生理中の最適な過ごし方とオススメ生理用品まとめ(アラフォーになってようやくたどりついた・・・)

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快適な暮らし

10代のころは、生理痛と出血量が本当にひどくて、「大人になったら手術で卵巣とってやる!!」と本気で思っていました。

そこまで思う人はさすがに少ないのかもしれませんが、月経について、煩わしく思っている人は多いのではないでしょうか。

わたしは、20年以上のあいだ月経と付き合ってきたわけですが、それなりに対処法をマスターして、最近はかなり楽に過ごせるようになりました。

その知見を自分だけにとどめておくのはもったいないので、わたしの現在の、「最適な生理中の過ごし方」と「オススメ生理用品」を紹介したいと思います。

月経で苦しむ必要は、ない!!

まず声を大にして言いたいのは、月経で苦しむ必要はない、ということ。

どうしても苦痛を感じることはあるかもしれませんが、「こういうものだから仕方ない」と諦めなくていいんです。

割り切ることで楽になる部分ももちろんありますが、自分のために「割り切る」ことと、自分をないがしろにする「諦め」は、区別したいものです。

月経に関する苦しみはいろいろありますよね。
出血することで貧血になってしんどい、月経痛がしんどい、ナプキンが肌に合わなくてかゆい、頻繁にトイレに行かなければならず休憩時間がほかのことに使えない、経血が漏れてしまったら服やシーツを洗濯するのが大変、経血が漏れるんじゃないかと怖くて眠りが浅くなる、生理がこなければそれはそれで不安になる・・・などなど。

月経困難症、PMS(月経前症候群)、月経過多、など月経に関する疾患はいろいろありますが、いずれにせよ、あきらめずに快適さを追求していいんじゃないでしょうか。

わたしは、中学生のころはナプキン(特に多い夜用)が1時間もたないほど大量出血したり、そのせいでまともに授業に出られなかったり、貧血で寝込んだりとさんざんな経験も多々していますが、今はまったくそんな困難はありません。

ここからは、具体的に、わたしがやっていることを紹介します。

生理を少しでも楽にするための過ごし方

まずは、生理期間を楽にするために実践していることです。

低用量ピルを服用する

いきなり力技って感じですが、わたしは低用量ピルを服用しています。

低用量ピル

生理不順で月経困難症で月経過多、しかも多嚢胞性卵巣症候群だったわたしにとっては、本当になくてはならないものです。

わたしの場合、こんなメリットがありました。

  • 定期的に生理がくる(生理周期は40日前後、不定期だった)
  • 出血量がかなり少なくなる(夜用でも間に合わないぐらい大量出血していた)
  • 生理期間が短くなる(10日間だったのが4日間に)
  • 生理痛も少しマシになる
  • 予定に合わせて多少ずらしたりもできる
ちなみに出血量は、もともとは昼でも「特に多い日の夜用」を使っていたぐらいでしたが、今は20cm前後のナプキンで過ごせるようになり、夜は伝い漏れ対策のためにお尻までナプキンを使うことはあっても、ナプキンの吸水量がオーバーすることはまずなくなりました。

それから、ピルを飲むと28日周期になるけど、薬の飲み方で生理のタイミングをずらすことも可能です。旅行とか大事な仕事とかの日を避けることもできる(やり方は婦人科できちんと教えてもらってくださいね)。

