単価がガンガン上がる人と、ずーっと同じ単価の人の違い

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本記事は、noteで有料販売していた記事をブログに移植したものです。

2019年1月21日 11:30

セミナーでも有料noteでも、とにかくみんなの関心が高く反響も大きいのが、単価交渉の話です。

単価交渉のやり方の話については数か月前に書いたばかりなのでそちらを参考にしていただくとして、

今日は、単価が上がる人と上がらない人の違いについて。

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単価がガンガン上がるというか、むしろ勝手に上がっていくぐらいの人というのがいます。わたしもそうです。交渉術とか偉そうに書いてますが、だいたい勝手に上がります。

(とはいえクライアントが報酬を上げてくれるのには理由があるわけで、その理由を、交渉術として教えているわけですが)

一方で、ずーっと真面目に働いているのに、ちっとも単価が上がらない人もいます。

わたしはそういう人のことが不思議というか不可解でなりませんでしたが、真面目に働いているのに単価が上がらない理由が、ようやくわかってきました。

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簡単に言えば、こんな感じです。

単価が上がる人:
あれもこれも気を使ってやる→割に合わないので単価が上がるor交渉する

単価が変わらない人:
この値段でできるのはここまでと線引きする→単価上がらない

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仕事に対するスタンスが違うのだと思います。

わたしの場合、仕事は全力を尽くします。

だから自分がその仕事に向いていれば向いているほど、クオリティが高くなるので値段が釣り合いません。

「あと10時間かければすごく良い記事になるのに、報酬が安いからという理由でクオリティを下げたくない」みたいな思考回路です。

じゃあどうするか?

クライアントに相談です。上記のとおり伝えます。たいていは上がります。

また、自分でそこまで「割に合わない」と思ってなくても、クライアントが「この人の仕事は期待以上すぎる!!」と思ってくれたら、「請求書は1万ではなく3万で出してください」みたいに言われたり、「次回からは○円にしましょう」ってなったりします。

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単価が上がらない人がダメというわけでなく、価格に応じて、調整できる人なのだと思います。

だって普通に考えて、高級レストランとマクドナルドの接客が同じレベルだとおかしいわけで、そこに差があるのは当然です。

ライターの報酬だって同じ。

千円しか払わないなら千円分の仕事でいいと、わたしも思います。

ただ、わたしの場合はクライアントが本当にそれでいいのか、ということを考えてしまうんですね。

「この人、こんなクオリティの低い記事を使って一体なにがしたいんだろう?儲けたいならせめて1本1万円だしてある程度のクオリティのコンテンツを作ったほうがいいと思うけど」と。

で、そう伝えるんですね。。

クライアントが本当に「いや、クオリティ低くても安ければいいんです!」っていうなら別にいいけど、ほとんどの場合はそうじゃないので。

かといって、安く使われるのも嫌なので、わたしは交渉というか、相談するのです。

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単価がなかなか上がらない(かつ上げたいと思っている)人は、まずは、少しでもいいから割に合わないレベルの成果物を作ってみたらどうかと思います。

千円の原稿料で1万円の仕事をするのは割に合わなさすぎるし、単価が上がらなかった場合のことを考えるとリスクが高いけど、たとえば5千円の原稿料で「1万円もらってもいいぐらいの仕事やでこれは」と思えるぐらいやってみる。

するとクライアントの満足度は高くなって、単価が上がるんじゃないかな。

もちろん単価が上がるかどうかはクライアントの性格や資金力、そしてなにより成果物のクオリティが大事だし、「自分なりにがんばった」は通用しません。

が、単価が上がらないと悩んでいて打開策を求めているのであれば、割に合わない仕事をやってみるというのは、試してみてほしいと思います。