わたしは昔から、なぜか恋愛経験豊富っぽく思われてきたのですが、とんでもないです。
21歳で出産して以降はほとんど育児と仕事ばかりだったし、その間に2回離婚してるけど、逆に言えばそれ以外の人と付き合ったこともないってことでして。
最近ふと、「もしかして、わたしは恋愛がド下手なんじゃないか」と思ったんですよね。
すると、これまでのいろんなことが、「あ~だからうまくいかなかったのか~」と合点がいきました。
男と女は全然違うと、最近気づいた
わたしは、男だろうが女だろうが同じ人間だ、という思い込みをしていました。
そもそも人間は男と女に二分できるものじゃないもん。さまざまな性があって、グレーゾーンというか、曖昧な性を持っている人だっているわけで。
だから、「性差はあれど、同じ人間なんだから分かり合えるに決まってる」と思っていた。
けどその考え方って実は、乱暴すぎるのではないか。
男は男だし、女は女だし、ゲイはゲイだし・・・みたいにそれぞれの性の、それぞれの特徴はある。
「それぞれ別の種族だから考え方も全然違う」ぐらいに考えたほうが平和だし、事実そうなのだと思います。
性別による違いというのは、生物学的なものだけじゃなく、社会的、心理学的などなんかいろいろな観点からあるんでしょうが。
難しいことはわからないけど、とにかく、さまざまな面で、性別による差は確実に存在していて、それを無視していると、恋愛にも支障をきたすことに気づきました。
「男も同じ人間でしょ」が招く悲劇
わたしは「男も同じ人間だ」と思い込んでいたから、うまくいかないことが多かったです。
これは多くの女性に当てはまることかもしれませんが、
「わたしがやってあげたことに気づいてるはずなのにお礼を言ってくれないのは、わたしのことを大事に思ってないってことだわ、大事な人ならいつも見てるしすぐに気づくし気づいたらすぐお礼を言うはずだもの!!」
みたいなこと、ありません?
で、本当に気づいていなかったと言われたら言われたで、「こんな簡単なことを気づかないなんてこの人、バカなの?」とか思ってた。
・・・バカはわたしでした。
男性って、本当に気づいていないんですよね。
あと、きめ細やかに気づくかどうかと、愛情があるかどうかはまったく別問題なんですよね。
女性と男性では物事の見方・見え方も違うから、女性から見て「バカなの?」と思ってしまうのと同じぐらい、男性から「女ってバカだなー」と思われてるかもしれません。
けど、お互いをバカと思う関係なんて嫌なので、違いを理解した上で、お互いを尊重できる関係を築けるのがいいですよね。
仕事の関わりと恋愛はまったく違う
わたしが「男だって同じ人間だ」「男にはわからないとかそんなの言い訳だ」とか思っていたのは、周りの男性に恵まれていたからです。
だって、仕事とかで関わる男性って、みんなしっかりしてたもん!
だからわたしは「世の中には素敵な男性がたくさんいるのに、付き合う相手はなぜかおバカばっかり・・・」と思っていたこともありました。
でも、そうじゃないんですよ。
どれだけ「この人なら大丈夫そう」と思っても、仕事の関係と恋愛とはまったく変わるんですよ。
仕事ならそもそもそこまで深く関わらないし。
わたし側の問題も大きいです。
これも、共感してくれる女性が多いと思いますが、恋愛関係になると、つい「オカン」になってしまうんですよ。
あれこれ世話を焼こうと思ってるわけじゃないけど、いろいろ気付くもんだから、いろいろ気を遣って手出ししてしまう。
これ、絶対によくないんですよね・・・。
恋愛テクニックを馬鹿にしていたのも間違い
わたしの間違いはまだあります。
世の中にはいろんな恋愛テクニックがありますが、これらを、わたしは「小手先のテクニック」として馬鹿にしていました。
けど、そういう恋愛テクニックが書かれている本とか改めて読んでみると、実はすっごくまともなことが書かれているんですよ。
わたしは昔、蝶々さんとかの本も読んでたけど、恋愛に使うのではなく「キャバクラのお客さん」に対して使うだけでした・・・。
まあほかの仕事でも、男性のお客さんに使ってたわ。
「男を都合よく使うためのテクニック」だと捉えてたから当然そうなりますよね・・・。
たしかに恋愛指南本の中にはそういうスタンスのものもあるけど、いろいろ読んでみると、実はだいたい、もっとまとも。
「男女の違いを理解した上で、自分も相手も幸せになるために女性が気を付けるべきこと」が書かれているんです。
たとえば男性に何かしてもらうのが悪いと思って遠慮してしまう女性がいますが、素直に甘えてやってもらうほうが、男性は貢献感が持てて幸せなんですって。
けど恋愛下手な女性はだいたい「自分でできるから大丈夫!」とか言って断るんですよね。で、男性は貢献感がもてなくて自信をなくしてしまうと。
オススメの恋愛本
改めて恋愛系の本を読んでみようかという人のためにオススメを紹介しておきますね。
ただ、こういう本って、書かれている内容は少なくとも20年ほど前からぜんぜん変わってないです。笑
わたしが中高生のときから、基本的に考え方や書かれいることは一緒。
「メール」が「LINE」に変わったぐらい。
だから、家に眠ってる本とかあれば、それを読み返すだけで十分かもしれません。
ちなみにわたしが最近読んで一番えぐられたのが「魔法のメス力」です。
「おクズ様」とか「ど本命クラッシャー」とか独自の用語が出てきて少しクセはありますが、痛快で、痛快すぎてたまにあちこちにぶっ刺さる、そんな本でした。
あと、「ものすごい愛」さんのエッセイもよかったです。
一番胸に染みたのがここ。
バッドエンドにならないように、「察して欲しい」という傲慢な気持ちを捨て、正だろうが負だろうが感情を全て自己申告し、相手の言葉は裏を読まずにそのまま受け取り、お互いの生活を尊重し、自分の価値観を押し付けず、なにかあったら抱きしめ、なにもなくても抱きしめ、肩の力を抜いて生活してきた。
恋愛うんぬんじゃなく、自分に自信がないような人も読むといいです。
(そうです、少し前までのわたしがまさしくそうでした)
まとめ
恋愛に限らず人間関係って難しい。
人間関係って双方が適切な努力を続けなければいけないけど、恋愛って特に、仕事や友達関係とはまた全然違う。
そういうことを意識した上で恋愛系の本を読むと新たな発見がたくさんありました。
わたしも人生まだまだこれからなので、死ぬまでにもう少し、恋愛上手できれいなお姉さんを目指して精進します。