ミミズコンポストを導入したいけど忙しいのでとりあえず調べたことをここにまとめておく(ミミズ写真無し)

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ガーデニング

Twitter(X)を見てくださってる方はもううんざりしているかもしれないけど、ミミズコンポストに、どうしようもなく惹かれている今日このごろです。

うわーーーん!ミミズコンポストがほしいよーーーーーーーー!!

でも、わたしは最近忙しいのです。

9月からWebライティングの個人レッスンを始めたんですけど、おかげさまでたくさん受講生さんが来てくださって、毎日充実しております。

レッスンそのものだけでなくカルテの整理だったり、テキストの作成だったり、事務仕事だったり、いろいろあるの。

けど、忙しくなればなるほど、逃避したくなるのが人間ですよね。わたしは今、ミミズコンポストを始めたくてたまりません。

でも、今ミミズコンポストを始めてる場合ではない気がするので、まずは、ミミズコンポストについて調べたことを、ここにまとめておこうと思います。

情報をまとめておけば、いつでも行動できるもんね。

ミミズコンポストとは?仕組み

まず、ミミズコンポストとは。「コンポスト」は堆肥という意味ですが、日本では「堆肥化すること」とか「堆肥化するための容器」とかもコンポストと呼んでいます。

生ゴミ処理をする方法のひとつ、とも言えます。生ごみ処理機で乾燥させるのではなく、土に埋めたりすることで生ゴミを堆肥化するっていう。

コンポストにも種類があり、地面に埋めるタイプのもの、段ボールコンポスト、キエーロ、高倉式などなどあって、その中のひとつが「ミミズコンポスト」です。

わたしは2021年からコンポストに取り組んでいて、キエーロっぽいものもしくは段ボールコンポストっぽいものを採用してきました。

ざっくり言えば「土とか米ぬかとかの基材に生ごみを入れて分解してもらう」というスタイル。

一方でミミズコンポストはもっとダイレクトで、「ミミズに食べてもらう」というスタイルです。

ミミズは紙でも髪の毛でも食べてくれます!一方で、柑橘類やネギ類は苦手だそう。

コンポストの種類によって分解できるものが異なるわけですね。

ミミズコンポストの種類

ミミズコンポストの中でも、いくつかのスタイルがあります。

わたしが調べた範囲では、こんな感じかな。

  • 箱を積み重ねたマンションタイプ(下から液肥がとれる)
  • 収納ボックスなどを使った単層タイプ(液肥無し)
  • プランターと一体化タイプ
  • 不織布袋を使うタイプ(液肥とれる)

簡単に解説していきます。

マンションタイプ(勝手に命名)

箱を積み重ねたマンションタイプ(勝手に命名)は、こういうの。

1段からスタートして、満杯になったら2段目を重ねる。2段目に生ゴミを入れていくのでミミズたちも上に移動し、1段目は熟成期間に入る。

2段、3段と重ねていき、すべて満杯になる頃には1段目が堆肥化完了しているので、中身を取り出し、空いたトレイをまた上に重ねていく。あとは繰り返し。

単層タイプ

収納ボックスを使った単層タイプは、シンプルです。

収納ボックスやタライを使い、数か月経って堆肥ができてきたら、堆肥を取り出す。

マンションタイプのようにミミズを移動させるわけではないので、堆肥とミミズを仕分ける作業が大変です。

数か月ごとに中身をリセットしたり、堆肥を少しずつ取り出してリセットはせずに運用したり、運用方法の自由度が高いのが特徴です。

こちらは108Farmさんという方の。↓ミミズが写ってない記事を選びました

【ミミズコンポスト】 冬の様子とメンテナンス|108Farm
こんにちは。 息子の胃腸炎を夫婦でもらってしまい、 日々の家事や仕事をこなすだけで精一杯な一週間でした。 ミミズコンポストも放置気味になってしまってたので、 久しぶりにコンポストの様子を観察しがてら、簡単なメンテナンスをしてみました。 ...

