生ごみコンポストを無理なく続けるための最適な方法。2022年Ver.

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ガーデニング

前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいました。

今年に入ってからもいろいろ考えて試してきたのですが、ようやく、わたしなりの正解らしきものが見つかった気がするので、2022年Ver.として記録しておきます。今後、また変わるかもしれないけど。

2022年9月現在の生ごみコンポストシステム

現在わたしが実践しているシステムの紹介です。

生ごみは数日分を溜められるステンレス製キッチンポットへ

生ごみを庭に持っていくのは面倒なので、「その都度」ではなく「数日分まとめて」のスタイルに落ち着きました。

天気が悪い日もあるし、数日分まとめておけるのが便利です。

はじめは余っている保存容器などを使っていたのですが、現在は専用に購入した容器を使っています。

ステンレス製のキッチンポットです。

容量は3.1Lもあるので、我が家の場合だと1週間分ぐらいの生ごみを入れることができます。

蓋をしている限りは臭うこともなく快適に使えています。見た目もいいですよね。

一度、体調不良で「満杯になったけど庭に出るのがしんどい」というときがあったのですが、そのときは容器ごと冷凍庫に突っ込んでおきました。

生ごみは細かく砕いたりせずそのまま捨てる

生ゴミコンポストのやり方としては、「生ごみは細かく切る」のが基本です。1cm角未満とか。

でも、面倒くさいです。意識が高いときはそれも楽しいですが、意識が低いときだってあります。

フードプロセッサーやブンブンチョッパーなどを使って粉砕することも考えましたが、それも面倒くさいですよね。洗い物が増えるし。

なので、持続可能な方法を模索した結果、わたしは「ありのまま捨てる」ということにしました。

土を入れて混ぜているところ。バナナの皮とかピーマンのヘタとかそのまま入れている

剥いた皮、切り落としたヘタ、なんでも、そのまま。意識が高いときはもちろん刻んでもいいのですが、普段はそのまま。

生ごみが大きくても、いつかは分解されます。分解にかかる時間が変わるだけ。

分解に時間がかかっても大丈夫なシステムにすれば、生ごみを刻む必要はないかと思います。

コンポスターに入れない生ごみはこれ

玉ねぎの皮、かぼちゃの種、とうもろこしの芯、鶏肉の骨は、入れないことにしています。

いずれも分解にすごく時間がかかるので。かぼちゃの種はレンジで加熱してから入れてみたりしたけど、それでも発芽するよね。生命力強すぎ。

魚の骨は入れています。食べ残しや賞味期限切れの食材なども入れています。

食べ残しや加工食品などは塩分を含むので大量に入れるのは良くないと思いますが、少量なら問題ないとどこかで見たので。

あと、庭の作物の剪定した枝とか、花がらとか、そういうのも少量なら入れます。

ミルフィーユ方式で生ごみと土を交互に入れる

はじめは「キエーロ方式」で、たっぷりの土の中に生ごみを埋めていました。

が、これは大きな容器じゃないと厳しいんですよね。少なくとも、押入れ用の衣装ケースぐらいの容量が無いと。

で、大きな容器があったとしても、それなりの分解速度が無いと、すぐに埋める場所がなくなります。つまり、生ごみを細かく刻んでおかないといけない。面倒くさい。

というわけで、わたしは「ミルフィーユ方式」に変更しました。従来の、庭に埋めるタイプのコンポスターもこの方式です。

このように、生ごみを入れたら上から土をかぶせて、それを繰り返す。

満杯になったら2~3か月とか熟成させる(=放置する)(気が向いたときにかき混ぜたり適宜水を足したるすると尚良し)。

やっぱりこれが楽ですね。

生ごみを入れるとき、軽く土と混ぜておくと分解が早まると思います。

コンポスターの蓋は必要

いろんな容器を使ってみたんですが、やはり、蓋は必要だと思いました。

軒下に置いているので雨の問題はさほどないんですが、蓋の無い袋を使っていたとき、動物が漁った形跡がありました。

この袋↓

鳥かなぁと思うんですが、猫かもしれない。地域的に鹿でもおかしくないけどさすがに民家の庭にはこないかな?

