カウンセリングの話ばかりで恐縮です。
が、記憶が新鮮なうちに、いろいろ書き留めておきたくて。
というわけで今日は、カウンセリングを受けたことで変わったことと変わらなかったことについてです。
カウンセリングを受けた経緯などはこちら。
参考:35歳シングルマザーがうつ状態になって1か月のあいだ活動休止した話
カウンセリングに通っても性格は変わらない
カウンセリングに通うきっかけは人それぞれですが、なんにせよ「苦しいからどうにかしたい」「今のままじゃダメだ」みたいな気持ちがあるんじゃないでしょうか?
「自分のこの性格を変えられたらいいのに」という人も少なくないと思います。
が、「性格」って、簡単に変えられるものではないんですよね。
持って生まれた、根本的な性格というのは基本、一生変わらないんだと思いました。
それと、他人のことも変えられませんね。
じゃ、カウンセリングを受けることで何が変えられるのでしょうか?
変わるのは、「自分の扱い方」
わたしはカウンセリングを受けたことによって、「自分の扱い方」を習得したように思います。
- 自分がどんな性格なのかを把握する
- 自分がどういうときにどんな状態になるか把握する
- 自分がしんどくなったときの対処法を把握する
- 自分がいつも快適に過ごせる方法を把握する
こんな感じですかね。
だから基本的な性格は変えられなくても、「あ、またいつもも神経質っぷりを発揮してイライラしてるな。こういうときは単純作業に没頭すると落ち着くから気が済むまでツムツムをしよう」みたいな感じで、自分の行動を決められます。
自分の扱い方を知る前は、ただひたすらイライラして、「あの人が悪い!」と他人に腹を立て続けたり、「こんなことでイライラする自分が嫌い」と自己嫌悪に陥ったりしていました。
他人に腹を立てたところで他人を変えることはできないし、自己嫌悪に陥ったところで自分の性格も変えられないのに、そこばかり気にして苦しかったんですよね。
自分の扱い方がわかると、必要以上に他人に腹を立てたり、自己嫌悪に陥ったりといったことがほとんどなくなりました。
頭がぼわーんとしたら、深呼吸する、気分を変える努力をする
参考になるか分かりませんが、わたしが最近、自分をコントロールするために意識していることも紹介しておきます。
それは、「頭がぼわーんとしたら、深呼吸する。気分を変える努力をする」というものです。
まず、わたしがイライラしたり気分が落ち込んだりという、不安定な状態になるときって、必ず「頭がぼわーんとする」んですよね。
多分ですが、こういう「身体的な自覚症状」を目安にすると、分かりやすいんじゃないかな。
人によって、「胸が苦しくなる」とか「血の気が引いていく感じ」とか、それぞれ感覚は違いそう。
わたしの場合は「頭(特に側頭部と前頭部)が締め付けられるような、脳がフリーズしたような、ぼわーんとした感じ」が自覚症状です。
次に、とにかく深呼吸。
わたしは感情が不安定になるとき、カッカしやすいタイプで、脈が速くなる・呼吸が浅くなる、みたいな感じになります。
これを落ち着けるために深呼吸。
カッカしてるときはたいてい上手く深呼吸できないので、とにかく呼吸に集中して、深い呼吸ができるようになるまでがんばってみます。
(どうしても深い呼吸ができないときもありますが)
それから、気分を変える努力をします。
気分が変わるかどうかはそのとき次第なんですが、とにかく何か、気分が変わるようなことをする。
わたしの場合は「カフェラテを飲む」「蒸気でホットアイマスクをして床に仰向け・大の字で30分ぐらい寝る」「肩甲骨をほぐすストレッチをする」「無心でツムツムをする」などを試すことが多いです。
いろいろやっているうちに気分転換できたり感情が落ち着いてきたりすることが多いですが、それでもダメなら、もうふてくされて寝ます。
大事なのは、感情的になって誰かに連絡したり、不安定な状態で大事な決断をしたりしないこと。
自分が良くない状態のときはとにかく嵐が過ぎるのをじっと待つのがいいよねって思っています。
と、わたしもまだまだ修行中ですが、こんな感じで、自分をコントロールできるように意識して過ごしています。
まとめ
わたしはカウンセリングに通った結果、自分の扱い方がかなりうまくなったと思います。
というかそもそも、「自分を扱う」とか「自分をコントロールする」といった発想がなかったと言ってもいいぐらいでした。
「だって、自分は自分やん。」みたいな。
けど違うんですよね。
自分を客観視して、ちゃんと自分をしつけるような感覚は、生きていく上で不可欠です。
今でもやっぱり、感情的になってしまうことはあるし、自分を制御できなくなることはあります。
でも、それを自覚できるようにはなったし、「今、感情的になっている」と自覚できれば、気持ちを落ち着けやすくなるんです。
わたしはまだまだですが、自分の扱い方を極めていけばどんどん自分が快適になるし、自分が快適になればきっと、人間関係など周囲との関係も良くなっていきそう。
そして、そうやって自分の扱い方を学んでいくことが、「大人になる」ということなのではないかとも思います。