12月16日。
現在は「フリーランスの日」になっているけれど、わたしにとっての12月16日は、毎年TwitterやFacebookで、ランサーズの秋好さんやその他社員さんたちが、「ランサーズ○周年です!」と言って盛り上がる日だった。
あ~ランサーズがまた1歳、歳を重ねたんだなぁと知る、毎年の恒例。
2019年12月16日、そのランサーズはついに、上場した。
そのニュースを見て、感慨深いというか、わたし自身に直接関係あることではないけれど、自分のことのように、ホッとしたような気持ちになった。
もちろん喜ばしいし祝福すべきことなんだけど、なんとなく当事者に近いような気持ちで、わたしは見ていた。
2012年にすべてが変わった
わたしがランサーズに登録したのは2012年9月のこと。
もう今から7年以上前。
その年の11月で会社を辞め、わたしはランサーズで小銭を稼ぎつつ、次の仕事を探すことにした。
が、ランサーズ上で原稿作成を請け負っていくうちに転職活動をする暇もないほど忙しくなり、そのままなりゆきで、フリーライターとして活動することになったのだった。
ランサーズ自体、今ほどの知名度もなく、もちろんユーザー数も少なく、人に話しても「なにそれ?」と言われるだけだったのが懐かしい。
その後、わたしは「ランサーオブザイヤー2015」を受賞して初めて東京に行ったり、ランサーズ経由で雑誌やテレビの取材を受けたり。
それまでの人生で経験したことのないようなことを、たくさん経験させてもらった。
はじめは文字単価0.1円でひたすらこたつ記事を書いていたのが、どんどん文字単価が上がり、仕事の内容も多岐に渡っていき、自分が好きな仕事だけ選べるようにもなっていった。
シングルマザーだったわたしは「自宅で働けるって最高すぎる!夜中も働ける!最高!」と、時間と場所にとらわれない働き方に魅了された。
だけでなく、雇用されない働き方、完全な自己責任、実力主義。
そして、自分のライフステージに合わせて柔軟に働けること。
働き方を変えたことで、さまざまな価値観がバサバサと大きな音を立ててひっくり返っていくことを感じ続けた数年間。
わたしは今、がむしゃらに働くことに疲れて少しゆっくり働いてるんだけど、それができるのも、ランサーズがわたしに新しい働き方を教えてくれたからだ。
ランサーズがくれた出会い
ランサーズは、多くの出会いをもたらしてもくれた。
みのさん、しのさんとともに、地方創生の事業(全国各地でのライター講座)に関わったこと。
潮田さんと一緒にフジテレビに行ったこと。
冨樫さんや根岸さんとお酒を飲んだこと。
ぬまぬーや紗綾ねえと岡山に行ったこと(そしてお酒を飲んだこと)。
とっとこさんやミキティに出会えたこと。
「吉見さんの記事(orテレビ、雑誌等)を見てライターになりました!」と言っている人たちに出会えたこと。
と、書いているうちに泣けてきたのでほどほどにしておくけれど、多くの出会いを、わたしはランサーズからもらったと思っている。
(ここに名前が出てない人たちのことも、覚えてます、大好きです!!)
ランサーズを作ってくれた秋好さん、本当にありがとうございます。
わたしは今後もランサーでいようと思う
ランサーズへの感謝は述べきれないほどまだまだあるけど、正直、わたしが今ランサーズを使っているかといえば、そうでもない。
過去1年間の獲得報酬額は23万円ほどだし。
って、今確認してみたら、わたしこれまでに獲得した報酬、1000万円超えてた。
途中からはランサーズで受注する案件がほとんどなくなったから、こんなに稼いでたとは思わなかったわ。
うれしい。
とはいえ、今はそんなに使ってないし、手数料高いなーって思うし、はっきり言ってランサーズから依頼される講師料とかも安いけど(笑)、でも、わたしは今後も、ランサーでいようと思う。
ランサー第1主義を掲げるランサーズは実際、これまでも数多くの改善を重ね、圧倒的な成長をしてきたことを、わたしは見てきた。
だからわたしは、多少の不満はあれど、手数料が高くとも(これもう7年間ずっと言ってるけど!!)、ランサーズを応援したいし、ランサーズを作っている人たちを尊敬している。
関わり方はそのときどきで変わってきたし今後も変わっていくだろうけど、わたしは今後も、ランサーでいるつもりだ。
わたしが今、貧困から脱して、子どものそばで働き続け、数多くの出会いや経験をし、自分らしく自分のペースで働けているのは、2012年のあの日に、ランサーズに出会ったから。
日々の生活の中ではなかなか改めて考えたり感謝を伝えることはできていないけど、このような喜ばしい機会なので、振り返っておくべきだし、このブログを書き終えようとしている今、振り返ってみてよかったなと思っている。
「ランサーズ上場かぁ。せっかくだしブログでも書いておこうかな」とふんわり考えていたわたしに「よかったらコメントください!」と連絡をくれたみのさん、ありがとう!
ランサーズ、これからもよろしくね!