本記事は、noteで有料販売していた記事をブログに移植したものです。
2018年10月22日 14:21
前回から時間が空いてしまいました・・・。
さて、記事のネタ出しに困るという声はよく聞くので、今回もネタ出しのやり方について。
ざっくりとしたジャンルやテーマから細分化していけばさまざまなネタで記事が書けると思うのですが、「細分化」のやり方自体が分からなければ意味がありませんよね。
そこで、今回は細分化するときのコツなどについて書いてみます。
■行程を分解する
「細分化」して記事ネタを量産する際の基本はこれです。
行程を分解する。
たとえば「生命保険」について書くとしたら、生命保険の申込・契約の行程を想像してみる。
一覧にしてみると、こんな感じでしょうか。
- 資料請求する
- プランナーからプランを提案してもらう
- 選ぶ
- 申し込み手続きをする
- 場合によっては告知だけでなく医師の診査を受ける
- 契約成立
それぞれをメインテーマに1記事ずつ書けますよね。
でもそれだけじゃありません。
これらをさらに、分解していくことができるはずです。
ひとつめの資料請求に関しては、資料請求のやり方・流れ・資料請求できる生命保険の種類・・・などなどあると思いますし、もっと言えば「そもそも、資料請求以外に、生命保険を申し込む入り口はないの?」ってことも。
(ほけんの窓口的なところに行くとか、ネット保険を自分で探して申し込む、とかもありますよね)
申込に関しても、払い込み経路(口座振替、クレジットカード等)、払い込み方法(月払いのほか、半年払いや年払い、一括払いや前納)といった支払いに関することだったり、保険金受取人に指定できるのは誰?とか、いろいろ書ける。
細かく細かく分解していけばいくらでも記事ネタはあると思います。
そこから、読者のニーズに合わせて、一度分解したものを再統合してみたりして、記事にしていく。
とにかく細かく分解して、とにかくネタを量産して、それから必要に応じて組み合わせて記事にしていくというのが、よい流れかなぁと思います。
■視点を変える
視点を変えて考えるのもオススメです。
引き続き生命保険を例にしますが、「誰が申し込むか?」でいろんなパターンを考えれば、そこでまずネタが量産できます。
夫婦+子どもという家族でも、夫の視点と妻の視点は違うはず。
たとえば夫が、「自分に何かあったときのために生命保険に入ろう」と考えるとどうしても高額な保障を選びがちですが、妻からしたら日ごろの生命保険料が跳ね上がるのは避けたい。
それに妻からしたら、「夫になにかあったらわたしも働くし、両親の援助も見込めるから高額な保険金は不要」と考えているかも。
この場合、夫向けの記事としては「過剰な生命保険は保険料も高く家計を圧迫するので最低限の契約にすべき」といった趣旨の記事が書けそうですね。
妻向けであれば「夫に万が一のことがあった場合にもらえる年金・補助金まとめ」とかもよさそう。
ほかにも、生命保険を売る側の立場で考えてみても面白いかもしれません。
子どもの視点から考えるとどうとか、親の視点から考えるとどうとか、そうやって立場を変えて考えてみましょう。
自分の視点のみで考えるより、かなり幅広いネタが思いつくはずです。
■さいごに
と、細分化して考える際のやり方を紹介してみましたが、細かく分解したり、視点を変えることで記事ネタが出てくるのは、そのジャンルに精通しているからだと思います。
つまり、そのジャンルについて詳しく知っているかどうかが大事。
そういう意味で、記事ネタが思いつかない人は、勉強不足の可能性もあります。
とくに、もともと得意ジャンルじゃないところで書いているなら、もっと知識や経験を深めるべきでしょう。
一方で、慣れの問題もあります。
わたしはもともと保険会社で働いていて生命保険についてはかなり詳しいほうだったのですが、ライターになりたてのころは、生命保険関係の仕事を受けても記事ネタに詰まることがよくありました。
どんな記事を書けばいいのか、よくわかっていなかったからです。
それでも依頼を受けた以上はひねり出さないといけないので、はじめは必死に考えていました。
が、徐々に慣れてきて、ネタ出しに困ることはなくなっていきました。
ライター経験が浅い人の場合は、ネタが思いつかないのは「ネタ出しをする頭の使い方に慣れていない」だけということもあります。
慣れるには続けること・考え続けることしかないのですが、「すぐにネタが思いつく最強のテクニックなどない」と諦めてしまえば、いさぎよくがんばれるんじゃないかなかぁ、などと思います。