2013年5月に開業届を出し、なんやかんやで10年経ちました。
10年ってすごい。(自画自賛)
振り返りや今後のことについては先日のトークライブ(参加いただいた方、ありがとうございました!)でお話ししましたが、ブログでも多少書いておこうと思います。
トークライブの書き起こしも考えたけど、お金払って参加してくださってる方たちがいるんだから無料公開はダメだし、有料にすればいいということでもないなと思って。
ブログはブログとして書きます。
Webライター業界のこと
「Webライター」として10年以上活動している人はそんなに多くないと思うんです。
だって、10年前はWebライターという職業のことやwebライティングというスキルについて調べても、全然情報がなかった。
そういう情報をブログに書けば、簡単に上位表示されていた。
Webライター向けのセミナーとか講座とかも10年前には全然なくて、5年前くらいから一気に増えたイメージ。
今はWebライター系のキーワードで検索しても、上位表示されるのはほぼ企業ドメイン。
まだ個人ブログで上がってるキーワードもけっこうあるんだけど、5年前と比べたら頑張って書いてもリターンは少なそう、と思っちゃう。
わたしがクラウドソーシング系の講座を始めたのは2016年。ランサーズから依頼を受けて。
今は似たような講座があちこちにあって、もちろんランサーズもやってる。
わたしがランサーズで講師を始めたときは、教材もわたしが作ってて、それを少しずつブラッシュアップしてた感じなんだけど、
正直、あれをわたしの手元に残しておきたかったよね。
だって、それなりに報酬はもらったとは言え、かなりの労力を使ってそれまでのノウハウを大放出したんだからさ、今わたしがそれを使えないというのは、なんか残念だよね。
これは、個人事業主として未熟だったな、と思います。
いろいろなことをなあなあにしてしまっていたので。
まあでも、今はもう、そんなわたしの屍を乗り越えて多くの人が活躍できるフィールドができあがっていてなにより。
Webライティングのこと
Webライティングの技術って、日々進化させていかないといけなくて、でもトレンドに振り回されるのもダメで。
記事の内容によってもちろん異なるんだけど、基本的には、「今のアルゴリズムで評価されなくても長く通用する本質的なことを書きたい」という思いで書いています。
と言っても、SEOを無視するわけではないので、書くからには1位をとるつもりで書いています。
今は強いドメインのところでも書かせてもらっているので、このへんのやりがいはけっこうある。楽しい。
やっぱりわたしは、「ライター」ではないのかも、と思います。
SEOライティングが好きだから。
読まれるための文章は素晴らしいけど、読まれることを優先しない文章にも存在意義はあるんだよ。
楽しいよ。
働き方について
わたしはクラウドソーシングの日本での黎明期〜成長期にちょうど良いポジションにいたおかげで、働き方に関する取材もずいぶん受けました。
そのため、自分でもたくさん考えました。
わたしは大学中退して結婚、その後シングルマザー、使える資格や免許も無し、という一般的には不利な状況から、人並み以上に稼げるようになりました。
ドラマ性があって、取材されやすいよね。
わたしは、Webライティングがどうのこうの語るのも楽しいけど、本当にやりたいことはこっちです。
働き方、ひいては生き方。
経済的にも時間的にも余裕がなく視野が狭くなり、辛い状況から抜け出せない人の心の池に、ポチャーンと小石を投げて、「こんな働き方もあるよ!」と言いたい。
真似しなくてもよくて、知るだけでも全然違うと思う。
そのためにはやっぱり、わたしが魅力的な生き方をしないといけない。
楽しそうとか楽に稼げそうとかではダメで、「生きてりゃ大変なこともいろいろあるけど、それでも潰れず、何度でも這い上がる。大変でも悲壮感はない」みたいなイメージ。
まあ、そんなものはわたしが伝えようと意図して伝えるものじゃなく、自然と伝わっていくものだと思うから、わたしはこれからも、生き恥晒しながら生きていこうと思ってます!
体制を立て直す
2018年から徐々にしんどくなり(仕事じゃなくてプライベートが)、2020年〜2022年はほとんど働けない状態でした。
仕事復帰してまだ半年です。
復帰があまりにスムーズで売上もそれなりに戻せたのでありがたい限りですが、まだまだ本調子とは言えません。
特に、休んでいるあいだに、これまで積み上げてきたはずの「信用」とか「価値」みたいなのが、ずいぶんと失われたように思います。
血反吐を吐く思いで積み上げてきたのにさ。
まー、血反吐を吐くのを辞さないそのやりすぎな態度が自滅を招くということもこの数年で学んだので、これからは吐かない程度にがんばります!
人から学びたい
これまでのわたしに足りなかったことのひとつが、「人から学ぶ」ということです。
自分はさんざんセミナーとかやってたのに、人のセミナーとか講座って行ったことがなくて。(知り合いのセミナーとかはあるけど、知らない人のセミナーに行ったことがない)
子どもの頃から集団授業が苦手で(人の話が聞けない)。
なんでも独学である程度できてしまう器用貧乏なんですよね。
でも、独学もいいけど、人から直接学ぶほうが何倍も理解しやすく何倍も早いです。
だから最近は、すぐ人に聞くようにしています。
人に気を遣いすぎるからつい1人で勉強してしまうんですけど、わたしも成長したので、あまり気にしすぎず聞けるようになりました。
キリがないのでこのへんで。
そんな感じで、引き続き愉快に生きていきたいと思います。
しんどいことはほどほどにね。