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また水耕栽培ネタです。
今回はスポンジ培地について。
土耕栽培だと土が培地ということになりますが、水耕栽培の場合は肥料を溶かした培養液が培地となります。
が、水耕栽培でも土の代わりとなるような固形の培地を使うことがありまして、今回はスポンジを培地にする栽培方法を紹介します。
スポンジなど固形培地を使った水耕栽培は、短期間で収穫・撤収するベビーリーフなどの作物に向いています。
数か月にわたって長く栽培・収穫するような作物には向きません。
スポンジ培地水耕栽培で準備するもの
まずは以下のものを準備します。
- 食器用ネットスポンジ(かたい部分が無い柔らかいスポンジ)
- スポンジがおさまる深さがある容器
- スポンジ・容器にちょうどよいカゴ(なくてもいいかも)
- ベビーリーフなどの種
- 水耕栽培用の肥料
ネットスポンジはこんなの。
でも、黒はあまり使わないほうがいいかも。
光を吸収しちゃってる感がある。
明るい色のほうが、光を反射するから作物に当たる光量が増える気がします。
屋内栽培だと日照不足になりやすいので、少しでも光量を増やす選択をしたほうがいいです。
カゴは、セリアで売っている食洗機用小物カゴを使いました(分解して)。
容器は、余っていた容器のフタを使いましたが、たとえば豆腐が入っていた容器とか、そういうので十分です。
多分カゴはなくても大丈夫だし、スポンジは容器の大きさに合わせてカットできるので、容器はなんでもいい。
深さはスポンジの厚さ以上あればいい。
肥料は、わたしはこちらを使っています。
1000倍に薄めて使うのでめっちゃコスパいいです。
最小サイズの120g入りであれば価格も安い。
スポンジ培地水耕栽培のやり方
では、スポンジ培地水耕栽培を始めましょう。
【1】容器にスポンジを入れて水浸しにする
スポンジを指で押しながら水を染み込ませていきます。
【2】種をまく
「まく」と言っても、てきとうにまくのではなく、ひとつずつ置いていくほうがバランスがいいと思います。
ピンセットやつまようじを使うと位置調整がしやすい。
ちなみに、これはルッコラの種。
【3】トイレットペーパーをかぶせる(省略可)
水耕栽培では定番のやり方なんですが、水を多めに入れておけば表面が乾くまでに発芽するので、なくていいと思います。
見た目が良くないし。
なので、芽が出るまではスポンジが水に浸かるぐらい、多めに水を入れるのがオススメです。
【4】発芽したら培養液を入れる
水が減ってきたら、培養液を足しながら育てます。
あと、しっかり日光に当ててあげてください。
見づらいですが、成長してくると根っこがスポンジの下にも出てきます。
【6】およそ1か月で収穫
食べたいぐらいまで育ったら、ハサミでチョキンと切って収穫します。
このときは一気に収穫しましたが、間引きがてら少しずつ収穫してもいいです。
また、葉だけを少しずつ収穫していけば、数日後にはまた葉が伸びてくるので長く楽しめます(と言ってもせいぜい2か月程度かな?)。
短期間なら藻やカビ、病気の心配も無し
水耕栽培では、培養液に藻が生えないよう培地の遮光が大事なんですが、1か月程度で撤収する作物であれば藻の心配はほとんど要りません。
また、菌やウイルスが入ってカビたり病気になったりする確率も、かなり少ないと言えそう。
ベビーリーフは買うとけっこう高いけど、自宅で育てていれば必要な分だけちょこっと収穫ができるので便利です。
ベビーリーフとして売られている種でなくても、葉物野菜の種をてきとうにミックスしてもいいと思います。
ちなみに、日照不足だと徒長してヘロヘロの野菜ができあがってしまうので、なるべくしっかり日に当ててあげてください。
わたしも、今回撮影していたスポンジ栽培では梅雨に入ったこともあり完全な日照不足で、ヘロヘロだったので1か月で一気に収穫・撤収しちゃいました。
日光が不足する場合は電気スタンドを至近距離で1日数時間当てるだけでもけっこう違うので、心配な場合は試してみてください。