スプラウトとは、もやしや豆苗、ブロッコリースプラウト等の、植物の新芽のことを指します。
スプラウトも自宅で栽培することができるので、今年、初めて挑戦してみました。
その記録や、栽培方法の紹介などをします。
今回は「アルファルファ」というスプラウトを例に紹介しますが、「もやし系スプラウト」と呼ばれるものであれば基本的に育て方は同じです。
「スプラウト」にはもやし系とかいわれ系の2種類ある
まず基礎知識として、スプラウトにはもやし系とかいわれ系の2種類あるということを知っておきましょう。
- もやし系:いわゆるもやし、アルファルファ、白ごまなど
- かいわれ系:かいわれ大根、豆苗、ブロッコリースプラウトなど
ほかにも、実はスプラウトには「ひまわり」や「そばの芽」などなどたくさんの種類があるのですが、ほとんどは「かいわれ系スプラウト」です。
もやし系とかいわれ系の違いは「育て方」。
もやし系は、日に当てずにひょろひょろに育てるスプラウトで、かいわれ系は途中から日に当てて育てるスプラウトです。
今回紹介するのはもやし系のスプラウトですが、かいわれ系スプラウトも、また別の記事で紹介できたらいいなと思っています。忘れなければ。
もやし系スプラウト「アルファルファ」の育て方
アルファルファに限らず、もやし系のスプラウトであれば基本的に、同じやり方で育てられます。
準備するもの
- 育てるための容器。ガラス瓶など、消毒できるものが良い)
- ガーゼや排水口ネットなど。容器のふたとして使う
- 輪ゴム。ガーゼなどを留めるために使う
- スプラウトの種
スプラウトの種は、わたしは中原採種場のものを使用しています。
いろんな種類があり、選ぶのも楽しい。
楽天で売っている、5袋セットがお得です。
育てるための容器は、事前に消毒しておくのがオススメです。
そこまで神経質になる必要はないと思いますが、消毒しておくほうが安心かな、と。
あと、プラスチック容器などでも育てられるとは思いますが、透明の容器のほうが中の様子がわかりやすくて楽しいです。
手順
【1】容器の底が見えなくなる程度に種を入れ、種が十分に浸かるだけの水を入れ、ガーゼなどでフタをして、半日程度置いておく。
夏は6時間程度で大丈夫みたいです。種が膨らんでいます。
【2】ふたをしたまま水を捨て、2~3回洗って水を切る
ガーゼのふたは、栽培終了まで外しません。
洗うときも、ふたをしたまま水を注ぎ、軽く振って、ふたをしたまま水を切ります。
【3】暗い所に置く
真っ暗なところでなくても大丈夫そうです。
戸棚の中とかに入れてしまうと、存在自体を忘れちゃうので、目につくところに置きました。
一応、紙袋をかぶせておきましたが、どっちでも良さそう。
【4】1日に2~3回、「水を注いで洗って水を切る」を繰り返す
暖かい時期だと多分すぐに傷んでしまうので、朝昼晩とこまめに洗ってあげたほうがよさそうです。
徐々に芽が出てきます。
【5】1週間~10日間ほどで収穫
このときは真夏に栽培したので、4日ほどでかなりパンパンになりました。
というか、種が多すぎたみたい。
4日目ぐらいでいったん中身を少し取り出しました。
1週間後に全部収穫しました。
あまりきちんと遮光していなかったので、緑化してますね。
でもこれはこれで、彩りが良いですね。
もやし系スプラウト「アルファルファ」を食べる
アルファルファというものを初めて食べたのですが、大変おいしかったです。
トーストに乗せたり納豆に乗せたり、いろんな料理に、ネギみたいな感覚で乗せて食べましたが、味の特徴があまりなく、何にでも合います。
スプラウト野菜は栄養が豊富らしいので、このように気軽にいろんな料理と合わせて食べられるのはとても良いと思います。
スプラウト栽培のメリット・デメリット
最後に、スプラウト栽培のメリット・デメリットについてまとめておきます。
【メリット】
- 家の中でできる
- 土を使わないので手軽
- 短期間(1週間ぐらい)で収穫できる
- 栄養価が高い
【デメリット】
世話が面倒
デメリットはこれに尽きますね。
1週間ぐらい家に引きこもる、出かけたとしても数時間程度であればいいですが。
普通に毎日、学校や仕事で出かける人だとそれだけで厳しい。
冬なら朝晩2回のお世話でいいと思うのでできるかな。
労力を考えると、そんなにコスパも良くないかもしれません。
だから今まで手を出さなかったのですが。
ただわたしは、今は引きこもり気味のライフスタイルなので、当分はスプラウト栽培を楽しめるかなと思っています。
もうひとつのスプラウト「かいわれ系」については、基本的には夏はオススメしません。
もやし系のように「暑くてもこまめに洗えば大丈夫」というわけにもいかないので、本当に傷みやすい。
かいわれ系のスプラウトについても、またの機会に紹介します。