こちらは山林ニートさん。100均で買えるタライを使うのでめっちゃ安上がりです。山林ニートさんは洗濯ネットで虫をシャットアウトされています。

釣り用ミミズで始めるミミズコンポスト
850円で始められる格安ミミズコンポスト。給付金10万円で環境の為にミミズコンポストを始めよう 

プランター一体タイプ

プランターと一体化タイプは、大きなプランターの一部に生ゴミ投入エリアを作るものです。

ミミズコンポストを自作しました
最近、話題になっている食品ロス問題。我が家でも、他人事ではありません。作った食べ物を残すということは、ほぼありませんが、それでも生ごみは発生しています。今回は、そういった生ごみを堆肥に変えてくれる、ミミズコンポストの容器(ミミズのお家)をD

普段はプランター内をミミズが自由に動き回って糞をするので、堆肥を取り出す必要がなく、リアルタイムで堆肥がプランター内に供給されていくという仕組みです。

ミミズは寒さ・暑さに弱いし明るいところも苦手だけど、植物は直射日光に当てないといけないので、置き場所が難しい気がします。

不織布袋タイプ

それから不織布袋を使うのは、こういうの。

袋ごとひっくり返して混ぜやすいとかがメリットなのかな。

***

簡単なのは単層タイプですね。初期費用も最安だと思う。

マンションタイプは効率よく堆肥が収穫できるのがメリットですが、初期費用が高い。

あと、ゴミを減らしたいわたしは、どでかいプラスチック容器をわざわざ購入する点に抵抗があるかも。

導入するとしたら、単層タイプにして、山林ニートさんみたいにネットでガードして室内管理したいです。(京都は冬も夏も、屋外が過酷すぎる)

ミミズコンポストに必要なもの

ミミズコンポストを始めるときに必要なものはこちら。

  • シマミミズ
  • コンポスト容器
  • 基材(ピートモス、新聞紙やダンボール、土など)

以下から詳しく紹介します。

シマミミズ

ミミズコンポストに使うミミズは「シマミミズ」という種類です。そのへんにいるミミズでは生ゴミを食べてくれないそう。

ミミズって奥が深くて、いつのまにかミミズそのものに興味がわく始末。

ダーウィンも注目していたミミズ……。

シマミミズは、釣り用ミミズとしても売られており、『ミミズちゃん熊太郎 太虫』はシマミミズだそうです。

でも釣り用ミミズは冷蔵庫で保管されているため、死んでしまっていることも多いらしい。

ネットで買うより、釣具店に行ってレジで確認してもらうのが良さそう。ていうか釣具店ってどこにあるねん。

ほかにも、コンポスト用として個人で販売されていたりもして、有名なのは新潟ミミズ情報局だと思います。

新潟ミミズ情報局~ミミズコンポストのすゝめ~
ミミズコンポストについて発信しています。...

なんにせよ、けっこう高いです。

少量の安いものでも2,000円ぐらい。ジモティーとかでも売買されてたりする。でも個人同士の取引で住所を晒すのに抵抗があるんだよな。

ちなみに、メルカリではミミズの販売ができないみたい。

シマミミズの入手が一番ハードル高いかもしれません。

追記:ヤフオクで売ってました!匿名便なら安心です。

コンポスト容器

コンポスト容器は前述の通り、いくつかの種類があります。

屋外に置くなら、ミミズコンポスト専用のマンションタイプの容器が使いやすそうな気がする。

わたしは室内に置きたいから、収納ボックスをひとつ、ミミズコンポスト用にすればいいかな。

フタは不要で、プチプチと新聞紙で表面を覆うスタイルが良さそう。容器のまわりをこまめに拭いて乾燥した状態になっていれば、ミミズが脱走することもないらしい。(濡れてると脱走する)

ただ、コバエ等ほかの虫が入ることを防ぐためには、洗濯ネットなどに入れておくのがいいと思います。見た目が悪すぎるけど、コバエが大量発生するよりは断然いい。

基材(ピートモス、新聞紙やダンボール、土など)

