デヴィ夫人「選ばれる女におなりなさい」を婚活してないわたしが読んだ感想

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読書レポート

つい、買っちゃいました。

「選ばれる女におなりなさい」

副題は「デヴィ夫人の婚活論」!

本屋さんではじめに見かけたとき、

「デヴィ夫人の本なら読んでみたいな~!でも、婚活とか興味ないからええわ・・・」
とスルーしました。

しかし、やっぱり気になる!
だって、デヴィ夫人、好きなんだもん・・・。

というわけでお買い上げ。

せっかくなので、感想を残しておきます。

もう、この表紙の美しさだけで買う価値あると思うんですよね。
(中にも、美しいデヴィ夫人の写真が満載です!)

デヴィ夫人の「選ばれる女におなりなさい」とは?

この本は、with onloneの連載を書籍化したもの。

といってもわたしはその連載を知らなかったので、すべて初見でした。

あと、「第一部」として、デヴィ夫人の人生をつづった回想録があります。
ここもめっちゃ面白かった。

本編である第二部は、69ページ以降となっております。

「選ばれる女におなりなさい」の感想

ここからは、わたしの読書メモをもとに、この本の感想を述べていきます。

壮絶な人生と、けた違いの上昇志向、努力

「貧しい境遇に生まれ苦労したことは、ラッキーだと思っています。
貧しさは神から与えられたギフトであり、イデオロギーであり、パワーの源なのです。」

わたしもわりと貧しめに育っててハングリー精神でやってきてるタイプなんですが、最近はメンタルやばくて貧しい境遇に対する不満を感じていました。
反省。パワーの源だと思い出しました。

デヴィ夫人、とにかく貪欲なんですよね。

デヴィ夫人といえばインドネシアの大統領夫人になったラッキーガール、ぐらいにしか思っていない人もいるかもしれませんが、大統領と結婚する前から、めっちゃすごい人なんです。

たとえば・・・

  • 中学卒業後、合格率1%未満の千代田生命入社
  • 働きながらアルバイトもして夜間高校にも通う
  • お芝居の世界への挑戦(実際にテレビ等にも出演されていたそう)
  • 高級サパークラブで働く。(目的は、【1】生きた英語の習得・【2】お店が出せるぐらいの資金の調達・【3】花嫁修業として華道・茶道・日舞を習得すること)

そして、自分の稼ぎで、お母さんと弟さんのために高級マンションを借りていたという。

かっこいい・・・。

けど、貧しかったデヴィ夫人がこれらのことを成し遂げるにはどれほどの努力が必要だったのかを考えると、頭が下がるどころの騒ぎじゃないですね。

やっぱり教養は大切

本書には、「教養」という言葉が何度も何度も出てきます。

「教養は大切です。みなさまご自身の道を切り開いてくれる武器になりますから。」P.59

「社会正義のために戦わなくては。
だからこそ、わたくしは勉強をしたの。教養を身につければ人の上に立てると信じて。」P.88

「何かを身につけるほどに自分が強くなっているようにも思え、スポンジが水を吸うように吸収し、夢中になっていました。」
「教養を身につけるほど、自分の人生が希望に満ち溢れていくのを感じていました。」P.89

「若さと美貌は歳を取ったら、あなたから無くなり去っていきますが、そのかわり、歳を重ねても知性や女っぽさはあなたから逃げません。」P.96

ああ、わたし、全然勉強が足りてないなぁ。と痛感。

あと、10代のころ、勉強が大好きで、自分が強くなっていくのを実感していたことを思い出しました。

教養、大事だけど、ついラクなほうに逃げちゃうもんなー。

「すべてにおいて独立しています」

わたしがすごく憧れるのが、この部分です。

わたくしは精神的にも、経済的にも、物理的にもすべてにおいて独立しています。だから誰かに遠慮して意見を曲げることも、義理も忖度することもありません。

ハタチぐらいから「経済的自由」に憧れてきたのですが、それよりさらに上、精神的にも物理的にも独立しているって、いいなぁ、と。

女の幸せとは

婚活論というぐらいですから、婚活や恋愛に関するお話もたくさん出てきます。

「自分が選んだ男の人は大抵間違い」P.79

もう、苦笑いするしかなかったわ。
自分で選ぶと、自分のルールに沿った「幸せの形」に当てはめてしまうし、その形からはずれることが受け入れられない、ということらしい。たしかにそうだ。

「女の人生は自分で開拓するの!そして耕すものなのよ!」P.110

はい、わかりました!!と敬礼したくなる。

「わたくしが常に言っている“男性に尽くすこと”そして“寄り添うこと”は、素敵な男性に出会ってからするべき努力なんですよ。
あなたを傷つける男性に対してそんなことをしても、あなたが報われることなんて何ひとつありませんわ。」P.126

耳が痛い・・・。

「愛はお金で買えます!」P.143

詳しくは本書を読んでもらうのがいいんですけど、年収200万の男性と年収1億円の男性を比較しながら説明されていて、「たしかに、そうだよなー」と思いました。

満ち足りた生活を送らせてもらえると感謝するし、それだけのお金を稼げる相手を尊敬するようになるし、それが次第に愛に変わるんだって。

たいていの問題はお金で解決するとも。たしかにそれもそうだな。

筋トレとお金があれば、何の問題もない人生が送れそうだな。

参考:「筋トレが最強のソリューションである」の感想レポート。読むと案の定、筋トレしたくなります!

「すべては自分の気が済むように!」P.178

後悔するのは無駄だから、行動せよ、というお話。

これに関しては、わたしは軽率といえるぐらい行動派なので、あんまり後悔って感じのことは無いけど・・・。

でも、「それでいいのかな」と悩むことはあるから、そんなときは「後悔するよりマシ!」と言い聞かせて、自分の気が済むようにやろうと思いました。

読み物としてもおすすめ!

というわけで、婚活論以外にも面白いお話が満載の本書でしたが、純粋に読み物としても、面白いと思います。

デヴィ夫人のことが嫌いでなければ・・・。

わたしはもともとデヴィ夫人が好きなので、読んでいると、あのデヴィ夫人の口調で脳内再生されるんですよね。
楽しかった。

ライターさんの書き方がうまいのかもしれない。

わたしは普通に書店で購入しましたが、この手の本を店頭で買うのは恥ずかしいという方は、ぜひネットで注文してください。