生ごみコンポストに興味を持ってから実践するまで

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ひとりごと

わたしが生ごみコンポストを知り、興味を持ったのは、20歳ぐらいのときだったと思います。

それから、ずっと気になりつつ実践するには至らず、ようやく着手したのが2021年のことでした。

そして最近(2023年12月)は、ミミズコンポストに興味津々。近い将来、導入している気がします。

というわけで、ここらで一度、わたしが生ごみコンポストに興味を持ったきっかけから今に至るまでの経緯などを、まとめておくことにしました。

生ごみの臭いが耐え難い。2005年頃

生ごみの臭いは子どもの頃から大嫌いだったけど、家の生ごみの臭いは、子どもにはどうしようもない。

でも、大人になってからは、自分の力でなんとかなるのでは?と考えるようになりました。

「生ごみの臭いをなんとかしたい!」という気持ちが頂点に達したのが2005年。

妊娠中でした。そう、つわりの影響でしょうね。

もともと感覚過敏なところがあるんだけど、妊娠中は特に、臭いに敏感になりすぎて、生ごみの臭いが許せなくなってきました。

携帯サイトで調べて「コンポスト」を知る

2005年当時、家にパソコンはなくて、携帯サイトで調べるしかありませんでした。

当時はまだ携帯サイトで調べても情報が少なくて、PCサイトビューアーなども駆使しながらいろいろ調べた結果、コンポストというものを知りました。

生ごみを処理する方法としては、生ごみを機械で乾燥させる「生ごみ処理機」と、庭に生ごみを埋める「コンポスト」がある。というのが、当時のわたしの理解でした。

あと、いずれにしても行政からの助成があることも知りました。

生物の授業が苦手すぎていつも保健室にエスケープしていたわたしとしては、コンポストよりも「生ごみ処理機」に強く惹かれました。

が、高い。

ド貧乏妊婦にはとても買えない。しかも夫(当時)からは専業主婦になるよう言われていたので、生ごみ処理機は当分買えそうにないと思いました。

生ごみ冷凍時代

いろいろ調べているうちに、生ごみを冷凍庫で保管している人もいると知りました。

なるほど!それなら臭わない!

けれど、夫は嫌がります。なのでこっそり入れていました。

意見を聞けば否定されるけど、家事にはノータッチの人だったから、黙ってやればよかったんだよね。

その後シンママになっても、生ごみを冷凍保管するスタイルは続きました。

臭いの問題は、冷凍すれば解決します。

けれどなんとなく、すっきりしない感覚もありました。

実は気になる環境問題

生ごみの臭いが嫌でたまらない!という個人的な問題とは別に、ずっと気になっていたのが環境問題です。

この年になって思うんですが、きっと幼少期から、環境問題への関心は高いほうなんですよね。

昔だと酸性雨の問題だとか、森林伐採の問題とか(当時は紙製品をやめてプラスチックを使おう!っていう気運でしたよね)。

自覚はなかったけど、どうも、人並み以上に興味が強いんですよね。

だから生ごみ処理機を知ったときも、「でも乾燥させるための電力が気になるわね……」みたいな感覚があったし。

家庭から出る生ごみの量はめちゃくちゃ多いこととか、生ごみを焼却処理するにはものすごい量のCO2を排出することとか、そういうのが気になる。

フードロスをなるべく減らす、生ごみはなるべく濡らさない。できることはしているけれど、太りやすい(食べすぎてしまう)問題と、フードロスを減らす取り組みは相性が悪く、ストレスでもありました。

土が好き、地層への興味

生ごみコンポストでは、堆肥ができます。

ガーデニングが趣味なんですけど、ガーデニングが好きなだけでなく、そもそも「土」とか地層とかへの興味が強いです。

これも、この歳になってようやく自覚できました。

土壌づくりとかもそうだし、ブラタモリも好きだし。

ガーデニングで大量に出る古土をいい感じに再生させて循環させていくというところが、だいぶ楽しい。

古土を使って生ごみを堆肥化して、その堆肥を使って野菜を育てる、というところに楽しさを感じるんですよね。

行動にうつせたのはなぜ?

20歳の頃からコンポストに興味があり、その後もたびたび気になっていたにもかかわらず行動に移せなかったわたし。

どうして行動にうつすまでにこれほど時間がかかったのか?

一つは、シンプルに、子育て中でなかなか精神的時間的余裕がなかったから、というのはあります。

そしてもうひとつ、こっちが大きくて、2019年にカウンセリングを受けるようになるまで、とにかく自分のことは後回しにする生き方しかできなくて、自分が何に興味があるかなんて、まったく考えてなかったんですよね。

だから趣味も特になくて「読書と散歩」と答えるしかなかったし。

でも、カウンセリングを受ける中で、徐々に自分の人生を取り戻していき、ようやく自分が興味のあることを知って、踏み出せるようになったんですよね。

今はミミズコンポストがやりたい!!

2021年以降取り組んできたコンポストは、土に埋めるスタイルのコンポストでした。

それでも生ごみはほぼゼロに近いところまで減らせます。食べ残しを無理に食べる必要もなく、土に埋めればいい。

ただ、ミミズコンポストだと、もっと多くのごみを減らせるんですよね。具体的には、紙類の処理までできる!

ダンボールも。え、すごい。

わたしはそもそも「ゴミ出し」という行為自体を極力減らしたい。パンパンのごみ袋をごみ収集場所まで持っていくという行為って、美しいものではないから。ゼロにはできないけど、少ないほうがいいに決まってる。

ミミズコンポストのほうが美しくないと思う人が大半だと思うけど、ミミズコンポストのことをずっと調べて、You Tubeとかも見まくっていると、だんだんかわいく思えてくるよ(個人の感想です)。

わたしは近々、ミミズコンポストを始めます。

動機はなんでもいい!やりたいからやる!

生ごみコンポストを実践している人って、多分、動機はさまざま。

わたしも、動機はひとつじゃない。

生ごみの臭いと決別したい、環境に配慮した暮らしを実践したい、良い土を作りたい。

若いうちって、わたしみたいな難あり人生じゃなくても、自分が本当にしたいことってなかなか分からないものじゃないですか?

十分大人になって、「あれ?自分的には普通だけど、どうやらほかの人はそこまでの熱量はないんだな?」と気づくときがくるっていうか。

さくらももこさんが、自分はどうやら人並み以上に甘栗が好きらしいって書いてらしたのが子どものころ印象に残ったんだけど、きっとそういうことだよね。

小さいころから植物が好きで土いじりが好きで、環境問題に興味を持っていた少女だったので、きっと一生、こんな感じで生きていくんだろうと思います。

今後も、需要があろうがなかろうが、コンポストについては書いていきたいと思います。