本記事は、noteで有料販売していた記事をブログに移植したものです。
2016年6月21日 11:47
「Webライターになれば、月収20万円ぐらいなら稼げますよ」
そんなこと言われても、はじめは信じられないですよね。
一瞬は「できるかも?」と思っても、いざやってみようとすると、
「いやいや、できる気がしない!」
と、尻込みしてしまうのです。
でも、実際にやってみれば、月収20万円レベルには到達可能です。
どのような流れで収入が上がっていくのか、モデルパターンをもとに解説していきましょう。
- クラウドソーシングサービスに登録
- 慣れるまでタスクをこなす
- プロジェクトに挑戦
- プロジェクトでリピーターを獲得する
ざっくりとしたステップはこんな感じです。
■クラウドソーシングサービスに登録
未経験からライターになるには、クラウドソーシングを利用するのが一番の近道です。
わたしは「ランサーズ」に登録したのがきっかけでwebライターになりました。
ランサーズでもクラウドワークスでもなんでもいいので、まずは1つ、クラウドソーシングサービスに登録してみましょう。
はじめからいくつも登録するのではなく、まずは1つだけ登録してみるのがおすすめです。
一度に複数のサイトに登録すると使い方を覚えるのも大変ですから、1つずつ慣れていくほうがいいですよ。
■慣れるまでタスクをこなす
クラウドソーシングに登録したら、まずは「タスク方式」と呼ばれるお仕事をしてみましょう。
タスク方式とは、単純作業がメインの仕事です。
「○○について○文字以上で書いてください」のようなお題があり、それに沿って文章を書いていく、というイメージですね。
「仕事を探す」というページから「タスク」で絞り込み検索をかけるとタスク方式のお仕事が探しやすくなりますよ。
タスクの魅力は、1記事単位で気軽にチャレンジできること。
時間制限はあるものの、体験記事など比較的簡単なお仕事が多いのも特徴です。
ただ、タスク方式での仕事は、実績としてはカウントされません。(ランサーズの場合)
プロジェクト方式であれば1件こなすごとに実績の数も1つ増えるのですが、タスクだと実績としては反映されないので、注意してください。
ただ、タスクは「作業数」という形ではカウントされますので、無駄にはなりません。
タスクを進める理由は2つ。
1つは、クラウドソーシングの使い方に慣れるため。
どんなサイトやアプリでも、はじめは使い方がわからず戸惑うことが多いですよね。
実際、登録はしたものの、「使い方がよくわからない」と言って挫折する人も多いのです。
あちこち触ってみると使い方は慣れてきますので、まずは簡単なお仕事をしながら、使い方に慣れ親しんでいきましょう。
2つ目は、文章作成に慣れるため。
未経験からWebライターをやろうとしているのですから、はじめからうまくできるわけがありません。
はじめは文章もうまく書けませんし、時間もすごくかかってしまいます。
タスクをこなしていくうちに、徐々に文章の書き方にも慣れてきますし、書くスピードも上がっていきます。
収入としては月1万~3万円程度にしかなりませんが、それでも「勉強しながらお小遣いがもらえる」と考えれば、十分な収入ではないでしょうか。
■プロジェクトに挑戦
タスクに慣れてきたら、今度はプロジェクト方式の仕事に挑戦しましょう。
プロジェクト方式では、求人募集と同じように、「こんな記事を書ける人はいませんか?」という募集があります。
その募集に対して、「わたしならできます!」と応募します。
クライアントは募集時の提案文やその人のプロフィール、実績などを見た上で、「この人にお願いしよう」と決定します。
選んでもらえたら、お仕事できる、という方式ですね。
タスク方式とは違い10記事単位だったり50記事単位だったりとまとめて依頼されることが多いです。
納期は案件ごとに設定されていますので、提案時に確認しておきましょう。
タスク方式の仕事を続けていれば、自分の執筆スピードもわかるようになってきます。
「これぐらいの分量なら○日で納品できるから大丈夫だな」と判断して、提案していくといいですよ。
