Webライターに必要なスキルとは?

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本記事は、noteで有料販売していた記事をブログに移植したものです。

2016年6月1日 14:39

「文章も上手くないのに、ライターなんてできるのかな?」

わたしも、はじめはそう思っていました。

でも、webライターになっちゃいました。

たいていの人は、webライターになれます。義務教育を受けた人なら誰でも、と言っていいぐらい。

Webライターに必要なスキルにはこんなものがあります。

  • 文章力
  • コミュニケーション能力
  • パソコンスキル
  • webメディアの知識

こうして見ると難しそうにも思えますが、そんなことはありません。

1つ1つ見ていきましょう。

◎文章力は中学卒業レベルで十分

わたしがよく言うのはこんなことです。

「FacebookなどのSNSに書き込んだり、友達とメールやLINEで連絡を取り合ったりしているなら、文章力に問題はありません。」

SNSやメールは、文章がメインのコミュニケーションです。

それで人と交流できているということは、伝わる文章が書けている、ということです。

文章も、絵やピアノと一緒で毎日続けていればある程度上達します。書くスピードも上がってきますしね。

だから、はじめから高スキルである必要はありません。

事前にあれこれ勉強するよりも、簡単なお仕事をこなしながら1つ1つ「これはこう書けばいいんだ」と学習していく方が効率的。

メールで相手に自分の言いたいことが伝えられる人は、webライターの仕事だってできますよ。

◎コミュニケーション能力はとりあえず最低限でOK

フリーランスは、会社の人間関係に悩まされることはありません。でも、フリーランスだって、クライアントとの関係はあります。

クライアントと円滑なコミュニケーションがとれないと、仕事に支障もきたします。

特に、クラウドソーシングだとクライアントに会うことなく、メールだけのコミュニケーションになりますから、感じの良いメールが書けないとダメです。

とは言え、これも別に難しくありません。がちがちのビジネスマナーは必要ないです。

慣れたクライアント以外には顔文字や記号を使わないようにして、簡潔な敬語を使っていれば大丈夫。

あとは、返信の早さかな。基本的には24時間以内に返信する。旅行などで数日間返信できないなら、その旨を事前に伝えておくといいですよ。

「人と話すのは苦手」という人なら、メールだけのコミュニケーションはかえって都合がいいかもしれませんね。

◎パソコンスキルも最低限でOK

パソコンが無いと仕事になりませんが、高度な知識は必要ありません。

まずはタイピングですが、わたしもはじめはかなり遅かったですよ。

毎日続けていれば、タイピングも速くなりますし、タッチタイピング(ブラインドタッチ)も勝手に習得します。

わたしはタイピングのゲームを使って練習することもありました。(「タイピングゲーム」で検索すれば見つかります、無料です)

次に、記事を書いてそれを保存し、送信するスキル

記事を書くときには、Word(ワード)かメモ帳(テキストファイル)のどちらかを使うことが多いです。

クライアントからの指定が無ければ、テキストファイルの方がおすすめです。ファイルのサイズが小さくて軽いからです。

いずれの場合も文章を書いて、左上の「ファイル」というところを開いて「名前をつけて保存」を選びます。

ファイルの名前(記事タイトルなど)を入れて、保存先を選びます。保存先は「デスクトップ」や「ドキュメント」などなんでもいいです。

よく分からない人は「デスクトップ」を選んだあと「新しいフォルダを作成」をクリック。「記事作成」など、フォルダに名前を付けてください。

そして、そこに作成した記事を保存します。

仕事用のフォルダを作っておけば毎回「あの記事どこ行った?」ってならないのでおすすめです。

クラウドソーシングのサイトにはメッセージ機能があるので、そこから記事を納品します。

請けた案件の画面に行くと「メッセージ」というところがありますので、そこへ行ってください。

メッセージ画面には「ファイルを選択」というところがあるので、そこをクリックして、納品する記事を選びます。

そして、メッセージ内容を記載した上で、送信。これでOKです。

とりあえずは、パソコンで文字が打てて、記事が作れて保存ができて、それを送信できればwebライターにはなれるってことですよ。

何のための記事なのかを考えよう

webライターはwebサイトの記事を書くライターのことですが、webサイトと言ってもいろんなサイトがあります。

  • 企業の公式サイト
  • FacebookやTwitterなどのSNS
  • 個人ブログや個人サイト
  • ニュースサイト

などなど。

これらのサイトは、何のために作られているのでしょうか? それを知らないと、webライターとして記事は書けません。

たとえば、クライアントから「会社のホームページの、役員紹介の文章を書いてほしい」という依頼があったとします。

役員の方にインタビューをして、それをもとに役員紹介の文章を書くわけです。

この文章を書く目的は何でしょう?

その会社のサイトを訪れた人に向けて、役員を紹介するわけですよね。

ということは、たとえインタビュー中に「実はけっこうサボったりしてるんですけどね」なんてことを相手が言ったとしても、そのことは書いてはいけない、ということ。

もう1つ例を挙げましょう。

「○○というダイエット食品をおすすめするブログ記事を書いてください」という依頼ならどうでしょうか?

ポイントは、こういった依頼は公式サイトからのものではない、という点です。

これは、アフィリエイトサイト・アフィリエイトブログと呼ばれるジャンルです。

アフィリエイトとは、自分のサイトに商品の広告を掲載し、その広告収入を得ることを言います。

Web上のほとんどのサイトには、広告が掲載されています。

だからほとんどのサイトは無料で閲覧できるのです。

さて、「○○というダイエット食品について書いてください」といった依頼なら、その商品を否定するような記事は書いてはいけません。

「ダイエット食品なら△△(別の商品)がおすすめ」とか「ダイエット食品なんて無意味」といったことは書けないんですね。

このように、依頼をいただいたときには、「この記事は何の目的で使われるのだろうか?」ということを考えてみましょう。

広告の仕組みは、テレビと同じですね。

テレビ番組も、スポンサーによって成り立っているので、視聴者はタダで見られます。

だからこそ、資生堂がスポンサーの番組でカネボウの商品を出したりしてはいけません。

お茶のペットボトルが映ったときにボカシが入っていたりするのも、その関係です。

この点に気を付けていれば、大きな間違いは犯さずに済みますよ。

記事の目的がよく分からない依頼に関しては、クライアントに質問してみてもいいでしょう。

また、普段から自分自身でもいろんなサイトを見て、どんなメディアがあるのか、どんなメディアが人気があるのかをチェックしてみると良いですよ。

◎まとめ

webライターは、文章力だけあっても意味がありません。

文章が書けて、少しパソコンが使えて、最低限のマナーがあって、Webメディアに親しんでいなければならないのです。

とは言え、ご覧いただいたように、特に難しいスキルが必要なわけではありません。

もちろん、30万、40万と稼いでいくにはもっと高いスキルが必要になってきますが、はじめはなくて大丈夫。

少しずつ勉強していけばいいですし、稼ぎながら1つ1つ覚えていけば、いつのまにかスキルは上がっていくものですよ。