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土を使わないため室内でも気軽に取り組みやすい「水耕栽培」。
ペットボトルなどあるものを活用するお手軽なものから、専用のマシンを使うもの大掛かりなものまで、やり方はさまざまです。
わたし自身は、大掛かりな装置は使わず、「お金はかけず、手軽に小ぢんまりと野菜を育てる方向性」で水耕栽培を楽しんでいます。
このページでは、これからお手軽水耕栽培に挑戦したい人に向けて、水耕栽培に必要なアイテムを紹介します。
「最低限必要なもの」と「あると便利なもの」に分けて紹介していきますね。
買い物メモ用に、先に一覧だけ載せておきます。詳細は後述。
★は必須アイテム。
- ★水耕栽培肥料
- ★作物の種
- ★食器用ネットスポンジ
- ★バーミキュライト
- ★容器(はじめはペットボトルがおすすめ!)
- ★カッターナイフ
- ★アルミホイル
- プラスチックカップ
- アルミシート
- ピンセット
- マスキングテープ
- プラダンorスチレンボード
- アルミテープ
- すきまテープ
- 容器(育苗用)
- 容器(定植用)
- 容器(屋外用)
- 培養液用タンク
「容器」についてですが、まったくの初めてならまずはペットボトルでやってみて、もっと本格的にやりたいと思えば、いろいろ買い足していくと良いかな、と思います。
最低限必要なもの
絶対に必要なものはこちら。
肥料以外は、すべて100円ショップで入手可能です。
水耕栽培用肥料
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水耕栽培では、土の代わりに水を使いますが、ただの水では栄養が足りません。
また、土用の肥料でも必要な栄養が不足するので、水耕栽培に適した肥料を準備してください。
定番は「微粉ハイポネックス」「ハイポニカ」のふたつです。
微粉ハイポネックスのほうが、少量から買えるので初心者にはオススメです。
120gから1.5kgまで種類が豊富。
ハイポニカは2つの液を調合する必要があり面倒なのですが、ハイポニカを使っている人のほうが多い気がします。
何か人気の理由があるのでしょうが、わたしはまだ経験不足のようでわかりません。
作物の種
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種がなければ始まりませんね!笑
まずは葉物野菜がオススメです。
コマツナ、水菜、リーフレタスなどがやりやすいと思います。
食器用ネットスポンジ

苗を容器に固定する際に使います。
スポンジもいろんな種類がありますが、「食器用ネットスポンジ」が断然オススメ!!
それ以外のスポンジ(メラミンスポンジ含む)は固すぎて、扱いが難しいです。
少しでもきついと苗が枯れてしまう。
これを、切って使います。
バーミキュライト

種まきの培地として使います。
スポンジに種まきする方法もあるのですが、わたしは苦手で、バーミキュライトで発芽させた苗を、スポンジに定植するほうがやりやすいです。
バーミキュライトを、てきとうな容器に入れて使いますが、後述する「プラスチックカップ」があると便利です。
ペットボトル容器

