膀胱炎(急性膀胱炎)になりました。
そんなことブログで書くか?と自分でも思わなくはないですが、なんせ人に言いづらいタイプの病気で情報も少ないため、書き残しておくことで誰かの役に立つのではないか&自分が3回目の膀胱炎に罹ったときに役立つのではないかと思い、書くことにしました。
市販薬はどうか、病院に行くべきか、なども含め、記録しておきます。
【1日目】2022年8月24日夜、突然の膀胱炎
発症は突然でした。「なんかトイレが近いかも?」と思った数時間後、突然の激痛です。
いわゆる「ツーンとする痛み」、排尿痛です。
膀胱炎といえば排尿痛、頻尿、血尿などが主な症状ですが、24日夜の時点で排尿痛と頻尿が出現。
時計を見ると午後9時過ぎ。近所のドラッグストアは営業終了しています……。
どうしようどうしようと思っているあいだにもトイレに行きたくなるし、排尿痛は回を重ねるごとにひどくなり「ツーン」どころか「ギュウゥゥゥゥーーー!!」と、ものすごく痛くて涙が出るほどにまで悪化。
多分、救急にかかるほどではないと思うし(この時点で膀胱炎を舐めていたわたし)、深夜まで営業しているドラッグストアまで行くのは無理だし(痛いのとPTSDの影響で怖いのと)、今日はとりあえず早く寝て、明朝に病院行くなり市販薬を買いに行くなりしようと思いました。
でも、とにかく排尿痛が痛いのと、それ以外のときでも下腹部が痛くてとても寝れないので、イブプロフェンを服用(解熱鎮痛剤は、わたしは基本イブプロフェンを愛用している)。
ところが、イブプロフェンが効かない!!
結局、トイレに行く→寝る→数十分後に痛みと尿意で起きる→トイレに行く・・・を朝まで繰り返しました。まあまあ地獄のような夜を過ごしました。
なお、途中から血がポツポツ出るようになり、血尿に移行しました。実は初めての血尿です。便器内も汚れるし、非常に不愉快ですね、血尿って。
【2日目】8月25日 市販薬で様子を見る
そして朝イチでドラッグストアへ。病院ではなく市販薬で対処してみることにしたのです。
夜寝れないあいだ、ネットでいろいろ調べて、軽症なら自然に治まることもあるし、市販薬で治まることもあると書いてあったし、実際、数年前に初めて膀胱炎になったときには薬すら飲まず、数日で自然治癒したんですよね。
前回よりは痛みがひどいけど、とりあえず市販薬で様子を見てみようと思って。そもそも、泌尿器科って行ったことないし、どこがいいのか調べるのも大変だし。
ちなみに市販薬は、生薬由来の薬と漢方薬が主流で(両者の違いはよくわからない)、わたしはとりあえず、一番安いのを買いました。
成分もいろいろあるみたいだけど、どれが合うとかよくわからないし、それなら安いのをまず試して、ダメなら別のを試せばいいかなって。
「腎仙散(じんせんさん)」というのを買いました。
個包装のパッケージ、おしゃれでしょう?配慮が行き届いていますね。これなら外でも飲みやすい。美容サプリメントみたい。
膀胱炎はとにかく水分をしっかり摂って、尿とともに菌を押し流すことが重要だそうなので、意識的に水分もしっかり摂りました。
腎仙散は食間に飲む薬なので、「朝食の2時間後」「昼食の2時間後」「夕食の2時間後」に飲みました。
この日は、とくに症状変わらず。一番つらいのはやはり排尿痛で、我慢強いわたしが泣いちゃうほどの痛みでした。
また、夕方には吐き気やめまいなどの症状がありました。ただ、わたしは昨年からPTSDの影響で自律神経失調症の症状がたまに出るので、それなのか、膀胱炎のせいなのか、よくわかりませんでした。が、頓服(抗不安薬)を飲むと落ち着いたので、自律神経系の症状だったみたいです。ちょうど、事件のことを思い出す出来事もあったので。もう、踏んだり蹴ったり。
【3日目】8月26日 症状が治まってくる
徐々に、症状が治まってきました。夜も、まあまあ眠れました。トイレに起きたのは2回。
この日はカウンセリングの日でもあったんですが、カウンセリング中にトイレに行くようなこともなく。
意識的に水分は摂りながら、薬もきっちり飲みながら過ごしました。
排尿痛・頻尿・血尿がある以外は特にしんどいわけではないので、運動もいつも通り行っています(ダイエット中でして、毎日1時間程度フィットボクシングをしています)。
【4日目】8月27日 夜、今度は陣痛のような痛みが・・・
4日目も症状はだいぶ治まり「まあ念のため、今日の分はしっかり服薬しておこう」ぐらいの意識で過ごしていました。
が、夕食後ぐらいから、いきなり体調不良に。
吐き気やめまいといった自律神経系の症状っぽくもあったのですが、なにより、腰と下腹部がめちゃくちゃ痛い!!
めっちゃきつい生理痛みたいな。ていうか陣痛みたいな!!