こういう、蓋つきの容器を使うのが安心です。

また、こんなのも試しましたが、これでもよかったです。

これは深型のプランターを使っているので底に穴が開いていて通気性がいいです。支柱を2本使って猫よけマットを蓋として使っています。

スズメぐらいだと入ってしまうかもしれないけど、鳩とかカラスとか猫とかは入れません。

コンポスト容器は底に穴が無いプラスチック製にする

キエーロのように据え置き型であれば関係ないんですが、わたしのようにコンパクトな容器を使い容器ごと移動させたりする場合は、底に穴がない、プラスチック容器がいいと思います。

こういう、密閉できるゴミ箱とか。

わたしは、ダイソーのフタ付き収納ボックスを使うことにしました。

なぜなら、底に穴のあるプランターだったり、おそらくダンボールコンポストなんかでもそうじゃないかと思うんですが、あの、虫が、、、

容器の下に、虫がめっちゃ溜まるんです!!

わたしはこのPP収納ボックスの底に小さな空気穴をあけて使っていたんですが。

移動させようと持ち上げたら、下に大量の虫がいました・・・めっちゃキモかったです・・・。

虫が平気な方には関係ないんですけど、わたしは虫がどうしても無理です。

まあ、庭仕事しているとどうしても虫とは遭遇しますが、なるべく機会は減らしたいので、虫が好みそうなじめじめした環境を作らないほうがいいですね。

複数の容器をローテーションして使う

生ごみを大きいまま埋めると分解に時間がかかるので、長めに熟成期間をとらないといけません。

ので、わたしは複数の容器をローテーションして使うことにしました。

前述のフタ付き収納ボックスを4つ用意しまして、満タンになったら次の容器へ、と繰り返す。

1つの容器で3週間~1か月分のごみが入ります。4つ目の容器に到達するころには1つ目の容器の生ごみは分解完了しているから、その土を今度は4つ目の容器の生ごみにかぶせる用として使う。

土は、コンポストで循環させているほか、プランターで作物を育てたあとの古土、観葉植物を植え替えたあとの古土なども使います。

古土はリサイクルしてまた使っていますが、一部はコンポスターに使うこともあるし、コンポスターの土を一部取り分けて完全に熟成させればそれを堆肥として使うこともあるし、循環しているのが気分いいです。

容器についてはこれでも若干足りないかな、という感じはするんですが、かといって大きな容器を使うと移動も大変なので、小さい容器でちまちまやるのがわたしには合っていると思います。

家族に無理強いは良くないが自主的にやってくれるように

コンポスト生活は、家族みんなで取り組めるのが理想ですが、強要するものではありません。細かい分別ルールを強制して間違えたら怒る、みたいなのもいただけません。

なので当初はわたし一人で黙々と取り組んでいたのですが、キッチンポットの存在感がすごかったのか、興味を持ってくれて、今では家族も生ごみを入れてくれるようになりました。

一応、入れないことにしている食材はあるけど、もし入っていたとしても後から取り除けばいいし、細かくルールは作っていません。「これは入れていい?」と聞かれたら答える、っていうぐらい。

まあ、生ごみといえばほとんど調理中に出るものなので、家族が扱う生ごみってだいぶ少ないですけどね。それでも、分けてくれるとうれしいです。

まとめ

2022年は、この方式でコンポスト生活を楽しんでいます。猛暑や豪雨のときは庭に出るのが難しいですが、数日に1回はがんばって生ごみを埋めに行っています。

1週間に3リットルぐらいの生ごみですが、それだけ「燃やすごみ」として出すゴミの量を減らせているということですから、うれしいですね。

やり方はまた変わっていくかもしれませんが、当面はこのやり方を続けようと思います。