容器は、まずはペットボトルを使うのが簡単で楽だと思います。
切って重ねるだけで使えるので。
ペットボトル容器の作り方はこちらに記載しています。
カッターナイフ
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容器を作る際に使います。
ペットボトル以外でも、とにかく「培養液を入れる容器」と「苗を固定できる場所」があればOKなので、100円ショップで買えるフタ付のケースなどを使って応用可能です。
(容器については後述)
文具用のカッターナイフがあればOKですが、ホットカッターナイフもあると、容器作りの幅が広がって楽しいです。![]()
アルミホイル
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遮光および反射板の目的で使います。
詳しくは、さきほどのペットボトル容器の作り方ページを見てください。
アルミホイルで遮光することで、培養液に藻が生えるのを防ぎます。
また、屋外栽培だと光量が不足しがちなんですが、アルミホイルで反射板を作って光量を増やすという使い方もできます。
あると便利なもの
ここからは、あると便利なものを紹介します。
こちらも、基本的には100円ショップで手に入るものばかりです。
プラスチックカップ
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種まきに使うプラスチックカップ。
バーミキュライトを入れる容器はなんでもいいんですが、透明のほうが根の様子がよく見えます。![]()
根の様子を見ながら移植のタイミングを探るわけです。
アルミシート
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キッチン収納に敷いたり、お風呂の保温をしたりといった用途で売られているアルミシート。
アルミホイルと同様「遮光」のために、容器に巻き付けたりして使います。
また、アルミホイルと違って保温効果があるので、夏や冬には重宝します。
ピンセット
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主に、種まきのときに使います。
なくても全然大丈夫ですけど。
マスキングテープ
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作物名や種まきの日付などをメモしておくために使います。
種まきをしたら、マステに作物名と日付を書いて、プラスチックカップに貼り付ける。
移植したら、マステを剥がして移植した容器に貼りかえる。
白じゃなくても、薄い色であればなんでもいいです。
プラダンorスチレンボード
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容器を自作するときに使います。
容器のフタ部分に使うだけなので、100均で売っているようなA3ぐらいのサイズで十分。
ホームセンターで売ってるようなめちゃくちゃ大きいものは不要です。
作り方は以下の記事で紹介しています。
アルミテープ
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アルミ製のテープも、アルミホイルやアルミシートのように遮光や反射板として使えます。
フタの部分に貼り付けることによって光量アップが期待できます。
すきまテープ
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前述の、プラダンやスチレンボードのフタにくっつけて使います。
幅や厚みはいくつか種類がありますが、一番ふつうのものを選んでください。
まあ、幅は切って調整ができるのでなんでも大丈夫ですが。
育苗用の容器
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作物を育てるときって、たくさん種まきして、間引きしながら強い苗を残していきますよね。
水耕栽培でも同様のやり方がオススメです。
わたしは、バーミキュライトで発芽させたあと、育苗用の容器で一定期間育てて、強く成長したものだけを定植する、という流れにしています。
育苗容器は株間せまくたくさん、定植容器は株間をしっかり開けて4~5株だけ植える、という使い分けです。
育苗に使っているのは、A5ぐらいのサイズ、深さ5cmほどの容器です。
半透明ですが、育苗期間ぐらいの短期間であれば藻が発生することは今のところないので、特に遮光はせずに使っています。
定植用の容器
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定植用の容器は、大きいものを使うのがオススメです。
といってもスペースの問題もありますので、わたしはB5ぐらいのサイズのものを使っています。
↑このように、わたしはホットナイフを使ってフタに穴を空けていますが、ホットナイフを使わない場合はどうすればよいのか?
その場合は、プラダンorスチレンボードをフタにしましょう。
プラダンorスチレンボードであれば、普通のカッターナイフで容易に加工できますから。
屋外用の容器
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屋外で水耕栽培をしたい場合は、屋外用の容器を準備してください。
屋外の場合は温度変化が激しいため、発泡スチロール製の容器は必須です。
ダイソーで売っている保冷ボックスはサイズもちょうどよく、加工しやすいのでオススメです。
↓この記事の後半で、屋外で育てる場合のボックスについて紹介しています。
ダイソーで150円で売っている保冷ボックスが、350ml缶が6つ入るサイズで、ここに4株植えるぐらいがいい感じです。
培養液用タンク
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水に肥料を混ぜた培養液は、随時補充しなければなりません。
夏は特に消費が激しいので、こまめに補充します。
そこで、あると便利なのが培養液用の大きなタンクです。
と言ってもわたしも大きなものは持っていません。
セリアで買った、1Lのタンクを使っています。
培養液の消費が激しい時期は1Lのタンクに何度も培養液を作ることになり、大変面倒です。
よく、酒飲みの人が買うめちゃくちゃ大きな焼酎のペットボトルとか、あれがあれば便利だろうなと思います。笑
4~5Lですよね、あれ。
プラスαのアイテム
ここまで紹介したアイテムがあればとりあえず水耕栽培は楽しめるのですが、あとはお好みで、これらのアイテムもあると良いかもしれません。
- 植物育成ライト
- 水耕栽培装置
植物育成ライト
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室内だと、どれだけ明るい場所に置いてもどうしても日照不足になります。
照度計で計ってみたので間違いありません。
屋外で直射日光が当たる場所だと10万ルクスとかになるのに、室内の窓辺だと数千ルクスです。
※植物にとって必要な照度を検討する際には「ワット」とか「ルーメン」ではなく「ルクス(照度を計る単位)」で考えます。
数千ルクスであっても葉物野菜だとわりと育つのですが、植物育成ライトがあると、室内でもたっぷりの光を与えることができます。
たとえばこんな。
ただ、紫に光るという、ものすごく妖しい感じになるのがなんとも・・・。
なので、効果は劣るかもしれないけど、見た目の良さを考えれるのであれば普通のLEDライトでも大丈夫です。
こういうのを棚に取り付けて使っている人が多いかも。
わたしも、太陽光が乏しい時期は窓辺に設置しました。![]()
これは117cmもあるので、出窓に置いている植物全体を照らすことができます。
あと、発芽~定植前の育苗期間であれば、電球も使えます。
水耕栽培装置
いっそ、水耕栽培装置を買ってしまうという方法もあります。
こういうのとか。
↑こういうのは、要は容器とLEDライトがはじめからセットになっているだけで、見た目を気にしなければ、この記事で紹介してきたアイテムを揃えていけば機能的には同じです。
ただ、見た目のスタイリッシュは、既製品のほうが圧倒的に上でしょうけどね。
あと、水耕栽培装置といえばこういう方向性もあります。
水耕栽培では、根っこが酸欠にならないようにすることも大切なんですが、そういう意味では、培養液に酸素を送ってやるシステムがあるとすごく強いです。
自作する場合は、金魚とかに使う「ブクブク」を代用する方法もあるみたいです。
やったことはありません。
でも、こういうブクブクやライトに課金すれば、収穫量は間違いなくアップするだろうな、とは思います
結局は、自分が水耕栽培に何を求めるか、という話になりますね。
手軽に手作り野菜を楽しみたいなら既製品のおしゃれな装置を使うのが良いでしょうし、お金はかけたくないけど手間はかかっていいというならわたしのように100均グッズをメインにやるのが良い。
試しにいろいろやってみて、自分が楽しめるやり方を見つけるのが一番ですね。
まとめ
水耕栽培と言っても、記事後半でだいぶアイテムの予算が上がってように、方向性はいろいろです。
とりあえず1,000円あれば水耕栽培は始められると思っているので、興味がある方はまずはペットボトル栽培を試してみて、そこから少しずつ買い足せば良いと思います。