膀胱炎は体が冷えるのも良くないそうなので、冬に使っている「ゆたぽん」と「あずきのチカラ」を出してきて、下腹部と腰に当てて過ごしました。
ピル飲み忘れて生理くるんかな?とか考えたけど、飲み忘れてないし、謎に痛いし・・・。
さすがにお風呂には入れず。イブプロフェンを切らしていた&この前効かなかったから不信感あったので、今回はカロナールを服用して就寝しました。
ロキソニンと迷ったけど、腎仙散も飲んでるし、自己判断で薬を飲む場合はカロナール(アセトアミノフェン)が一番安全かなと思って。解熱鎮痛剤に、地味にこだわりがあるわたし。
カロナールは効いてくれたけど、体が冷えたら怖いと思って冷房をつけずにお腹と腰を温めて寝ていたので非常に寝苦しく、汗びっしょり。
「お風呂入ってない上にこんなに汗かいたら、明日絶対にシーツの洗濯したい。うう、、しんどいのに、、これは踏んだり蹴ったりというよりも踏まれたり蹴られたり。。。」なんてことを考えながら朝を迎えました。
【5日目】8月28日 病院に行きたいけど、今日は日曜!
朝には、少し痛みが落ち着いて、「痛い < お風呂入りたい」状態だったのでシャワーを浴び、それからのそりのそりと、シーツの洗濯もしました。
けど、そうして動いているとまた症状が悪化してきて、ぐったり。
あまりにも陣痛ライクな痛みなので「膀胱炎の菌が子宮にも入ったのでは?」と思っていたのですが、調べてみると、菌が腎臓のほうにまでまわってしまう「腎盂腎炎(じんうじんえん)」という病気があるらしい。
症状を見てみても、めっちゃこれっぽい。しかも入院治療するとか、悪化したら命にかかわるとか書いてある。怖すぎ。。
とはいえ、症状のいくつかには当てはまるものの、そんな深刻な事態でもないような。でも、病院が開いてるなら行きたい。そんな感じ。
でもあいにくこの日は日曜日……。日曜でも開いている泌尿器科は無いものかと調べてみるといくつか出てきたけれど、それらは「メンズクリニック」。あ、そうですか・・・。
かといって紹介状もないのに総合病院に行くとか、救急にかかるとか、そんなレベルでもないかなと。救急って、泌尿器科じゃないお医者さんに当たる可能性も高いし、薬も1日分しか出してくれないし、それだと結局明日また別の病院に行かなきゃいけないし、ていうかこのコロナ感染者大爆発で、できるだけ総合病院とか内科とか救急とか行きたくないし。
などと、ネットを調べながら考えているうちに、朝飲んだカロナールがまた効いてきて、痛みは落ち着きました。
「カロナールが効くなら、今日はカロナールで痛みを抑えて、明日病院にいこう」と結論が出せました。
ここからは、病院調べ。
最近、別の病院で嫌な思いをしたこともあって、慎重に調べます。Google Mapの口コミ、クリニックの口コミはサクラとか悪質業者によるマイナスレビューみたいなのが多くて信用なりませんが、そのあたりも加味して、ほんとうの口コミを探し回ります。
そして良さそうなクリニックに月曜朝イチの予約を入れました。
この日は、フィットボクシングはできませんでした。いや、したんですけど、もうへろへろで力が入らず、途中でギブアップ。ていうか体調不良のときに、激しい運動をしたらだめですね。
膀胱炎の症状は、泣くほどの痛みは消失したものの、地味に継続。「ツーン」ぐらいの痛さです。血尿は治まったようでした。
【6日目】8月29日 病院へ!(はじめから病院に行けばよかった!)
9時少し前に病院に到着!カロナールで痛みは抑えているものの、動くと痛い&寒いと痛いので、ゆたぽんを携えて行きました。
ゆたぽんを携えて外出したのは人生初です。もう10年ぐらい愛用してると思うけど。
病院に着いたあとは、受付~問診票~尿検査~診察と非常にスムーズでした。
泌尿器科って、そもそもそんなに混まないよね。
で、やはり、膀胱炎でした。腎盂腎炎については、「多分、腎臓のほうまで菌が入ってるのかも」みたいな感じでした。(尿検査だけではわからないし、エコーでも特に問題はなかった)
治療については抗生物質を服用するのが基本だけど、点滴をするほうが治りが早いけどどうするかと聞かれたので、食い気味で「それがいい!」と言った気がします。
このあと会社に行かないと・・・とかじゃないので、時間ならあるので、迷わず点滴です。
自分の血管の細さでこれまで多くの看護師さんに迷惑をかけたと思いますが、そんなこと構わず、点滴を選びました。
看護師さんが何度も丁寧に確認してくれて、無事血管に針が入り、点滴を完了することができました。
で、ここからさらに1週間、抗生物質を飲むことになります。でも看護師さんもお医者さんも受付の方もみんな感じが良くて、それだけで気持ちが軽く、体まで軽くなる思いがしました。
膀胱炎はまだ1ミリも治ってないけど。