わたしは前述のとおり婦人科系疾患もあるので、保険適用の「あすか(ルナベルのジェネリック)」を服用しています。

でも、保険がきくというだけでバカ高い値段設定がされているので、実費としては保険適用外のピルと変わらないと思われます。

だいたい、1シート2,000~3,000円ぐらい。1か月分。

ピルも合う・合わないがけっこうあるみたいなので、興味がある方は自分に合うピルを探してみてください。

かかりつけの婦人科をもつ

生理痛がひどい、出血量が多いなどの場合、婦人科系の疾患があるかもしれません。

その確認のためにも、婦人科には定期的に通うべきです。

わたしはピルをもらうために3か月ごとに受診しているのと、1年に1回は婦人科検診を受けています。

ピルの処方だけであれば最近はオンラインで診察してくれるクリニックもあるみたいですが、定期検診は内診や血液検査も必要になるので、オンラインでは難しいですね。

若い人だと婦人科に行かなかったりするみたいですが、なるべく早いうちから、かかりつけの婦人科はもっておいたほうが良いでしょう。

たっぷり寝る・昼寝する・ゴロゴロする

生理期間(前後含む)のしんどいあいだは、意識的に寝る時間を増やします。

昔は月経過多のせいで不眠気味でしたが、最近は漏れる心配もなくよく眠れています。

それでも頭がぼーっとしたりお腹や腰が痛かったりするので、長めに寝るとか昼寝するとかが多いです。

睡眠をとるわけでなくても、ただゴロゴロするのも良いです。

とにかく、自分を甘やかす。がんばらない。

なるべくがんばらず、やりたいことだけを、やる。

家事・仕事は本当の最低限にする

というわけで、家事や仕事も最低限にしています。

がんばればいつも通りのパフォーマンスは発揮できますけど、その結果あとでしんどくなったり、イライラしたりしてしまうので。

イライラしたりくよくよしたりするのは、周り(家族や同僚)にも迷惑かけますからね。

わたしも昔は「こんなに無理してがんばってるのに!!」という怒り方をしていましたが、無理してがんばった挙句に周りに迷惑をかけるというのは意味不明ですからね。

素直に、しんどいから休みますと言えるほうが絶対に良いです。

鎮痛剤をすぐ服用する

鎮痛剤

鎮痛剤は、痛みを感じたときにすぐ飲むことで効果があります。

それに、痛いのを我慢する意味もわからないし。

鎮痛剤は、用法・用量を守って使う分には問題ないどころかQOLを上げるための必須アイテムだと思いますので、正しく使ってまいりましょう。

鎮痛剤は、有効成分の種類がいろいろありますから、自分に合ったものを使うと良いですね。

わたしはイブが普通に効くので安上がりです。

温かい飲み物を取り揃えておく

体が冷えていると不調が出やすいので、温かい飲み物を飲むことも多いです。

生理中にわざわざ買いに行かなくて済むように、いろいろ常備しておくと良いです。

コーヒー、ココア、紅茶、ハーブティ、しょうがくず湯、などなど。

しんどいときはしょうがをすりおろすのもしんどかったりするので、お湯を注ぐだけの商品をストックしておくのがオススメです。

貼るカイロを使う

貼るカイロ

体を温めるために欠かせないのは、貼るカイロです。

わたしはミニサイズを下腹部に1枚貼るだけですが、腰がつらい人は腰に貼っても良いですよね。

ミニカイロのほか、わたしは靴用カイロも常備しています。
この冬は使う機会はありませんでしたが・・・。

冬に長時間屋外で過ごす際には欠かせません。
子どものサッカーの試合とか、そういうとき。

腹巻き・毛糸のパンツなどを活用する、レッグウォーマーも

防寒具

腹巻きや、いわゆる「毛糸のパンツ」などもあったほうがいいですね。

とはいえわたしは最近はほとんど使わなくなったのですが。

生理痛が特にしんどいときに使う程度。

わたしは足元を温めるのが好きなので、レッグウォーマーはフル活用しています。
生理中だけでなく冬のあいだは、ほとんど毎日使っている。

ダウンのレッグウォーマーが暖かくて好き。

良い生理用品を使う

最後は、「良い生理用品を使う」!

