を食べたいのであれば採種ではなく市販の種や苗を使って育てるのが確実なんです。
とはいえ、実験としてはすごく面白いですし、子どもと一緒に育ててみるのも楽しいと思います。
室内水耕栽培なら虫に悩まされることも少ないので、挑戦しやすいですよ。