初めて「自分の分だけ」の家事をしてみたら楽すぎて泣きたくなったので家事について改めて考えてみた

スポンサーリンク
ひとりごと

周りを見ていると、令和になってもやっぱり、妻が家事を担っている家庭が多いなぁと思わざるを得ないわけですが、

「名もなき家事」の存在を想像することすらできずに少し分担しただけで家事やってるつもりになっている男性とか、
「自分だって1人暮らしのときは普通に家事してたから、やろうと思えば自分でもできる」と信じ込んでいる男性とか、

そんな人と結婚してしまった人は大変だなぁ、と、他人事ですが、悲しい気持ちになります。

と、いきなり男性に喧嘩を売りかねない書き出しになってしまいましたが、そんなことが言いたいわけではありません。
まあ、家事を甘く見てる人には(性別問わず)読んでほしいですけど。

言いたいのは、「最近、改めて家事について考えてみたよ」ってことだけです。

「1人分の家事」が泣きたいぐらいラクだと知りました

わたしは中学生の息子と2人暮らしです。

ただこの夏休み、息子がサマーキャンプで4日間不在だったんで、そのあいだ1人暮らしみたいな感じになったんですね。

その4日間は猛暑続きだったので最低限の外出しかせず大半を家の中で過ごしたんですが、家事が本当に楽でした!!

1人分の洗濯をして、1人分のごはんを作って、1人分の食器を洗って。

1人しか家にいないから床もそんなに汚れないし、洗面所をびちゃびちゃにする人もいないし、汚れを放置する人もいないし。

「なんだこれ、人生が楽勝すぎる・・・!」
と、変なテンションになるほどでした。

だって、こんなに「自分の分だけの家事」がラクだと知らなかったんです・・・。

ずっと2人分以上の家事をしていたわたし

わたしは20歳で結婚しているので、そこから夫の分の家事もするようになり、息子が生まれたらそれが3人分になりました。

息子が3歳のときに離婚したのでそこから2人分の家事になり、その後再婚してまた3人分の家事になりました。

再婚後は夫も家事分担をしてくれていたのでまだマシだったかもしれませんが、それでも在宅フリーランスのわたしのほうが圧倒的にやることが多く、どれだけ収入が上がっても出張が増えてもその割合が変わることはなく、しんどかったです。

今思えば、ちゃんと話し合えばよかったんですけど。

で、また離婚して今は息子と自分の2人分の家事をする日々です。

もっと昔、自分が中学生ぐらいからも家事はまあまあやっていて、母と妹の3人分。

だから、「1人分の家事をする生活」って、経験してないんですよね。

あ、大学生のときは1人暮らしを2年間していたんですが、正直ロクに家事をしていなかったので・・・
食事はほとんど外食かコンビニ、掃除は気が向いたとき、洗濯は数日分溜めてからやるので結局けっこう大変、みたいな感じでした。

だから、「普通に快適に暮らせるレベルを維持するための家事」という意味では、本当に今回が初めて、「自分の分だけ」やったことになります。

家事が苦痛で仕方なかったわたし

家事が大嫌いでした。

いや、「丁寧な暮らし」には憧れるし、家事それぞれの作業については好きなものもあります。

けど、家事って、楽しいものも嫌いなものも、機嫌がいいときも悪いときも、体調がいいときも悪いときも、関係なく降りかかってきますよね。

それに家族がいると家族のスケジュールに合わせてやらなきゃいけない。
家族が帰ってくる時間に合わせてごはんを用意するとか、そういうの。

で、「普通に快適に暮らせるレベルを維持するための家事」が、重労働すぎる。

なんでみんなできるんだって思うけど、結局「みんな」なんて幻想で、雑誌とかに出てる一部のスーパーウーマン以外は、みんな疲弊しまくっている。

わたしの場合、仕事は「自分が好きで得意なこと」ができているのに、家事はいつまで経っても「自分が嫌いで苦手なこと」までやらなきゃいけない。

おかしいですよね。

けど今回「自分の分だけの家事」をやってみて、その楽勝さに驚き、「これなら全然、一生やってもいい」と思えました。

問題は家事そのものではなく、「人の分まで家事をやること」だったわけです。

人の分まで家事をするなら使えるモノ全部使おう

家事をメインで担当している人の中には、「2人分なんてラクでしょ、うちなんて5人家族なんですけど!」みたいな人もいることでしょう。

でも「わたしのほうが大変」「いや、わたしだって!」とか言ってても非生産的なので、生産的な話をしましょう。

不幸自慢ではなく、みんなで幸せになる方法を考えましょう。

わたしが家事について思うのは、ざっくりこんな感じです。

  • 大人は自分のことは自分でする
  • 子どもは発達段階に合わせてできることをする
  • 数人分まとめたほうが効率的な家事は便利家電を導入
  • 家事は細分化して個人でできることは個人でやる
  • やりたくない家事はやらずに済む方法を考える

「細分化」というのは、たとえば食後の片づけだって、「食べ終わった食器は各自がさげて、魚の骨などの生ごみは生ごみ用の袋に入れ、食器を食洗機に入れる」というのは個人でできますよね。

食洗機内で食器の入れ方を調整したり、洗剤を入れてスタート押したり、きれいになった食器を片づけたりするのは誰かが代表してやればいい。

それから、「やりたくない家事はやらずに済む方法を考える」というのも重要だと思います。

たとえば、水回りの掃除はわたしも大嫌いなんですが、家事代行に頼めばいいじゃないですか。
こまめに頼むのは費用的にも・・・っていう場合は1シーズンに1回でも。

あと、片付けが嫌いならモノ自体を減らせばいいし。
掃除が嫌ならルンバにやってもらえばいいし。

嫌な家事をやっている時間を、自分の好きなことをする時間に充てられたら、気持ちの余裕がめっちゃ出てくると思います。

家事って、手間暇かけてやるのがエライみたいな価値観もあるけれど、そんなもん、やりたい人だけやればいいでしょ?

働いていようが子だくさんだろうが、家事をするのが好きな人は手間暇かければいい。
逆に、働いていなくても家事をやりたくないなら、そして家計的に大丈夫なら、家事は外注すればいい。

そう思いませんか??

まとめ:家事は、人の分までやるからしんどい。

結局、1人分の家事って、たいした負担じゃないんですよ。

料理が面倒なら買ってきたらいいし、1人だと掃除や洗濯の頻度は少なくていいし、少ない頻度の家事なら外注してもそんなにお金かからないし。

でも、家族の分までやると急に、重労働になる。
料理が面倒だから買ってこようにもめっちゃお金かかるし、掃除や洗濯の外注もめっちゃお金かかるし。

さらに親族やママ友、学校の先生など、関係者が増えるだけ、「普通はこれぐらいやるでしょ」とか「子どもがかわいそう」とか言ってくる人が現れる確率も上がるわけで。

(自分がやるわけじゃないのに口だしてくる人、本当にうざいですよね。無視しましょうね!!)

今までも「人数が少ないほうが家事はラク」ってことぐらい知ってたけど、実際に「自分の分だけ」やってみると、その楽勝さに驚くばかりでした。

家族の中で家事をメインに担当している人は、もっとラクできる方法を一緒に模索していきましょう。

家事を家族に負担してもらっている人は、それが当たり前と思わず、大人なら自分のことぐらい自分でやり、それをやってほしいならその対価は払ってください。

よろしくお願いいたします。

あ、アイキャッチ画像にしたのは、1人ごはんの写真。
カット野菜のサラダに、キッチンばさみでカットしたサラダチキンを乗せて、もみのりをかけたもの。
みそ汁は液みそと乾燥みそ汁の素。