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チマサンチュといえば焼肉のときに食べるレタスのイメージですが、レタスの仲間なので普通にサラダとしても食べられます。
チマサンチュはとても育てやすく、屋内の水耕栽培でも栽培可能。
わたしは2020年の6月からチマサンチュ栽培を始めたので、育て方を記録しておきます。
屋内栽培・屋外栽培ともにやってみましたので、それぞれの特徴やポイントなども掲載します。
チマサンチュを水耕栽培で育てる流れ
まず水耕栽培についてですが、わたしは以下の流れで栽培しています。
- バーミキュライトに種まき
- 根が伸びてきたら根元をスポンジでくるんで装置に固定し培養液で育苗
- 本葉が2~3枚になったらゆとりのある大きさの容器に定植
水耕栽培装置についてはこういったものを使用しています。
では、実際に流れを紹介しますね。
種まきから定植まで
100均で売っているプラスチック容器にバーミキュライトを入れ、種まきします。
バーミキュライトは先に水でひたひたぐらいにしておきます。
それから種まき。だいたい、7~8粒ほど。
ピンセットで置いていくとやりやすいです。
ピンセットで軽く沈めるような感じで。
その後は、バーミキュライトが乾かないように水やりしてください。
わたしはスポイトで静かに水を足しています。
1週間~10日で装置へ移植します。
双葉が開いたぐらい~本葉が出てきたぐらいで、培養液栽培に移行します。
バーミキュライトがひたひたになるまで水を入れます。
すると苗が簡単に抜けます。
根にバーミキュライトが付着している状態なので、水で洗い流します。
水耕栽培装置に固定します。
スポンジで苗の根元を挟んで、装置の穴に入れますが、このとき根を巻き込んだり根がちぎれてしまったりするので慎重に作業してくださいね。
根はすべて培養器に浸かる必要はありません。
むしろ少し空気に触れているほうが良い。
培養液を入れ過ぎないようにしてくださいね。
培養液は、水耕栽培用の肥料を規定の水で薄めたものです。
ハイポニカもしくは微粉ハイポネックスが定番です。
間引き・定植・収穫から撤収まで
水耕栽培装置に移植したあとは明るい場所に置き、培養液を補充しつつ成長を見守ります。
わたしは、出窓に置いています。
はじめのうちはゆっくり成長しますが、本葉が3~4枚になったぐらいからは一気に成長する気がします。
成長が遅いものや、葉が重なりすぎて狭そうな場合は間引きします。
(単に狭いだけなら、より大きな装置に移植するのでもOKです)
間引きしたチマサンチュももちろん食べられます。
これぐらいワサワサになったら、もう収穫できます!
成長スピードは季節(気温)によって変わりますが、種まきから40~60日でこれぐらいになると思います。
チマサンチュは「かきとり収穫」という方法で収穫するのがオススメです。
かきとり収穫とは、下の葉から順に少しずつ収穫する方法。
成長中の葉を数枚残しつつ下葉を収穫していくことで、長く収穫できます。
必要な分だけ収穫できるのもいいですよね。
下からかきとり収穫していくと、こんな感じになります。
さらにかきとり収穫を続けると、最終的にはこんな感じに・・・
6月半ばに種まきしたこのチマサンチュは、7月半ばから収穫を開始し、9月半ばまで収穫を続けました。
約2か月間収穫できたということですね。
最後は、葉をすべてとって、残った茎を根を処分します。
わたしは容器にポリ袋をかぶせているので、培養液を捨てたらポリ袋に茎と根を入れ、しばって捨てました。
ポリ袋をかぶせておくと、片付け後に容器を洗う必要がないのでらくちんです。
収穫したチマサンチュの保存方法
収穫したチマサンチュはすぐに食べるのが一番ですが、保存したい場合は、軽く濡らして保存しておきましょう。
わたしは、水洗いしてから、キッチンペーパーにくるんで保存しています。
※チンゲンサイも入っています。
こうしておけば、2週間ぐらいはパリッとしたまま保存できます。
収穫したチマサンチュの活用方法
収穫したチマサンチュは、普通にレタスとして使っています。
このようにパンにはさむことが多いですが、肉などのおかずの下に敷いたり、いろどりとしても重宝します。
屋外でチマサンチュを育てる方法と、屋内栽培との違い
さて、チマサンチュはもちろん屋外でも栽培できます。
ただし、屋外で水耕栽培をする際には、温度管理と防虫対策が必要です。
土と違って、培養液は温度変化しやすいです。
わたしもいろいろ試しましたが、発泡スチロール製の箱を使うべきだという結論にいたりました。
プチプチとかで保温を試みても、ことごとく枯れたので・・・。
そして、虫に食われやすい葉物野菜は、しっかり防虫ネットをしてください。
わたしは、洗濯ネットを使っています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ちなみに、発泡スチロール容器はダイソーのものを使用しています。
350ml缶が6本入るサイズのもの。
で、屋内栽培との違いですが・・・
やはり、屋外で育てるほうがよく育ちます!!
たっぷり日光を浴びるからでしょうね。
葉が大きく、肉厚です。
真夏や真冬の栽培は厳しいですし、日々のお世話もいちいち外に出ないといけないのが面倒ではありますが、やはり外で育った大きなサンチュの味は格別ですね。
屋内栽培とうまく使い分けつつやっていきたいです。
さいごに
チマサンチュは、初心者にも育てやすく、使い勝手の良い野菜です。
屋内でもちゃんと育ってくれますし、長く収穫できるのもうれしいですね。
ちなみに、普通のレタスは「結球レタス」と呼ばれるもので、丸く結球させるのがけっこう難しいようです。
結球しないタイプのレタスとしてはチマサンチュやサニーレタスなどがあり、こちらのほうが育てやすいと思います。