本記事は、noteで有料販売していた記事をブログに移植したものです。
2019年3月5日 11:00
わたしは「超実践セミナー」の主催をはじめ、講師としてセミナーに出ることが多いのですが、自分が参加者としてセミナーに行ったことはほとんどありません。
実は人見知りなので、セミナーとか行っても基本ぼっちです。。。
「ていうかそもそも、セミナーって何を持っていったらいいの?どうしたらこなれた雰囲気が出せるの?」
昔はそんなふうに思ってたわけですが、そうやって思っている人はほかにもたくさんいると思うので、これからセミナーデビューする人に向けて、ちょっと書いてみたいと思います。
※世の中にはさまざまなセミナーがありますが、ここではわたしがこれまでに登壇してきたような、「ライター向け」や「フリーランス向け」みたいなセミナー・交流会を想定して書きます。
■はじめに:不慣れでも恥ずかしくありません!
まず、「慣れてない感じなのが恥ずかしい」とか「マナーがよくわからないから間違えたらどうしよう」とか、そんな心配は不要です。
誰もがはじめは初心者ですよね。
それに、セミナー慣れしている人ほど、初心者には優しい。
へんにこなれた雰囲気を出すよりも、むしろ「こういうセミナーに来るのは初めてなんです」と言ってしまうほうがラクですよ。
まあそれでも、ある程度の知識があるほうが安心して楽しめるとは思うので、本題にうつりましょう。
■セミナー参加時の持ち物
「ワークショップ」や「講座」と呼ばれるようなイベントの場合は持ち物が記載されていると思いますが、セミナーや交流会といったイベントではわざわざ持ち物は書いてありません。
というか、「持って行かなければならないもの」はとくにありません。「あるといいかも」っていうだけで。
あるといいかなと思う持ち物は以下のとおり。
- 名刺
- 筆記用具
- ノートPC
- ネット環境
- モバイルバッテリー
- 質問
ひとつずつ説明しておきますね。
【名刺】
交流タイムがあったり、なくても休憩時間に近くの人と話す機会があったりするかもしれないので、名刺はあったほうがいいです。
ラクスルとかでさっと作ってしまえるので、名刺が無い人もこういう機会に作っておくといいですよ。
人見知りの人ほど、当日は緊張するので名刺があるほうが自己紹介がラクになります!
【筆記用具】
ペンとノートもあったほうがいいでしょうね。メモをとるために。
デジタル派の人はPCやスマホがあればいいと思いますが。
【ノートPC】
セミナーといっても、机がなくイスが並べられているだけの場合もあるので、PCを置くスペースがあるとは限りません。
ただ机が無くても、太ももの上に置いてタイピングはできます。
PCでメモを取りたい場合や、PDF配布されたスライド資料をPC画面で見たり、セミナーレポートブログを執筆しながら話を聞いたり、といった場合はノートPCがあると便利ですね。
(と言いつつ、わたしは話に集中したいので実はPCは持参しない派ですw
スマホでメモはする)
【ネット環境】
会場にWi-Fi環境があるとは限らないですし、Wi-Fi完備の会場でも、途切れたりして使い勝手が悪い場合があります。
自分で用意しておいたほうがいいでしょう。モバイルWi-Fiでもいいですが、普通にスマホのテザリング(インターネット共有)でいいかな、と思っています。
ノートPCを持参する場合はネット環境のことも考えておきましょう。
【モバイルバッテリー】
同じく、ノートPCを持参する場合には考えておきたいバッテリー問題。
セミナーのあいだ電池がもつのであれば不要ですが、電池の持ちが悪くなっているPCであれば、モバイルバッテリーもあったほうがいいです。
会場内にコンセントもあるでしょうが数に限りがありますし、期待しないほうがいいですね。
【質問】
モノじゃないですが、用意しておくといいのがこれ。質問です。
セミナーでは普通「質疑応答」の時間がありますし、それ以外でも、少しぐらいなら休憩時間などに講師に直接質問に行っても大丈夫です。(長々と講師を占領するのはご遠慮ください・・・)
せっかく、わざわざセミナーに来ているのですから、話を聞くだけでなく、自分から知りたいことを質問したほうがお得ですよね。
ただ、講師のブログやSNSを見ればすぐわかるような質問は、やめましょう。時間がもったいないです。
当日その場で質問が浮かぶとは限らないので、事前に一つぐらいは考えておくのがオススメですよ。
■セミナー当日の心得
当日の振舞いについては、以下のチェックリストにポイントをまとめました。
- 行く前に場所の確認を徹底
- 受付に必要なものを確認、準備しておく
- 早めに到着して良い席を確保する
- 開始前にお手洗いに行っておく
- 荷物は邪魔にならないように配慮する
- マナーモードにしておく
- 名刺はすぐ出せるようにしておく
- 「それっぽくなる質問の仕方」を知っておく
【行く前に場所の確認を徹底】
大規模な会場であれば建物自体が大きかったり有名な場所だったりするわけですが、雑居ビルに小ぢんまりと入っている貸会議室という場合もあります。
入り口が分かりにくかったりややこしかったりすることもあるので、事前に行き方は確認しておいたほうがいいです。
わたしが主催する超実践セミナーでは、自分が会場入りする際に外観や入り口の写真を撮り、Twitterで流していますよ。
大きな駅近くの場合、駅の出口を間違えるとかなりの時間をロスしてしまうので特に気を付けましょう!
