べき論との付き合い方

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2017年11月22日 22:27

クラウドソーシングを使っている人の中には、
「クラウドソーシングを使うならこうすべき」とか
「こういう日とは失敗するからこうすべき」とか
そういうことをSNSやブログで発信する人もいます。

(わたしもその1人です)

「クラウドソーシング」以外のテーマでもありますよね。
ライターとは。ブログとは。などなど。

わたしはブログ論やミニサイト論なんかもよく見かけるわけですが、とくに影響を受けやすい「べき論」とでも名付けておきたい強い主張に関しては、本当に気をつけないとと思っています。

べき論を真に受けない、鵜呑みにしないというのはもちろんなんですが、それだけでなく、

「発言者がどういうスタンスで言っているのか」

を、ちゃんと各自が考えないといけないなぁと。

冒頭のクラウドソーシング論の話に戻すと、たとえばこんなスタンスがあります。

  • 現状のクラウドソーシング業界でうまく立ち回る方法を発信したい
  • こうすればクラウドソーシングがもっと良くなるという改善案を発信したい
  • クラウドソーシングの運営寄りのスタンス
  • クラウドソーシングのユーザー寄りのスタンス
  • ランサーズ寄りorクラウドワークス寄り
  • 本業レベルで稼ぎたいor家計の足し程度に稼ぎたい
  • プロジェクト派orコンペ派
  • ライター、デザイナーなど職種による違いも

などなど、その人がどういう立場で、どういう考え方で、どういうスタンスで発信しているのか、ちゃんと考えましょう。

そうすると、「まともに聞く必要の無い意見」が判別しやすくなります。

自分とスタンスが違いすぎる人の意見は、参考程度に聞くことはあっても、がっつり受け止める必要はありませんよね。

また、明確なスタンスがあるわけではなく「ただ文句言いたいだけの人」もわかれば、無視できます。

同じようにクラウドソーシングの在り方に苦言を呈している人でも、

クラウドソーシングに発展してほしいと思っていて、具体的な改善策を提示していたり、自分にできる範囲のことをやろうとしている人

ただ苦言を呈してるだけの人

どちらがいいかは一目瞭然ですよね。

文句いいたいだけの人の話なんて聞かなくていいと思ってます。

それから、スタンスを知った上で発言内容を見ると、安易に敵を作ることがありません。

「わたしはこの人の意見には賛同できないな」と思うと即、敵認定しちゃう人がいるんですが、あれってもったいないし、浅はかだな、と思ってしまうんですよね・・・

意見が違っても、相手がどういうスタンスで発言しているのかがわかれば、腹も立たないしもしかしたら仲間かもしれないのに。

Twitterでクラウドソーシングについての発言が多い人でも、とっとこさんとかRYOTAさんとか、わたしと違う意見のこともあるけど、基本的には2人とも「ランサーズに感謝していて、もっとよくなってほしいと思っている」というスタンスはわたしと同じなんです。

わたしと違うように見える意見も、微妙なスタンスの違いから来るものだから、それぞれの立場を考えれば納得できることが多い。

「こうすべき」みたいな強い主張に飲み込まれてはいけないし、自分の頭でちゃんと考えないといけないことばかりだから、クラウドソーシングの話に限らず、べき論を目にしたときには気をつけてほしいなと思います。