単価も、タスク方式に比べると高いものが多くなります。
プロジェクトを請けられるようになると収入は上がりますよ。
とは言え、はじめのうちは単価の低いものばかりになるはずです。高単価の案件に応募してみても、実績が少ないライターにはなかなか依頼は来ません。
でも、安い案件でも、どんどん積極的に請けてみてください。
プロジェクトをこなすと1つやるごとに実績が1つ増えます。その実績が10、20と貯まっていくんですね。
実績の数が増えるほど、クライアントからも選ばれやすくなります。
実績が多いほうが「この人は慣れている人だから安心できそうだ」と思ってもらえますからね。
プロジェクト方式で募集されている仕事も、単価が低いものが多いです。
でも、それでも積極的に引き受けていくことで、収入アップにつながっていくんですよ。
プロジェクト方式に挑戦しだしても、はじめのうちは1か月で3万とか5万といったレベルです。
でも、プロジェクトをやることによって
- 実績が貯まる
- プロジェクト方式の仕事のやり方がわかる
といったメリットがあります。
■プロジェクトでリピーターを獲得する
プロジェクト方式は、募集に対して応募(提案)し、提案が選ばれたらお仕事をもらえる、というのが基本です。
でも、プロジェクトの案件をやりだすと、そのうち何件かはリピーターになることがあります。
きちんと納期を守り、満足してもらえる記事を納品していれば、クライアントも「次からはこの人に毎回書いてほしい!」と思ってもらえるわけです。
クライアントの立場で考えるとわかりますが、毎回ランサーズなどで募集して、新しい人に仕事の内容を説明するのは面倒ですよね。
それよりも、信頼しているライターに毎回依頼するほうが断然楽ですし、安心感もあります。
リピーターになってもらえれば、次からは「直接依頼」という方式で依頼がきます。
仕事の進め方自体はプロジェクト方式と同じですが、大きく違うのは「応募(提案)」の必要がないこと。
はじめからあなた指名で仕事が来るので、あなたは承諾するか断るかの手続きをするだけです。
※直接依頼が来ても、やりたくない仕事だったり手一杯で請けられない場合は断ることもできます。
■その後の展開
リピーターを獲得できるようになると、収入は安定してきます。
たとえば、毎月5万円分の仕事をくれるクライアントを4人確保できたら、月収20万円になりますよね。
「毎月お願いします」と言ってもらえればしめたもの。
フリーランスでも、意外と収入は安定します。
しかも複数のクライアントと取引していれば、たとえ1人のクライアントが業績悪化で依頼がストップしたりしても、いきなり収入がゼロになることはありません。
変動はあっても、意外と仕事は途切れないものなんですよ。
さらに、実績が貯まってくると、新規の直接依頼も増えます。
そうして毎月たくさんの依頼をもらいながら、少しずつ高単価の仕事にシフトしていけば、収入はさらに上がっていきます。
クラウドソーシングで募集されているお仕事は、正直安いものが多いです。
でも、これもクライアントの立場で考えてみれば納得できるでしょう。
あなたがライターを募集する側だったとして、はじめから高い金額を出しますか?
たいていの人は、「はじめは安い金額で、お試しで書いてもらいたい。もし良い人が見つかれば、次からは正当な単価で継続して依頼したい」と思うものです。
実際わたしも、はじめは安い単価で請けた仕事も、リピーターになっていただいてからはとんとん拍子に報酬が上がった例はいくらでもあります。
クラウドソーシングに登録してお仕事の一覧を見たときには、
「こんな単価で何十万も稼げるわけがない」
と思ってしまうのは当然です。
でも、「文章力を磨こう」「月1万でもいいから稼いでみよう」というつもりで続けていくと、次第に収入は増えます。
リピーターが複数確保できてしまえば、毎月安定して会社員並みの収入が得られるんです。
ここで紹介した流れでクラウドソーシングを続けていけば、遅かれ早かれ、安定した収入が手に入るようになるはずですよ。