事実と感情を切り分け、事実を伝える

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本記事は、noteで有料販売していた記事をブログに移植したものです。

2017年11月25日 13:53

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文章が下手に見える原因のひとつとして、「事実と感情が混ざっている」というのがあると思っています。

区別できていないんですよね。

記事によって伝えるべき内容は異なります。

商品の紹介記事であっても、事実を伝えるべき記事なのか、主観たっぷりに感情的に伝えるべきなのか。

レビュー記事の場合は、事実も感情も書くのが普通だと思います。

感情に終始してしまうとただの日記みたいになっちゃうし、事実だけ書くのであれば公式サイト見ればいいわけで。

レビューは、客観的事実として商品を紹介した上で、自分はどう思ったか、というところも書いていくからレビューになるわけで。

この辺を意識していない人は、意識的に切り分けて考えることでかなり変わるかも。切り分けた上で、「この記事はどういう伝え方をすべきなのか」「この部分は事実のほうがいいのか、この部分は感情を入れるのか」って考えて、書いていく。

これはライターとして書く原稿だけじゃなく、コミュニケーションでも同じです。

とくにネガティブな要素を含むコミュニケーションでは気をつけたほうがいいな、と。

たとえば、何かトラブルがあって納期に間に合いそうもないというとき。

こういうときは基本的には事実のみを伝えるべきだと思っています。

「申し訳ありません」といった謝罪は含めるべきですが、
「すごく焦ってまして」だとか
「こんなことになるとは思ってなかったんですが」だとか
そういう個人的な感情はいりません。

「こういう事情で納期に間に合いそうにありません。
○日間仕事がストップしてしまいますので、納品が○日になる可能性が高いのですが大丈夫でしょうか?本当に申し訳ございません。」

ぐらいのほうがいい。

長々と謝っている暇があるなら原稿書けよってなるし、焦ったとか困ったとか言われても、クライアントはどうしようもない。無駄に心配させるだけですよね。

感情を共有したいのであれば、事後。

全部片付いて、納品もして、それから改めて謝罪するときに、「この度は本当に申し訳ありませんでした。正直わたしも焦ってしまって……こんなトラブルはもうコリゴリです^^;」ぐらいならいいと思います。

こうして事実と感情について考えてみると、この区別がついていない人はほかにも損していることがいろいろありそうな気がするな~・・・。

ちなみに、事実と感情は言い換えると「客観」と「主観」です。

どちらの表現がしっくりくるか人によって違うと思うので最後に一応補足しておきました~