構成に頭を使うことと10分間で構成が完成すること

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本記事は、noteで有料販売していた記事をブログに移植したものです。

2019年2月20日 10:30

今回は、記事の構成作りに関するお話です。

わたしは書くのも好きだけど構成を作るのも大好き。

ですが、いろんな人と話していると構成が苦手というライターさんもいるし、クラウドソーシングに登録してライター始めたばかりです、みたいな人だとそもそも「構成を作る」という概念がないこともあって驚きます。

構成は大事です。

絵で言うなら下描き。

段取りが9割、なんて言ったり言わなかったりしますけど、原稿を書くのも段取りが大事で、その段取りの一部が、構成なんです。

(段取り、ほかには取材先にアポをとるとか必要な写真をリストアップするとか)

セミナーでは「構成に一番力を入れている」と話すこともあるのですが、かといって、構成作りにかける時間は多くはなく、せいぜい10分ぐらいです。

ではわたしが実際、どんな感じで構成を作っているのか、簡単ですが流れについて紹介してみますね。

■構成を作る際のおおまかな流れ

わたしが構成を作るときはこんな流れで作業しています。

  1. 伝えるべきトピックをリストアップする
  2. グルーピングする・構造化する
  3. 伝えるべき順番に並べ替える
  4. 見直しする

この行程をやり終えるのにかかるのはせいぜい10分程度。

でもその前に、頭の中で考えている時間がけっこうあるのではないかなぁと思っています。

■事前に脳内で構成について考えていること

歩いているとき、お風呂に入っているときなど。いつも仕事のことを考えているわけではないですが。。

わたしはだらだらしたりぼーっとしたりする時間がないと生きていけないタイプなのですが、脳をリラックスさせることで、かえって脳の働きが良くなっているんじゃないか、という気がしています。

話は逸れましたが、わたしが実際に構成をGoogleドキュメントに打ち込む前に、頭の中で繰り広げているものを、言語化してみますね。

まずお題(多くの場合は「キーワード」)が決まったら、すぐにどんな記事がいいかを考え始めます。

キーワードはクライアントに打診されることもあれば、わたしから提案することもあります。

自分から提案したネタの場合は、提案する時点でもう、どういう記事になるのかはイメージできていることが多いです。

自分で思いつくネタというのは「こういう記事があればいいのになぁ!」からスタートしているからですね。

そうやって思いついてから、そういう記事を欲してそうな人が、どんなキーワードで検索するのかを想像して、提案する、みたいな感じ。

クライアントから打診された場合は先にキーワードがあって、それからどんな記事にするかを考えなければなりません。

キーワードによってはすぐ、どういう人がこのキーワードで検索して、どんな情報がほしいというのがイメージできます(自分にとって身近なテーマとかなら)。

でもイメージしづらいときは、サジェストを見たり、関連キーワードを調べたりします。

ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))無料で使えるキーワードリサーチツール。一瞬でキーワードリサーチに必要な情報を収集してくれる、コンテンツ制作者のためのツール

こういうのを見ると、イメージはしやすいですよね。

あとSEOライティングだと上位10ページを読んで参考にするとかよく言われますね。

わたしも、ざーっと見ます。

ただ、こういうこと書くと、上位サイトの内容をパクっちゃう人とかいるからなー。

どうしても似た内容になってしまうことはあるけど、パクるのは絶対だめ。

人の記事に引っ張られているようでは半人前以下です。

自分の頭とうまく切り離せない人は、むしろ見ずに書いて、書きあげてから上位ページを確認して、それで少し調整する、ぐらいがいいかも。

さて、記事の方向性が見えたあとは、構成をすぐには作りません。

ネタによっては構成まで一気に見えるのでそういうときはメモしておきますが。

そうでない場合はしばらく寝かしておきます。

すると、ぼーっとしているときに頭の中で、というか空想の中ですでに自分が書いた記事があるので、それを読んでる自分をイメージしていることが多いです。

で、「なんでこのことが書いてないの?」「いきなりこの説明をされても…先にこの話に触れておかないと意味不明」などと感じる不満を、なんとなく頭に漂わせておく感じ。

で、それが何度も何度も頭の中で浮かんでは消え、浮かんでは消え。

それから、構成を作りたい気分のときに、パソコンに向かって、Googleドキュメントを開き、前述の行程へと進みます。

※構成を作りたい気分が全然こないときもありますが「ヤバイ、そろそろ納期ヤバイ」ってなれば嫌でもパソコンに向かいます(笑)

