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水菜は、水耕栽培で育てることができる葉物野菜です。
室内の水耕栽培で育ててみたところ大成功したので、育て方を記録しておきます。
水菜を水耕栽培で育てる流れ
まず水耕栽培についてですが、わたしは以下の流れで栽培しています。
- バーミキュライトに種まき
- 根が伸びてきたら根元をスポンジでくるんで装置に固定し培養液で育苗
- 本葉が2~3枚になったらゆとりのある大きさの容器に定植
水耕栽培装置についてはこういったものを使用しています。
では、実際に流れを紹介しますね。
種まきから定植まで
水菜にもいろいろ品種がありますが、わたしが持っているのはダイソーの「京みずな」という水菜です。
まず、プラスチックカップにバーミキュライトを入れて湿らせ、種をまいていきます。
7~8粒まくことが多いです。
ピンセットを使うとやりやすいですよ。
発芽するまでは、バーミキュライトが乾かないよう静かに水やりします。
わたしはスポイトを使っています。
双葉が開いて、本葉が出そうになったぐらいで、水耕栽培装置に移植します。
このときは、9月6日に播種して12日に定植したのでけっこう早めでしたね。
だいたい、1週間から10日後ぐらいに移植するのがちょうどよいです。
種まきから20日後の様子(移植からは14日間)。
少しずつ水菜らしくなっていきます。
種まきから定植までの手順についてはこちらにも書いています。
※2021年追記※
最近はスポンジに種まきをすることも多いです。
種まきして、根が伸びてきたら少しずつ培養液を入れて慣らす。
本葉が3~4枚になったら水耕栽培装置に定植する、という流れにしています。
バーミキュライトだと、水以外のものを与えるとバーミキュライトも1回限りで破棄することになりもったいないので、バーミキュライトで種まきするときは、根がある程度伸びたらいきなり装置に定植しちゃうことが多いです。
間引き・収穫・片づけ
水耕栽培容器でも、普通の家庭菜園同様「株間」を気にしなければなりません。
狭いと生育が悪くなります。
このときは、容器にゆとりがなかったので間引きしました。
まだ細いので、サラダ水菜としていただきました。
10月19日なので、種まきから約6週間(43日間)ですね。
ここからは、どんどん葉が伸びてワサワサになっていきます。
おそらく、3か月とか4か月とか育てつづけると、大量の葉が出て白菜のようなどっしりとしたフォルムになっていくはずです。
こちらのページで紹介されているように、京野菜としての水菜は本来、そういう野菜だったんですね。
最近、こういうどっしりした水菜って見ないですね。
これぐらいどっしりした水菜を育ててみたいものですが、今回は早めに収穫しちゃいました。
なぜなら、急に寒くなって鍋が食べたくなって、「鍋なら水菜を入れたい!」と思って我慢できなかったから。笑
室内で育ったとは思えないほど太くしっかりとした葉で、歯ごたえが良く、味の濃い水菜でした。
水菜に限らずですが、家で育てた野菜って味が濃いんですよね。
新鮮だからかな?
11月4日に収穫したので、栽培期間はおよそ60日間。約2か月ですね。
前述のとおり、もっと粘ればもっと大量の葉が出たどっしりとした水菜にすることもできます。
もしくは、外側から少しずつ収穫する「かきとり収穫」を楽しむこともできますよ。
収穫が終わったら、容器に残った培養液と根を捨て、容器を洗ってお片付け終了です。
※2021年追記※
2021年からは本格的にLED照明やエアレーションを導入したため、生育が良くなりました。
種まきから約1か月の様子。
種まきから40日で収穫サイズになりました。
収穫した水菜の保存方法
収穫した水菜をすぐに食べない場合は、保存容器or保存袋に入れて保存しましょう。
わたしは水洗いしたあと、カットして、キッチンペーパーにくるんで保存しています。
容器の底にキッチンペーパーを敷き、カットした野菜を入れて、上からもキッチンペーパーをかぶせてからフタをします。
こうしておけば、2週間程度はシャキッとしたまま保存できますよ。
京みずなはわりと葉がしっかりしているので保存しやすいですが、サラダ水菜のように葉が細い野菜の場合はすぐしなびてしまうので、丁寧に保存しておきましょう。
屋外で水菜を育てるときの注意点
水菜の水耕栽培は、屋外でも可能です。
水菜は寒さに強い野菜なので、寒くなってからでも育つと思います。
ただし、屋外で育てる場合は「培養液の温度管理」と「防虫対策」に気を付けましょう。
普通の水耕栽培容器では、屋外の気温の変化により水温の変化も激しくなります。
なるべく外気の影響を受けないよう、発泡スチロール製の容器を使ってください。
わたしはダイソーで売っているクーラーボックスを利用しています。
これはチンゲンサイですが、水菜でも同じです。
また、真冬は家庭用ビニールハウスに入れてあげるほうがいいでしょう。
防虫対策は、防虫ネットハウスがおすすめ。
冬になればほとんど虫の心配は要りませんが、株がまだ小さいうちはとくに、防虫対策をしっかりおこなってください。
さいごに
水菜は、寒い時期には特に、食卓に欠かせない野菜です。
サラダ水菜であれば年中楽しめますね。
水耕栽培で育てるのはけっこう簡単で、室内でも強く育ってくれるのでオススメです。