上顎の拡大をともなう歯列矯正をしています。
「急速拡大装置」というまだあまり知られていない?装置なので、ブログで詳しく記録しておくことにしました。
前回までは、治療方針の決定までや、急速拡大装置を付ける前の準備について紹介しました。
今回はいよいよ、「急速拡大装置」を取り付けていきます!
2023年9月14日 装置をつける
急速拡大装置を取り付けました。
急速拡大装置とは、上顎を広げる装置の一種で、ゆっくりではなく「急速」で広げていくのが特徴です。
こちらの記事に、急速拡大装置の写真も掲載されています。
上顎に金属が張り付く感じになるので、舌が当たるのがちょっと嫌な感じ。
顎を拡大する方法には急速拡大装置と拡大床の2種類がある
わたしが使用するのは急速拡大装置ですが、もうひとつ、急速ではなくゆっくり広げていく「拡大床(かくだいしょう)」という方法もあります。
拡大床は、おもに子どもに使われるっぽいです。知らんけど。
拡大床は取り外し可能なタイプもあり、1日○時間以上、みたいな感じで装着するらしいです。
急速拡大装置「ハイラックス」と「MSE」の違い
さらに、急速拡大装置には、「ハイラックス」と「MSE」の2種類があるようです。
見た目はほとんど同じですが、MSEは、上顎の骨にネジを打って固定します。
ハイラックスは骨への固定はせず、奥歯のみで支えます。
こちらの記事に、ハイラックスとMSE両方の解説があります。

MSEは上顎骨にも器具を固定することで、骨ごと力を加えることができるので、大人の顎も広げやすいという特徴があるようです。
わたしが今回利用するのは、ネジで固定するMSEです。
装置に慣れてからネジ打ちへ
ネットで調べると、装置を取り付けたその流れでネジ打ちまで完了するケースが多いようですが、わたしは、まずは装置に慣れるまで様子を見ることになりました。
1週間~2週間様子を見てから、問題なければネジを打っていきます。
急速拡大装置(MSE)、慣れるまでの数日間がつらすぎる!
個人差が大きいと思いますが、わたしは、装着後3日間ぐらい、かなりつらかったです。
思っていたよりも奥のほうに器具がつくので、感覚的にはほぼ「喉」なんですよね。
だから嘔吐反射が出て、ずっとえずいていました。
あと、舌の動きがかなり阻害されるので、めちゃくちゃ滑舌が悪くなったのと、口の中が口内炎だらけになりました。
でも3日ほど経つとだいぶ慣れてきて、嘔吐反射はなくなったし、口内炎も1週間ほどで落ち着いてきました。
ただ、滑舌だけはなんともならず……。
Webライティング講座等で日頃からしゃべりまくるので、これは困った、という感じでした。
次回、いよいよネジ打ち!
次回はいよいよネジ打ちをして、上顎骨を広げていきます!