これ、ほんとに大事。

生理用品って、わたしが子どものころに習ったのはケミカルナプキンだけで、親もナプキンしか使っていなかったし、タンポンすらよくわからない状態でした。

でも実は、いろんな選択肢があるんですよね。

ケミカルナプキンでも商品によって使い心地やサイズ展開は全然違うし。

自分にとって合う生理用品を追求することは、生理を楽にするためには欠かせない要素です。

というわけで、次の項目からはオススメの生理用品について詳しく紹介します。

オススメの生理用品

わたしが現在使っているオススメの生理用品と、過去に使ったことのある生理用品の感想を紹介します。

生理用吸水ショーツ

コンフィッツの吸水ショーツ

今年(2021年)に入ってから使い始めたのですが、とても良い!

吸水ショーツとは、いわゆる「サニタリーショーツ」ではなく、ショーツ自体が経血を吸ってくれる、ナプキン要らずの生理用ショーツなんです。

現在、海外・国外さまざまなメーカーからさまざまな商品が販売されています。

わたしはConfits(コンフィッツ)というブランドの吸水ショーツを使っています。
決め手は安さでしたが、メーカーのWebサイトなども見ながら、下着メーカーとしての歴史があり、企業としての姿勢も好感が持てると思ったので選びました。

吸水ショーツは、ナプキンやタンポンを使わないことで、生理用品を交換したり処分したりする手間を省けるという魅力があります。

ただ、わたしは、経血のついた下着を長時間履くことにやや抵抗があるので、これ単体では使っていません。

でも、生理の始まりや終わりの時期であれば、この吸水ショーツのみで十分対応可能です。

がっつり出血しているあいだは、後述するシンクロフィットを併用するのが良いと思います。

吸水ショーツは、主なメーカーを比較してみたので気になる方はこちらのツイートの画像も参考にどうぞ。

わたしが使っているのは、コンフィッツというブランドの「レギュラー」タイプです。

あ、吸水ショーツというぐらいなので、洗濯後はなかなか乾きません!笑

しかも、どのメーカーもたいていは「乾燥機不可」。

わたしは、30分だけ乾燥機にかけてから干しています。
朝8時ぐらいに干せたら、除湿機使用で夜には乾いているので、2枚あれば大丈夫。

でも、生理中はそんなテキパキ洗濯できないし、もう1枚買い足そうかな、と思案中です。

シンクロフィット

シンクロフィットのパッケージ

シンクロフィットは、革命的な商品です!!

「おまたに挟んで使う」という、ものすごくシンプルな商品なのに、これまでなかったんですよね・・・。

ナプキンでは伝い漏れが心配だけど、タンポンを入れたときの感触も苦手。そんな人には特におすすめです。

スキンケアとかに使うコットンのような材質です。ていうかほぼコットンです。

が、体にフィットする絶妙な形状はシンクロフィットならでは。

シンクロフィット本体

トイレに行くたびに交換することになりますが、本体も包装紙もトイレに流せるんです!!

サニタリーボックスよ、さようなら(サニタリーボックスについては後述)。

ただ、経血量が少ないときは、肌に貼りついてしまってコットンの繊維が肌に残るので不快感があります。

だから、生理の始まりと終わりのときは、シンクロフィットは使わずに吸水ショーツだけで過ごすのが、快適かつ経済的ですね。

がっつり出血しているあいだは、吸水ショーツとシンクロフィットのみで十分対応できます。

ピルとか飲んでなくてけっこう出血量が多い人でも大丈夫なんじゃないかな。

はじめはナプキンも併用しつつ、どれぐらい吸水してくれるか試してみてほしいです。

肌に優しい系のナプキン・おりものシート

吸水ショーツとシンクロフィットのおかげでナプキンを使うことはほぼなくなったわけですが、一応、まだ家にはあります。

吸水ショーツの洗濯が間に合わないときとか、なにかしら、多少はストックがあったほうが安心ですしね。

わたしは、ずっと「ソフィはだおもい」を愛用してきました。
敏感肌なので、肌に優しい系じゃないとかゆくてたまらない。

ソフィはだおもいの「極うすスリム」が出てからは、ずっと極うすスリム。
ピルを飲んでいると出血量は少ないので、極うすスリムの21cm羽なしだけを使っていました。

寝るときは、普通に21cmを使って、伝い漏れ対策のためにもう1枚、お尻側にも使う、という感じ。
わざわざ夜用を買うほどでもないというか。

あと、はだおもいが手に入らないときは、「エリス素肌のきもち超スリム20.5cm羽なし」を使うことも。
こちらもオススメ。

結局、現在はナプキンの出番はほとんどなくて、生理のはじめと終わりに、あれば便利かも、ぐらいなので、「それならおりものシートorパンティライナーでいいのでは?」と考えています。

