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2016年5月24日 09:00
Webライターという職業を知っている人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。
わたしも、Webライターという言葉を知ったのはほんの3年ほど前です。
わたしはWebライターとして働いていますが、この仕事を始めた当時は「Webライター」という言葉を知らなかったんです。
ライターとかフリーライターという言葉は知っていたけれど。
だから、はじめは「主にWebサイトに使う記事を書くライター」という認識をしておりました。
今回は、まさに3年前のわたしのように、Webライターが何なのかよく知らないという方のためのお話をしたいと思います。
Webライターの仕事とは?
Webサイトに掲載するための記事を書くライターのこと。
一言で言うとこうなります。
普段インターネットでいろいろ読みますよね。ニュースを読んだり、おもしろコラムを読んだり。
こうした記事は誰が書いているのか。 考えたことはありますか?
インターネットに載っている文章を書いているのは、主にこんな人たちです。
【記者】
最近は新聞社もWebサイトを持っていますよね。新聞社が運営しているサイトの記事は、その新聞社に在籍している記者が書いたものが多いです。
【フリーライター】
フリーランスのライターで、紙媒体・Web問わず、依頼を受けて記事を書いたり、自分で企画をしたりしています。
【ブロガー】
ブログ記事を書く人たちです。個人ブログの記事は当然そのブログを運営している本人が書いています。
ただ、有名ブロガーになると、他のWebサイトから依頼を受けて記事を書いていたりもしますよ。
【Webライター】
Webサイトを運営する人(もしくは会社)から依頼を受けて、記事を書いています。
WebライターはどんなWebサイトの文章を書いているのか?
ここから詳しく見ていきましょう。
Webライターの仕事内容
Webライターと言っても、いろんな仕事があります。
たとえば、わたしが今までに経験した仕事だと、こんな感じです。
【コラム】
例:マネーの達人
おもに、節約や家計管理などのコラムを書いています。
【ブログ寄稿】
例:ノマド的節約術
これも内容的にはコラムと似たようなものです。ただ、ノマド的節約術はそもそも「ブログ」という扱いなので、一応「ブログ記事の寄稿」ということになるのかな、と。
【ブログ・コラム代行】
企業サイトのブログやコラムを、本人に代わって書く仕事です。いわゆる「ゴーストライター」ってやつですね^^
社長のふりして書いたりするのも、なかなか面白かったですよ。
【アフィリエイトサイトのコンテンツ作成】
実は一番多かったのがこれです。「アフィリエイト」をそもそも知らない人もいらっしゃると思いますが、平たく言えば
「広告ありき(商売ありき)で作られたサイト」
ということです。
たとえば、「30代 おすすめ 化粧品」とかで検索すると、化粧品の比較サイトとか、敏感肌向けの化粧品が紹介されているサイトとか、いろいろありますよね。
そのうち、資生堂などの企業がやってるわけでもなく、個人の方がブログで紹介しているわけでもない、「一体誰が何のために運営しているのかしら?」みたいなサイトが、アフィリエイトサイトです。
サイト運営者は、企業が出している広告を使い、商品が売れれば報酬がもらえます。だから、Webライターに記事作成を外注して、あとはそこに広告を掲載し、商品が売れるようにしています。
【体験談・レビュー記事】
「脱毛サロンに行って脱毛を体験し、その感想文を書く」みたいな仕事です。これも、アフィリエイトサイトのコンテンツになります。
脱毛サロンが宣伝のために依頼してくるのではないんですよ。あくまでも、アフィリエイトサイトを作る人が、脱毛サロンの広告を使いたいからアクセスが集まりやすい「体験談」を作ろうとしているのです。
アフィリエイトについては、またの機会に詳しく書きますね!
わたしはやったことが無いけれど、他にもこんな仕事もありますよ。
【キュレーション記事】
NAVERまとめってありますよね。1つのテーマに対して、いろんな記事を寄せ集めてあるのが特徴。
自分で書く文章は少なくて、あくまでも関連性のある複数の記事をまとめていく、という感じです。
だから、キュレーション記事を作る人のことを「キュレーター」と呼んだりもしますよ。
Webライターになるには?
Webライターになるための資格はありません。条件もありません。学歴も年齢も不問です。
Webライターになるための方法は、いろいろあります。
【書きたい媒体のライター募集に応募する】
「このサイトで書きたい!」という媒体があり、ライター募集をしていれば、そこから応募できます。ただ、何の実績もない人はなかなか採用されないでしょう。
【ブロガーからWebライターへ】
自分で運営しているブログが人気ブログに成長したら、「うちで書いてみませんか?」と言われることもあります。また、自分から書きたい媒体の「ライラ―募集」に応募するときにも、ブログが実績として見てもらえるメリットがあります。
【出版社・編プロで働く】
編プロとは、編集プロダクションの略。出版社等から依頼を受けて、記事などを作るところです。出版社等の下請け、という扱いです。
出版社や編プロに入社してライター業をやらせてもらうことで、とりあえず「ライター」と名乗れることになります。
そこからさらに、フリーランスになりたいなら独立することになりますね。
【クラウドソーシングを利用する】
ランサーズやクラウドワークスといった、クラウドソーシングサイトがあります。
クラウドソーシングサイトでは、さまざまな仕事のマッチングができるんです。
たとえば、「自社サイトを作りたいから、プロに文章を書いてほしいなー」っていう発注側と、「文章書くの得意です!」っていう受注側をマッチングする。
クラウドソーシングには「あなたのダイエット体験談を400字で書いてください」みたいな簡単な依頼もたくさんあるため、未経験からWebライターになりたい人にはぴったり。
わたしも、クラウドソーシングの「ランサーズ」に登録したことがきっかけでWebライターになりました。
Webライターは誰でもなれる!
「Webライターやってます」と言うとすごい!って言われるんですが、そんなことはありません。
Webライターになるのは簡単です。バリバリ稼げるかどうかは別ですけどね。
でも、月に3万円程度の収入を得るぐらいなら、ほんと誰にでもできますよ。
【文章力は必要ない】
文章力に自信がなくても大丈夫です。わたしも、文章書く仕事なんてしたことなかったですし。
強いて言えば、前職では職場の「スタッフブログ」を書いてたぐらい。あとは、mixiで日記を書いてたとか、そんな程度。
mixiをやってる人はもういないでしょうが(笑)、Facebookで近況報告したり、Twitterでつぶやりたりしてる人は多いですよね。Instagramで書いてる人もいる。
それに、今はメールやLINEって主流じゃないですか。日頃から、文章書いてるじゃないですか!
普通に日本語が書けて、それでちゃんとコミュニケーションがとれているなら、とりあえずWebライターとしては合格です。
【月収20万円ぐらいなら稼げる】
もちろん、バリバリ稼いでいくためにはスキルも必要になってきますけどね。
わたしが月収20万円稼げるようになったときには、徐々にキーボードを打つのに慣れてきたぐらいなもので、文章力自体はまだまだ稚拙なものでしたよ。
だから安心してください。月に3万ぐらいなら誰でも稼げるし、数か月続ければ月に20万円稼ぐのも、全然無理な話ではありません。
月収30万、40万と稼いでいくためにはもっとスキルを磨いていかないといけないけど、それも別に夢物語じゃないと、わたしは思っています。