【受付に必要なものを確認、準備しておく】
受付時に「申込完了メールの画面」などが必要になる場合があります。
Peatixを使った申込であればPeatixの受付画面の提示が必要と案内されることもありますし、パスマーケットにはパスマーケットの受付画面があります。
まあ準備できていなくても、その人が申し込んだ事実が確認できれば中には入れますが、受付に時間がかかるとほかの参加者にも迷惑がかかりますよね。
応募時の画面に受付方法が書かれていることが多いので、事前にチェックしておきましょう。
【早めに到着して良い席を確保する】
開始30分前から開場していることが多いと思いますが、開場直後に入るのがオススメです。
スクリーンが見やすい・トイレに行きやすい・講師との距離が近い(=前のほう)など重視するポイントは人それぞれ違うと思いますが、自分が思う「良い席」を確保できるよう、早めに行きましょう。
また早めに会場に入っておくことで講師と話せるかもしれないですし、そうでなくても場所に慣れておくことで緊張感は和らぐと思います。
まだ人が少ないときならトイレも空いているので安心ですね。
【開始前にお手洗いに行っておく】
セミナーの時間にもよりますが、途中でトイレに行きたくならないように、事前に行っておくほうがいいですね。
また、トイレの個室数が少ない会場もあるので、できれば会場入りする前に、駅のトイレに行っておくほうが安心かな、とも思います。
超実践セミナーのような長丁場のセミナーであれば休憩時間にもトイレに行くことになりますが、女子トイレは混みやすいので、休憩に入る直前(司会の人が話し終わるぐらい)にさっとトイレに向かったり、もしくは別のフロアまで行ったりして、並ばなくて済むように工夫しています。
【荷物は邪魔にならないように配慮する】
会場によってはイスの数がカツカツなので、イスを荷物置きにしてはいけません。
(席にゆとりがあればいいですが)
荷物は自分の足元に置いておきましょう。
個人的に気を付けているのは、レジ袋など、音がうるさいものは持ち込まないようにすることです。
来る途中にコンビニに寄ったとしても、開始前に買ったものはバッグに入れて、袋は折りたたんでおきます。
【マナーモードにしておく】
まあ、そりゃそうですよね。
【名刺はすぐ出せるようにしておく】
いつ名刺交換の機会があるかわかりません。さっと取り出せるようにしておきましょう。
交流タイムに席を移動する場合は名刺も持って移動しましょう。
【「それっぽくなる質問の仕方」を知っておく】
わたしはだいたい、質疑応答の際の質問の仕方で「この人、こなれてるな~」と判断します。
まあ慣れているからと言ってなにってわけではないんですけど。
パターン①
「本日はとても勉強になるお話をありがとうございました」
→質問の冒頭にこんな感じの一言が入ると、こなれている感がでます。
パターン②
「わたしはランサーズに登録して半年ほどWebライターをしているのですが」
→こんな一言が入るとその人のバッググラウンドがわかるので回答しやすくなります。
パターン③
「すでにどこかに出ている情報かもしれないのですが」「不勉強ですみません」
→聞きたいことの答えは、もしかしたらこれまでのインタビュー記事や講師自身のブログ等で書いてあるのかもしれません。でも隅々まで読むのが難しいことのほうが多いものです。こういう一言を付け加えて質問すれば謙虚な感じがします。
パターン④
「素朴な疑問なのですが」
→自分の質問が幼稚な気がする場合に使える一言。講師側の立場としては、よほど失礼な質問でない限り、どんな質問でもOKですよ。
パターン⑤
「さきほどの方の質問と関連するんですが」
→ほかの人の質問を聞いて思いついた質問をするときに便利な一言。こう言っておくと講師もほかの参加者も、関連する話題なのだと認識できてありがたいです。
■さいごに
セミナーに行くと、積極的に名刺交換したり質問したりと、セミナー慣れして堂々と振る舞っている人に圧倒されることがあります。
しかしそんな人は実際には一部の人だけで、大半の人はあなたと同じようにドキドキしながら参加しているはず。
いろんなコツっぽいことを書きましたが、あまり気負わず、そして周りの目を気にしないのが一番ですよ。