今あるナプキンのストックがなくなれば、おりものシートをストックしておこうかな、と。

追記:おりものシートもストックしました↓

サニタリーボックスは使い捨てる

トイレ内に置いておく「サニタリーボックス」、邪魔じゃないですか?

掃除するときも移動させるのが面倒だし、ボックス自体も汚れたり、ニオイがついたりしますよね。

感覚過敏のせいもあるかもしれませんが、あのニオイがとにかく苦手です。

そのため、この数年は紙袋をサニタリーボックスとして使っています。

小ぶりの紙袋の中に、ナプキンのストック数枚、シンクロフィット数個、それからごみ用の袋を入れて、洗濯ばさみでとめておく。

ごみ用の袋は、これを使っています。

ごみ袋としてはべらぼうに高額ですが、1か月に1~2枚しか使わないものですし、とにかくニオイが出なくて素晴らしいので、強くオススメしたい。

紙袋は、こんなの。

生理期間が終わったら、余っている生理用品と洗濯ばさみを回収して、あとは紙袋ごと捨てる。すっきり!!

これまでに使った生理用品の感想

最後に、今は使っていないけれどこれまでに使った生理用品について、感想を置いておきます。

といっても布ナプキンとタンポンだけですが。
月経カップは未経験です。こわい。

タンポン

タンポンは、苦手です。

入れるのも怖いし、入っているときの違和感がどうしても慣れない。

だからポジティブな感想が書けない。ごめんなさい。

布ナプキン

布ナプキンは、20代のころ、おそらく10年近く使っていました。

今ほど肌に優しい紙ナプキンがなかったころに、肌のかぶれをどうにかしたくて使用開始。

子宮を温めるだの月経コントロールだの、布ナプキンと併せて語られがちですが、そのへんはよくわかりません。

わたしが感じたメリットとしては、とにかく肌が荒れない!
それから、紙ナプキン特有のニオイがしないのも良かった。

布ナプキンだとニオイがあまり気にならないです。

あと、サニタリーボックスを置かなくて良いことや、ゴミが出ないのでエコロジーな気分になれる。

一方でデメリットは、洗うのが面倒くさい・外出時に使用済みの布ナプキンを持ち運ぶのはなんとも言えない気分、といったところでしょうか。

わたしは子どもも布おむつで育てたぐらいなので洗う手間は意外と平気でしたが、それでも、忙しいときは面倒です、普通に。

外出時は紙ナプキンを使うなど工夫次第で布ナプ生活も悪くありませんが、今は良い生理用品がいろいろあるので、徐々に紙ナプキンに戻った次第です。

でも、肌ざわりの良さは本当に素晴らしいので、1人暮らしになることがあれば、また使うかも。

家族がいると、漬けおきしている容器をどこに置くかとか、けっこう神経使っちゃうのでね。

漬けおき中の布ナプキン、男性が見たら卒倒しちゃうぐらいおぞましいですもんね(漬ける前にちゃんと予洗いしればいいんですけど。できないときもありますからね・・・)。

ちなみに吸水ショーツも、シンクロフィットを併用しない場合はがっつり経血がつくので、入浴時に予洗いするとかの対策が必要だと思われます。

まとめ

生理用品のことや生理中の過ごし方についてまとめてみました。

また今後も変わることがあるかもしれないし、良い商品やアイデアを見つけたときは、随時更新したいと思います。