先日、初めて靴下を編んでみました。
靴下のあの形って一体どうやって編むんだろう?という長年の疑問がとけてスッキリ。
毛糸ってけっこう高いので気軽に挑戦しづらいですよね。
編み方の本を参考にする場合は掲載されている商品と同じ毛糸を使ったほうがいいけど、編み物初心者にとっては「うまく編めないかもしれないからとりあえず安い毛糸で練習したい」という気持ちも。
というわけで今回は100円ショップSeriaの毛糸を使って靴下を編んでみましたので、その様子を紹介します。
なお、編み物自体が本当に初心者の方は、いきなり靴下はハードルが高いかもしれません。
基本的な作り目・表編み・裏編み・伏せ止めをマスターした上で挑戦するのがオススメです。
用意するのはSeriaのコットン毛糸と棒針など
用意するものは以下のとおりです。
- Seriaのコットン毛糸「Sprinkle(スプリンクル)」4玉
- 4号の靴下針(短い棒針の5本セット)
- とじ針
- 段数リング(クリップなどで代用可)
まず毛糸ですが、Seriaで売っているコットン毛糸、Sprinkle(スプリンクル)という商品です。
模様編みをしなくても、勝手にきれいな模様になってくれるカラフルな毛糸です。
もし左右の柄を合わせたいのであれば、巻き始めの色を確認してから購入してください。
表側に見えている色は?その次は何色?
見比べたら違いがすぐわかりますよね。
中には色の順番が違うものもありましたので、色の順番も確認を。
同じロットのものを購入するのがオススメです。
ラベルにロットNoが記載されています。
さて、靴下は、靴下用の短い棒針を使うのがオススメ。
20cm程度の長さでもいいと思いますが、セーターなどを編むような長いものは避けたほうが無難です。
また、輪にして編むときは棒針は4本(3本+1本)でも編めるわけですが、靴下の場合は5本針(4本+1本)がオススメす。
かかと側と甲側に分けて編む際に、偶数で分けているほうがやりやすいからです。
次に、始末用のとじ針。これは、編み物をしたことがある方ならお持ちだと思いますが。
100円ショップでも売っています。
靴下の編み方は本を参考に
今回わたしが参考にした編み方は、こちらの本に掲載されています。
4ページから紹介されている「基本のくつ下を編んでみましょう」を参考にしました。
と言っても、掲載されている毛糸とは違う毛糸を使いますので、このまま編んでも同じサイズにはなりません。
靴下は足にフィットさせるものですから、自分のサイズに合わせて目数・段数を調整しなければなりません。
というわけで、この編み方を参考にしつつ、自分の手加減も加味して、最適な目数・段数を計算してから編みました。
使用する毛糸と自分のサイズに合わせる計算方法
靴下に限らずですが、編み図を自分用に調整する際には、まずゲージをとりましょう。
面倒くさいのは分かります!
わたしも、マフラーなどサイズ感がてきとーでいいものならゲージとりません。
でも靴下は絶対にゲージが必要です。。。
わたしはこんなふうに、写真を撮ってそこに文字を入れています。
LINEの写真編集機能を使って文字入れしています。
そして、編み方に掲載されているゲージとの比率を計算します。
たとえば元のゲージが26目で、自分のゲージが19目だったとしたら、
この数字を、編み図にある目数の数字にかければ自分サイズに編めます。
たとえば編み図に100目とあれば、0.73かけて73目にする、といった具合です。
ただし、目数が奇数なら奇数、偶数なら偶数に寄せるほうが無難です。
今回はあまり関係ないですが、模様編みが入る場合は特に、模様がずれてしまうこともあるので注意してください。
段数についても同様に、ゲージをもとに計算すれば、サイズが調整できます。
参考:23.5cmサイズの靴下の目数・段数
参考に、今回わたしが編んだ目数・段数を。
- 作り目:40目
- 履き口(2目ゴム編み):10段
- 足首部分(メリヤス編み):45段
- かかと部分(メリヤス編み):10段・10段
- 足部分(メリヤス編み):36段
- つまさき部分(メリヤス編み):10段
ただ、毛糸がかなりカツカツで実際には4玉ちょい使用したので、もう少し段数を減らしてもよかったかもしれません。
もう一度作るとしたら、足首部分を40段で編みます。
それなら、4玉で少し余裕をもって編めると思います。
あ、でも、模様を左右で合わせたい場合は、その分のロスが出ると思うので、やっぱり余裕をみて5玉あったほうがいいかもしれません。
靴下を編んでみた感想と、洗濯・着用後の感想
靴下編みは、ハマる人が多いのも納得です。
短時間で編めますし場所もとりません。
なんならバッグに入れておいて外出先で編んでもいいんじゃないかと思うほど。
わたしは無心で編みたいので模様編みは滅多にしないんですが、段染めの毛糸を使えばひたすらメリヤス編みをしてもかわいい模様になるのがいいですよね。
なお、靴下を編むために毛糸を買うなら、「ソックヤーン」と書かれているものを買うのが無難です。
ウールとナイロンの混合が多いと思いますが、丈夫で長持ちするそうです。
今回使用したコットン毛糸Sprinkle(スプリンクル)は、綿100%なのでさらっとした履き心地でした。
サイズがちょっと大きめだったのか、それとも毛糸の特性なのか、ふわふわした履き心地で、締め付け感がありません。
家の中で履くのにいい感じです。
洗濯しても縮むようなこともなく、今のところ毛玉ができることもなく使えています。
初めて編んだので目が揃ってなかったりいびつなところもありますが、それも手作りの良さですよね。
おまけ:レッグウォーマーを2玉で編む
わたしは毛糸を5玉買っていたので、余った1玉でレッグウォーマーを編んでみました。
1玉でショート丈のレッグウォーマーが編めます。
ただし片足分です。
こんな感じで編みました。
- 作り目:40目
- 2目ゴム編み:7段
- メリヤス編み:40段
- 2目ゴム編み:7段
- 2目ゴム編み止め
もう1玉買い足して、もう片足分も編もうと思います。