続・生ごみコンポストの実験。超ミニサイズでキエーロ式コンポスト

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ガーデニング

長年気になっていた「生ごみコンポスト」について勉強・実践を始めた去年。

はじめはとにかくいろんな本やWebサイトで勉強しまくり、次にペットボトルを使った実験をしました。今回はついに、実用に近いものを実験いたしました。

これまでのブログはこちら。

生ごみコンポストを調べまくったのでレポート。実践に向けての計画。

生ごみコンポストの基材比較実験・黒土と腐葉土、米ぬかの有無

今回実験したのは、もっともシンプルで簡単で実用的な、「キエーロ」タイプの生ごみコンポストです。

キエーロとは、大きな箱にたっぷりの土を入れ、そこに生ごみを埋めていくだけというシンプルな生ごみコンポストで、ニオイの問題も起こりにくく、堆肥化したり熟成させたりみたいな手間もないのが魅力です。

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用意するもの

以下のものを用意しました。

  • フタ付き収納ボックス(ダイソー300円商品)
  • 古土
  • スコップ
  • 生ごみを溜めておく容器

スコップや生ごみ用の容器は家にあるものでよくて、土も、ガーデニングの古土を使うことにしました。

ちょうど夏野菜を撤収したところだったので、古土はたくさんありました。

今回わざわざ購入したのは「フタ付き収納ボックス」だけ。

上部に持ち手用の穴が開いているので、満杯までは土が入れられませんが、それでも15リットルぐらいは入るかと思います。

で、多分、一人暮らしとか生ごみが少ない家庭であれば、この大きさがあれば普通に使えると思います。

うちでも、分解の早い夏ならこのサイズでいけるかも。寒くなってくると厳しいです。

キエーロ実験の様子

まずは、容器にたっぷりと土を入れます。

溜めておいた生ごみを、土の中に埋めます。

生ごみの表面に土が付着するように、全体をスコップで混ぜます。

表面に乾いた土をかぶせます。


表面に生ごみが出ていたり、表面の土が濡れていたりすると、ニオイや虫の原因になるので、乾いた土をしっかりかぶせてください。

フタをしておきます。

生ごみは小さく刻むのが基本ですが、実験なので、まあまあ大きな野菜も入れてみました。

何かが芽吹きました。

芽吹いたとしても、それをまた混ぜてしまえばいいし、抜いてもいいし。

ただ、キャベツの芯はけっこうしつこく残るし、実験期間中には入れなかったけど、カボチャの種もけっこう発芽しがちらしいです。

それでも、涼しい時期(10月)でも1週間から10日間ぐらいでほとんどのごみが分解されていました。

そうそう、米ぬかを混ぜたりもしてみましたが、どれぐらい効果があったのかはよくわかりません。

土が乾燥しているときは、水を加えたりもしました。

キエーロ実験の結果と感想、今後について

キエーロ実験は、とても楽しかったです。
生ごみが消えてるのが面白い。

実験を開始したのが10月に入ってからだったため、分解には少し時間がかかっていたようですが、虫やニオイの問題には悩まされませんでした。

虫やニオイの問題は、夏になってみないとわからないですね。

フタについてですが、本当に必要なのかな?という気がしています。

オーソドックスなキエーロだと透明なフタを、隙間をあけてかぶせます。

これは、空気と日光を取り込みつつ、動物が生ごみを漁らないようにするためだったり、雨で土が濡れないようにするため。

でも、我が家の場合、動物が生ごみを漁ることはないと思うんですよね。
サルとか鹿が出るような場所でもないし……お隣さんの猫ちゃんが来るかもしれないか。じゃあやっぱりフタは必要か。

雨に関しても、屋根がある場所に置いているので濡れる心配はないかなと思うんですが、やっぱり、今書きながら、お隣さんの猫ちゃんがいることを思い出したので、フタはつけようと思います。

今回使用した容器だと、3人家族には小さいです。
気が向いたときだけ使う、とかならいいんですけど、日常的に使うとなると、ちょっと足りない。

容器についてはいろいろ考えましたが、あんまり大げさな装置を導入するのもなー賃貸だしなーって感じだし、お金もかかるし、市販のキエーロはまあまあ値段がするわりに見た目もおしゃれじゃないし。

なので、とりあえず、家にある深型プランターを使ってみようと考えています。

雨の心配はそんなに無いので、動物がこないようにだけ、フタの形状を考えて設置してみます。

また設備が完成したら、ブログに書きますね。

生ごみコンポストって手間が大変と思われるかもしれませんが、ゴミ箱に生ごみの腐敗臭が付着したり、ゴミの日までうっすらニオイがするとか、そういう悩みが解決するのはわたしにとっては素晴らしいこと。

ついでに環境にも良いことなので、いろいろ工夫しながら実践したいと思います。

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