聴覚過敏かも?大きな音や人混みが苦手なわたしが耳栓を使ってみた結果と感想。感覚過敏について考えたこと。

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100均の耳栓 メンタルヘルス

「聴覚過敏」って知っていますか?

特定の物音などが我慢できないほどうるさく感じてつらいなどの症状があると言われていますが・・・。

もしかしたらわたし、聴覚過敏なのかもしれない。

聴覚過敏というと、大きな音に耐えられず耳をふさいでパニック発作を起こす・・・みたいなイメージがあったのですが、そういう症状だけではないだろうな、と思うのです。

音がしんどくてイライラする・呼吸が苦しくなる

わたしはパニック発作を起こしたことはありませんが、よく考えたらそれに近い症状がたびたび出現してたんですよね。

たとえば人混みに行くと、頭がガンガンする・イライラする・呼吸が苦しくなって過呼吸になりそうになる

それは、わたしにとっては当たり前のことだったので、自分が聴覚過敏だとは思いもしませんでした。

でもそれが誰にでも起こっているわけではないと知り、「あれ?じゃ、わたしって人より過敏なのか??」と思い至った次第。
「うるさい」と感じていたことにも無自覚でしたが、振り返ってみると、イライラしたり頭がガンガンするのは、周りの音がものすごくうるさいからでした。

ちなみに、いつもうるさく感じているわけではありません。

わたしの場合は多分慢性的な聴覚過敏ではなく、精神状態に左右されています。
精神状態が悪いとき、精神的に疲れているときに、聴覚過敏になります

さらに、聴覚だけでなく感覚過敏全般の症状が出ることもよくあります。

光が異様にまぶしく感じられて目を開けていられない。
水のにおいが気になって飲めない。肉の臭みがいつも以上に気になって食べられない。
布団が顔や首に当たるのと気になって寝られない。
など。

こういう症状は、子どものころからずっとです。
それに気づかず適切な対処もできずに30年以上過ごしてしまって、我ながら超かわいそう・・・。

聴覚過敏対策に、耳栓を買ってみた

聴覚過敏に気づいたので、すぐに対策をうちました(仕事が早い)。

というわけで買ったのが、耳栓です。

耳栓を買うのは初めてだったのですが、調べてみるといろいろな種類があるんですね。

スポンジタイプ、シリコンタイプ、ウレタンタイプなど。
あと、イヤーマフもありますね。
高機能な耳栓もいろいろあります。値段もピンキリ。

ただ、わたしはよくわからないので、とりあえず100均で買ってみたのち、Amazonで評価の高かったMOLDEX(モルデックス)というメーカーの耳栓も買いました。

で、とりあえず耳栓は、MOLDEX(モルデックス)を買っておけばいい!!ということがわかりました。

100均のと全然違います。

同じウレタンタイプでも、MOLDEXの耳栓は形が戻るまでに時間がかかるので、「指で押しつぶしてから耳の穴に突っ込む」動作をしているときはへこんだままなんです。
耳の穴に入れてからゆっくり形が戻るので、耳の穴にしっかりフィットします

100均の耳栓は手を離すとすぐ戻るので、耳の穴に入れる前に少し戻っちゃってフィット感が甘い。
それでもある程度遮音はできるし、わたしの聴覚過敏ぐらいなら100均のでも別にいいんですけど。

でも、MOLDEXの耳栓のフィット感はすごく気持ちいいので、ぜひ使ってみてほしい。

ていうか、100均より安いし。

ウレタンタイプの耳栓は劣化するので長くても2週間ほどで取り換えたほうが良いそうです。
だからまとめ買いしておくのが良いですね。

上記のMOLDEXの耳栓なら50ペアのまとめ買いもできます。

わたしはとりあえず8ペア買いました。
MOLDEXの耳栓

あ、耳栓のレビュー記事ではありませんでしたね。

聴覚過敏への効果ですが・・・

すごく、ありました!!

「え、こんなに静か!?」って思うほど。

家にいてもいろんな音がうるさく感じるときがあるんですけど、ちゃんと洗濯機の音とかは聞こえつつ、全体的にボリュームダウンするのですごく快適になりました。

ただ、人の声もかなり小さくなるため、会話する必要があるときには耳栓はしないほうがいいですね。

スーパーなどに買い物に行くときは、片耳だけ耳栓をしているとちょうど良いぐらいです。

まあ、外出時はイヤホンで音楽を聞いていることが多いのでそんなに耳栓の出番はありませんが。
(わたしが常に音楽を聞いているのも、イヤホンで外部の音をシャットダウンするためだったのかもしれない)

「聴覚」だけでなく空気を読みすぎる問題も

聴覚過敏は間違いなくありますが、わたしの場合は単なる聴覚だけでなく、「空気を読みすぎる問題」も大きいです。

他人が話している内容が耳に入ってくるとどうしても気になって、勝手に心配したりしてしまう。

話している内容が分からないにしても、声のトーンやしぐさなどからその人の感情やその人たちの間柄まで読み取ってしまいます。

不機嫌な人や怒っている人がいたら、自分が怒られているように感じて心臓がバクバクする

人混みに行くとそれが同時に何十人分も入ってくるから、そりゃもうしんどいですよ・・・。

昨年カウンセリングに通ってからは、自分のそういう性質を認識して幾分マシにはなりましたが、染みついた習慣は簡単には変えられませんし、そもそも「空気が読めすぎる」のはわたしの能力でもあるので、なくすのではなくコントロールする方向で対策しています。

外出時にはイヤホンで音楽を聞いていることが多いですが、視覚は遮るわけにはいかないので、スマホを見たり本を読んだりして意識を画面や本に集中するようにしたり。

まあ、それで電車に乗り遅れたり乗り過ごしたりするんですけど。
これはもうしょうがない。とあきらめの境地。

空気を読め過ぎても自分がダメージを受けなければ問題ないので、調子が良い日はあえて騒音に自分をさらして、他人事を他人事としてとらえる練習をしたりもしています。

感覚過敏に対処して生きやすく

聴覚過敏だけでなく、空気を読みすぎたり、視覚や嗅覚、触覚などの感覚過敏も、正直しんどいです。

けど、自覚できただけよかったです。

「なんかイライラする」というのが一番厄介でしたが、理由が判明していると、冷静に対処できますからね

まぶしいときはサングラスをかける。
お店の水が臭くて飲めないときのためにペットボトルの水を携帯する。

首にモノが当たらないようにする。美容院で首にタオルを巻かれるときにはゆるめにしてもらう。

首のことは、幼少期、のどに包丁を突き付けられたことが何度もあるのでそのトラウマなんですけど、それもよく考えたらめちゃくちゃな話ですよね。
かわいそうすぎ。よく普通なフリして生きてきたな、と思う。

こんな感じで、自分が長年思ってきた「自分」と違い、本当は繊細で神経質でトラウマだらけであることが35歳を過ぎてから次々に判明しましたが、人生はまだまだ長い(はず)。

35歳までは自分を殺す勢いでがんばりすぎたと思うので、しばらくはゆっくりしつつ、楽しくラクに生きていく方法を身につけていきたいです。

聴覚過敏っぽさを自覚している人は、耳栓、まじでおすすめなので試してみてくださいね。