セミナーなどで「構成に一番時間をかけている」と言っているのは、この「頭の中でふわふわ考えている期間」が長いということですね。

【1】伝えるべきトピックをリストアップする

いよいよ実際の作業ですが、まずは、その記事で伝えるべきトピックをリストアップするところから始まります。

この時点では構成というほどのものではなく、とにかく伝えたいトピック。

料理であれば、「材料」「手順」「コツ・ポイント」みたいな。

LINEモバイルの申込方法であれば「申込手順」のほか「料金について」「解約について」「使ってみた感想」「LINEモバイルとは?」などのトピックが考えられますね。

ざっくりとしたトピックだけでなくても「これは書いておかなきゃ」と思うものはなんでもリストアップしましょう。

【2】グルーピングする・構造化する

リストアップしたトピックを、「これとこれは同じグループ」とまとめていきます(グルーピング)。

たとえば「料金について」「初期費用」「月額料金」「解約金」の4つはお金に関するグループ、みたいにまとめる。

で、構造化していきます。

「初期費用」と「月額料金」は、「料金について」の中にあるトピックだな、とか。

でも「解約金」のことは、料金のところに書くより解約のトピックに入れたほうが分かりやすいな。などと考えながら、構造を最適化していきます。

ちなみにこの構造化はそのままh2やh3といった見出しに変換していくことになります。

【3】伝えるべき順番に並べ替える

必要なトピックが出そろってグルーピングと構造化も済んだら、いよいよ順番を決めていきます。

わたしはここが一番迷う。

LINEモバイルの申込方法であれば、さっさと申込方法について書いて、そのあとに注意点を書くのか、それとも先に「LINEモバイルとは?」っていう基本情報を書いて、次に注意点を書いてから申込手順のほうがスムーズなのか?

などと迷うわけですね。

まあネタによってはある程度パターン化されているものもありますが、わたしは「ほかの人がこの順番だから」とか「上位ページがこの順番にしているから」という理由で順番を決めることはありません。

構成には根拠が必要だと思っているので、しっかり自分で説明できるような根拠をもって、構成を考えています。

LINEモバイルの例でいうと、5年前であれば「LINEモバイルとは→簡単な感想→注意点→料金→申込方法→解約方法」みたいにした気がします。

でも今なら「LINEモバイルとは(料金についても)→申込方法+注意点→解約方法→感想」みたいにするかなー?

2014年とかだとまだ「格安SIM」って身近じゃなかったから、対象読者もアーリーアダプターと呼ばれるような人でした。

比較的ITリテラシーが高い層。そして、格安SIMがまだ普及していないからこそ、基本的な部分の説明をしっかりしないといけない。

でも今はかなり普及してきて、対象読者の幅もぐっと広がった一方で、ITリテラシーの低い人も多く、順序だてて、丁寧に説明する必要があります。

かといって本題に入るまでが長いと離脱してしまう。

あと、リテラシーが高い人の場合はすぐ「F+Ctrl」でほしい情報をパッととっていってくれるので、彼らに対してはそんなに親切にしなくて大丈夫です。

でも「F+Ctrl」しない人にとっては前置きが長いとほんと地獄なので、気を付けましょう。

なんてことを考えて、書く順番を決めます。

言い訳ですけど、LINEモバイルの例は今ざっと考えただけなので、構成としては全然参考にしないでください;

【4】見直しする

さて、構成が決まった!と思ったらもういっちょ、見直しが必要です。

「やっぱりこのトピックは要らないな」とトピックの足し引きをしたり、

「このトピックはこっちの見出しに含めたほうが分かりやすいか」「順番はやっぱりこっち」と移動させたり。

あと、「ここにこういう画像を入れたいなぁ」「ここは図解にしようかな」なんていうのも構成の段階で考えてメモしておきますね。

■まとめ

わたしは構成を作る作業自体は10分ほどですが、頭の中でこねくり回している時間は長いです。

ただ、構成を作るのに慣れていない人は、いくら事前にイメージを膨らませていたとしても、パソコンの前でウンウンうなって時間をかけて構成を作ることになるでしょう。

はじめは時間がかかってしまうのは仕方ないです。

次第に早くなりますから、急いだり雑にしたりせず、丁寧な仕事をしましょうね。

そういえば途中、根拠の話をしましたが、これは文章自体にも言えることです。

構成も文章も、なんとなくでやらないで「ここはこういう理由でこうしてます」っていう根拠をもって、決めましょう(自戒を込めて)。