おもしろい本って、この世にどれだけあるんでしょうか。読んでも読んでも、次から次へと読みたい本が現れます。
最近、たまたま手に取って読んでみたらめっちゃおもしろくてハマってしまった著者さんが2人います。
加藤ゑみ子さんと中山庸子さんです。
加藤ゑみ子さん『上質なものを少しだけもつ生活』
まず、加藤ゑみ子さんについて。
インテリア関係のお仕事をされている方ですが、著書も多数で、インテリア系よりも『お嬢さまことば速修講座』だとか、『淑女のルール』といった本で有名なイメージがあります。
マナー本というふうでもないし、モテ系の本というふうでもなく。
自分基準で、品のある生き方についての哲学が紹介されているような本が多いと思います。
わたしは1冊読んでおもしろいと思ったらその方の本を片っ端から読む習性があるので、今回もいろいろ読みました。さすがに全部は読んでいませんが。
加藤ゑみ子さんの本は、過去の著書をブラッシュアップして再出版するパターンも多いので、ここ数年の本だけ読んでも、エッセンスはつかめるし、時代に合わせて変わっているところもあるので、新しい本のほうがより実践的です。
ただ好きな著者に出会ってしまったときには、その変化も含めておもしろいわけで、古い本もさかのぼって読んでしまいますけどね。
あと、20年以上にわたって著書を出し続けておられるという点もすごい。
一番のお気に入りは、見出しにも書いた『上質なものを少しだけもつ生活』です。
インテリアや収納、住まいに関する本もあるのですが、わたしは淑女系のお話が多い本のほうが好きみたい。収納とかは、すでにある程度実践できているからかな。
中山庸子さん『自分軸のつくりかた』
中川庸子さんはイラストレーター、エッセイストで、「夢ノート」に関する本が有名です。
わたしは、昔から夢ノートを実践していてその成果をセミナーで語ったり最近もブログに書いたりしてきましたが、中山庸子さんにハマったのはつい最近の話です。
昔は「著者にハマる」ということがなくて、タイトルや本の内容で読む本を選んでいたので、中山庸子さんの本を読んだという自覚もなく……でもおそらく、昔にも何冊か読んでいるのだと思われます。
この方はとにかく著書が多く、全部読むのは現実的ではないので、ハマったといっても自分が気になったタイトルを一通り読んでみた、という感じ。
見出しに書いた本以外でわたしのお気に入りは『いい女は、「ひとり」の時間につくられる』『幸せノートのつくり方』かな。
本のタイトルだけ見るとハウツー系、実用書、といった感じがしても、基本はエッセイです。
それが、わたしには心地いいです。
ハウツー本ではいろいろとわかりやすく教えてくれてそれはそれで心地いいというかラクなのだと思いますが、生き方だとか暮らし方については、誰かに教えられてやることじゃないんですよね。
だから、ハウツー本的なてきぱき教えてくれる感じじゃなく、エッセイとして、軽く、ゆるい文体で「わたしはこうしてますよ」みたいな雰囲気のほうが自然だし、「素敵だな」と思います。
まとめ
加藤ゑみ子さんの影響で、当分は買い物に慎重になりそうです。もともとあまりモノを持たないタイプではありますが、拍車がかかりそう。
中山庸子さんの影響で、久しぶりにノートを買いました。最近はずっとデジタルでしたが、手書きもやっぱり捨てがたいですね。
アナログなノートは、人に見られるのが嫌でやめてしまったんですけど、よく考えたら勝手に見る人間のほうが圧倒的に悪いので、そういう悪い人と付き合わなければいいわけで。
なんていうか、友達にもなかなか会えないし、ひとりで考えているだけではつまらなくなることもありますが、こうしていろんな本を読んでいろんな考え方、生き方に触れることが刺激になっています。
つぎは何を読もうかな。