フィットボクシングもできそうかもと思ったけど、昨日はそれですぐに「やっぱり無理」ってなったので、今日は安静に過ごすことにしました。ただ連続記録が途絶えるのは嫌なので、デイリーの最短10分のプログラムを、座っておこないました。座っていると全然パンチできないので、ハンドベルの要領でやってみたところ、悪くなかったです。手首をひねるだけでコントローラーを反応させることもできるけど、手首をひねるの、意外と疲れるんですよね。それなら肩から腕を動かすハンドベルスタイルのほうが負担が少ないし、運動量もそのほうが増えると思いました。
この日もカロナールは飲んでたけど、夜はカロナールなしでも過ごせました。さっそく抗生剤が効いているのでしょうか。
【7日目】8月30日 ほとんど治ったみたい
カロナールなしでも痛みは気にならなくなりましたが、昨日昼寝をしすぎたみたいで、夜全然寝れず・・・。
フィットボクシングは今日も10分だけですが、立って行いました。1時間はとてもできそうになかったけど(だって寝不足だから)、10分間だけはしっかり動けました。
抗生物質は1日1回だけなので楽です。
ダイエットで栄養不足にならないようサプリメントも飲んでいるし、「運動前のBCAA」やら「運動後のプロテイン」やらいろいろ忙しいので、腎仙散みたいに1日3回しかも食間、カロナールは4~6時間空けて、とか、地味に大変でした。
2~3日前にはあれほど陣痛レベルの痛みに苦しんでいたのに、打って変わって今日はだいぶ、日常に戻ったような1日が過ごせました。
【8日目~12日目】8月31日~9月4日 治ったみたい♪
点滴が効果てきめんだったのでしょう。ほんとに、何事もなかったかのように症状が消えました。
薬を飲み忘れそうになるぐらい。忘れたら厄介なので、毎日決まった時間に通知が来るようにタスクを作って対処しました。
抗生剤って、最後まで飲み切るのが大事だと言われていますよね。症状がおさまっても、菌はまだ残っていたりするので、完全に菌をやっつけるまで飲まないといけない。
すっかり元通りの生活になり、あとは病院でもう一度検査をして、菌がいなくなっているかを確認してもらうだけとなりました。
【13日目】9月5日 治りました♪
病院に行って、尿検査をした結果、治っていることが確認できました。わーい!
あの苦しさを思い出すごとに、治った喜びがこみ上げてきます。
なお、感染した菌の種類によっては抗生剤が効かないこともあるそうで、その場合に備えて詳しい検査もしてあったのですが、先生曰く「素直なタイプの菌」だったらしく、抗生剤がしっかり効いてくれたようです。
膀胱炎って、仕事が忙しいとかでトイレを我慢する女性がなるイメージがあり、わたしがどうして膀胱炎になるんやと思いましたが、わたしは水分が足りていなかったみたいです。
水分が足りないからトイレの回数が減り、膀胱炎になるんですね。勉強になりました。この前、別件で受けた血液検査でも、水分が足りてないって言われたし。
ダイエット中は栄養も不足しがちだからサプリメントで補ったりするけど、食事量が減った分、水分量も減るんでしょうね。意識的に摂ってるつもりでもまだ足りなかったみたいなので、気をつけないと。
結論:膀胱炎だと思ったら、すぐ病院に行ったほうがいい
はじめて膀胱炎になったときにごく軽症で済んだこともあり、今回も「とりあえず市販薬で様子を見よう」と判断したわけですが・・・。
そうこうしているうちにも炎症は広がっていくのだから、さっさと病院に行って、点滴と服薬でガッと治したほうがいいと思いました。
連休中など病院が開いていないときの苦肉の策として市販薬と鎮痛剤でごまかすのは仕方ありませんが、そうじゃないならさっさと病院に行くべき。
あともうひとつ、「カロナールがあってよかった!」というのも知見として強調しておきたい。膀胱炎って急になるから、今回みたいに夜に発症した場合はすぐに病院には行けないし、ひと晩痛みと戦わなくちゃいけない。これも、やばいと思ったらさっさとカロナールで痛みを抑えて、しっかり睡眠をとって体力温存を心がけたほうがいいと思いました。
たいてい、イブプロフェン・カロナール(市販薬だとタイレノール)・ロキソニンは常備してあるのですが、今後も切らさないよう努めます。
御所西ひらはらクリニックがおすすめです!!
今回わたしが受診したのは、「御所西ひらはらクリニック」という泌尿器科です。
昨年できたばかりのクリニックなんですが、Web予約ができるっていう時点でかなりポイント高い。公式サイトもわかりやすいし。
地下鉄の丸太町駅からもすぐで通いやすい。
そして何より、ドクターも看護師さんも、受付の方も、みんな感じがいいんです!
愛想が良いというのに加えて、テキパキしていて説明もわかりやすい。
クリニックによっては真逆なことも多々ありますから、こういうクリニックを見つけるとうれしくなっちゃいますね。
このクリニックが美容クリニックだったらめっちゃ通うのに・・・。
残念ながら泌尿器科はしばらく縁がないだろうし(無いほうがいいに決まっている)、せめて、ほかの人にぜひ行ってもらいたくて、ここに書いておきました。
もし泌尿器科に行く機会があれば(無いほうがいいですけどもしあれば)、ぜひ御所西ひらはらクリニックに行ってみてください。