基材としては、ピートモスやココヤシピートがよく使われます。水をかけると増える土として売られているアレ。

ただはじめは塩分が多いらしいので、洗ってから使用するそう。

新聞紙やダンボールを細かくしたものを使っても良いみたいです。それから、バクテリア?が必要だから、庭の土を少し、とか、落ち葉を少し、とか入れると良いらしい。

新聞紙やダンボールは、シュレッダーで細かくしたものが良さそう。手でちぎってもいいんだけど、たっぷりと空気を含む状態にしておくほうがミミズが生活しやすいんじゃないかな。

その他、用意しておきたいもの

シマミミズ、容器、基材のほかに用意しておきたいものとしてはこんな感じ。

  • シュレッダー
  • 電動ミル
  • ぶんぶんチョッパー

シュレッダーは、基材用の新聞紙やダンボールのため。はじめだけでなく、生ゴミを投入する際に紙類も一緒に入れることで水分調整にもなるようなので、シュレッダーはあったほうがいいかなって。

電動ミルは、卵の殻をパウダー状にするためです。

卵の殻はミミズコンポストに入れてもいいんだけど分解に時間がかかる。っていうのと、石灰などアルカリ性のものを加えると良いらしく、卵の殻をパウダー状にしたものだとちょうどいいっぽい。

手動ミルで試してみたけどとても手動では無理だと判断したので、電動ミルを使うべきだと思います。

山林ニートさんのYou Tubeがとても参考になります。(声も喋り方も好き)

山林ニート
山林を開拓して家庭菜園を作る計画を立てています。 ミミズコンポストや米糠肥料、キノコの菌床栽培、マンゴー、パパイヤの温室栽培にも挑戦しています。ビオトープなども作って昆虫を呼び込み、なるべく生命に負荷をかけない調和的な畑を作りたいと思っています。 パーマカルチャーやフードフォレストといった栽培方法も取り入れて動画に...

「ミミズコンポストを成功に導く七つの道具を教えます」という動画を見てみてください。サムネにミミズが載ってるので動画自体の貼り付けは自重しました。。。

ぶんぶんチョッパーは、生ゴミを細かくするのに使います。ていうか現在も使っています。

細かいほうが分解が早いので。

夏は特に、食べ物が発酵して熱が発生するとミミズたちがかわいそうな(ていうか最悪死ぬ)ので、細かくして与えるほうが良いらしいです。

ミミズコンポストの運用方法

ミミズコンポストの運用方法もまとめておきます。

最初のセット方法。

  1. 容器に基材と水分、ミミズを入れる
  2. 表面にプチプチと新聞紙をかぶせる
  3. 容器が濡れていたら拭き取っておく
  4. ミミズが環境に慣れるまで数日間置いておく

日々おこなうことは以下の通りです。

  1. 生ゴミを溜めておく
  2. 生ゴミを細かくする
  3. 新聞紙やダンボールも細かくする
  4. 生ゴミと紙類を投入する
  5. 表面のプチプチと新聞紙をもとに戻す
  6. 容器を拭き取る(使ったティッシュも投入OK)

生ゴミの投入ペースや容器の大きさにもよりますが、数か月程度で、中身が堆肥(といかミミズの糞)でいっぱいになってきます。

堆肥とミミズを分け、ミミズと新しい基材を容器に入れます。

堆肥は、庭があればそのまま庭に捨てても良いですし、我が家のように庭が無い場合は堆肥用のボックスに入れておきます。

まとめ

少し前まで、「ミミズコンポストだけは絶対に無理」と思っていたのが嘘みたいに、今は興味津々です。

触りたくはないけど、ガーデニンググローブがあれば大丈夫そう。

最近はゴミが出るたびに「ミミズがいれば捨てなくて済むのに……」と思ってしまう。

生ゴミは今もコンポストで処理してるけど、紙類がね。コーヒーフィルターとかも。

ここまで気持ちが高まってるってことは、近い将来、ミミズちゃんをお迎えしていることでしょう。

シマミミズを譲っても良いよという関西の方がいらしたらご連絡ください。お引き取りに伺います。