今年は、これまで生きてきて一番、しんどいことがありました。
でもそれは主観的なことであって、状況的には今までのほうがしんどい時期はたくさんあったんはずなんですよね。
どうして今年が一番しんどいのか?
それは、これまでは、しんどさにフタをして気づかないふりをしてきたから。
今年は、しんどさにちゃんと向き合った。そして、今まで溜め込んできたしんどさの数々とも向き合った。
そうせざるを得なくなるほど、しんどさが限界を超えてしまったのが、今年でした。
今年だけでも苦しい出来事はいろいろあったけど、調子を崩してしまった原因は、「これまでに溜めまくってきたしんどさが中で腐ってしまったから」だと思います。
フタを開けて、腐ったしんどさを全部吐き出していくと、体の中がきれいになって、心が軽くなっていくようでした。
しんどさをすべて出しきる
睡眠の質が低下する、まともに寝れない日が続く、被害妄想に陥りやすくなる、すぐに涙が出る、訳も分からず涙が出る・・・
といった状態が、半年以上続いて、わたしはカウンセリングに通うことにしました。
週に1回、いろんな話をしてきましたが、今思えばそれは、「フタをしている部分を探し当てて、しんどさを隠していたことを自覚して、フタをとって中をきれいにする作業」のようでした。
そもそも、しんどさにフタをしてしまっていることに自覚が無いから、どこにフタをしているのかもわからない状態なんですよね。
たとえば、親から虐待を受けた子どもは「悪いことをする自分が悪いんだ」と思い込んでしまうものですが、本当はそうじゃないですよね。
子どもが悪いことをしたからと言って、殴ったり暴言を吐いたりしていいわけないんだから。
けど、わたしにもそういう思い込みがたくさんあって。
カウンセリングでは、それらを一つひとつ探し当てて、正しく理解しなおして、それから正しく怒りの感情を持って、それを吐き出していく、みたいなことをしていきました。
「わたしが悪いことをしたから殴られても仕方ない」とか「母も大変だっただろうから殴られても仕方ない」とか、そんなわけないやん。
って、自覚するのが第一歩。
で、「そんなことをした親、ひどい!」とか「あのときのわたし、かわいそう」とか、正しい認識のもとに捉えなおして、その上で気持ちを整理していく。
一つひとつ思い出すのは本当に苦しいんだけど、一つひとつラクになっていくから、毎週続けられました。
しんどさへの対処法をマスターする
過去のしんどさと向き合って解放していくうちに、今後の対策についてもわかるようになってきました。
今後なにかしんどいことがあったとき、また「無意識にフタをしてしまう」ではダメですよね。
しんどいときにちゃんと「しんどい」と自覚して、その場で解消すれば、フタをして中で腐ってしまうことはありません。
だからある意味、以前よりも怒りやすくなった気もします。
失礼なことを言う人にははっきりと「それ失礼ですよ」と言えるようになってきたし、へらへら笑ってごまかすことは減ってきました。
何かの本で読んだけど、怒りの感情って、放っておくと腐って厄介なものに変わるけど、その場ですぐ表現すればさらっとした怒りで済むから、怒りの感情は溜めないほうがいい、みたいな。
本当に、そうです。
その場でパッと言えば済む話を、言わずに心の中でぐちゃぐちゃ溜めるから心もダメージを受けるし、そのあいだずっとしんどい気持ちをもってしまうし。
よくないですよね。
その場ですぐ相手に指摘する対処法以外にも、「とにかくほかのことで気を紛らせて気持ちを落ち着けてから、冷静に相手への対処法を考える」といったこともできるようになりました。
↓気を紛らわせるために作ったリストの話
幸せになると決意する
長年フタをしたままで中で腐りきっていたしんどさを出し切り、新たなしんどさを溜め込まないようにしていくと、自然と「わたしは幸せになる」と思えるようになりました。
もちろん今までも、わたしは幸せになりたいと思っていましたが、一方で「わたしが幸せになれるわけがない」と思っていた部分もあったんです。
素直に幸せを追求できなかったというか、「自分なんかの幸せより、ほかの人の幸せのためにいろいろがんばらなくちゃ」みたいな感じだった。
それが、「わたしは幸せになる」「他人のために自分が犠牲になるようなことがあってはならない」と思えるようになってきたんですよね。
大げさな言い方になりますが、わたしにとってそれは「決意」でした。
「こんな調子で今後の人生も自分を犠牲にし続けてぐずぐず生きるのは嫌だ!わたしは幸せになるんだ!!」と。
決意するとリアルに人生が変わる
見た目も状況もなんにも変わらないけど、心持ちはこの4か月ほどで大きく変わりました。
すると、なんと、リアルに人生が変わってきたのです。
「他人を変えることはできないけど自分は変えられる」とよく言いますしたしかにそれはそうですが、
「わたしが変わると他人も変わる」というのを、最近何度も実感しています。
たとえばこのエピソード。
もう何年も通っているエステ。の、お姉さん。42歳で脱サラして未経験でエステ業界に飛び込み、その後独立したらしい。いつもいろんな話で楽しませてもらってるし施術の腕も抜群なんだけど、本当にすごい人だ。わたしもこんなふうに自分の人生を楽しめる大人になるんだ。
— なつみと🍎Webライター・講師 (@NatsumiToshi) December 13, 2019
3年ぐらい前から通っていて、施術中はたいていいろんな楽しい話をしているんですが、これまで、お姉さんがこの仕事を始めた経緯なんて、聞いたことがなかったんです。
でも直近の数回では毎回「わたしもこのお姉さんみたいな生き方がしたいな!」と思える話を聞いています。
「そんな素敵な話、もっと早くに知りたかった!」とも思うんですが、きっと、たとえば3年前のわたしが同じ話を聞いていても、とくに胸に響くようなことはなかったはず。
「すごい~」とは思っただろうけど。
そもそも、本当に心身ともにくたくたのときには雑談もそこそこにぐーすか寝てるだけのときもあるし。
エステのお姉さんは一貫してずっと素敵な方なんだけど、わたしの心持ちが変わったことで自然と話の内容も変わって、今のわたしに必要な話が聞けたんだろうな。
ほかにも、わたしの心持ちが変わってから他者との関係が変わったり、他者に対する印象が変わったりすることが立て続けにあり、「きっとこれは、わたしが幸せになろうとしているからなんだな」と思っています。
幸せとか大げさな話っぽいけど、本当に大事な話。
これまでおざなりにしてきた分、これからはもっとたくさん、幸せになることについて考えていきたいです。