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2016年6月1日 14:36
わたしは数年前までシングルマザーでした。
クラウドソーシングのランサーズに出会い、ライター業を始めたときは、まだ1人で息子を養っていたんですね。
実際やってみて、「この働き方をもっと他のシングルマザーにも知ってほしい!」とひそかに思っていたのです。
今回、やっとおすすめできる機会ができたので、うれしい。
■シングルマザーの平均年収181万円
平成22年の古いデータで恐縮ですが、勤労による収入は平均181万円です。
児童扶養手当や(死別なら)遺族年金、(離別なら)養育費など他の収入を合わせると、平均291万円とのこと。
「児童のいる世帯の平均年収」は658万円なので、半分以下ですね。
実際には、もっと少ない人も多いでしょう。
わたしがシングルマザーだったとき、勤労による収入が約200万円でした。
養育費はもらえなかったので、あとは児童手当と児童扶養手当でトータルの年収は260万円ぐらいでしょうか。
これで、生活費も教育費もすべて負担するというのはけっこうキツイですよね。
※養育費について※
離婚しても8割の人は養育費をもらっていないと言われています。でも、相手の所在が分かり、安定した収入があるなら請求は可能です。
わたしの場合、請求したら相手が会社を辞めて音信不通になったのでそれっきりになりましたが。
■Webライターなら大きく稼げるチャンスがある
フリーランスだと収入は人それぞれ全然違います。が、とりあえずわたしのケースで言えば、4か月で月収20万円以上稼げるようになりました。
その後もどんどん上がり、30万、40万……と収入は増えていったのです。
会社員など雇用されている状態ではそんなにすぐ収入は上がりませんよね。
フリーランスなら一気に収入が増える可能性があります。
とは言え、必ずしもうまくいくとは限りません。会社と違って給料が保障されているわけじゃないので当然ですよね。
■副業webライターという働き方も
でも、「まずは副業としてやってみる」という方法でリスクを減らすこともできます。
シングルマザーで子どもと二人暮らしだと、普通は夜に働けませんよね。
でも、在宅でできる仕事を選べば、子どもが寝たあとの時間を使って働けます。
わたしもはじめは子供が寝たあとの時間を使って副業webライターをしていました。
掛け持ちしていたのは実質2か月間程度ですが、会社を辞める最後の1か月には、副業収入が6万円を超えていました。
もし、今の収入が6万円増えたらどうでしょう? かなり生活は楽になるのではないでしょうか。
このまま副業を続けてもいいですし、もし、本業の仕事よりWebライターに魅力を感じたら、本業webライターになってもいいと思います。
■子供との時間が増やせる
在宅フリーランスの良いところは、やっぱり家で仕事ができること。
子どもを長時間保育園に預ける必要はありません。子どもが熱を出したときも、そばにいられます。
わたしが会社員だった頃、子どもは朝9時から夜19時まで保育園にいました。
帰るのは20時前になることも珍しくなく、そこからバタバタとご飯を食べてお風呂に入って、21時には子どもを寝かせる……というハードな生活。
Webライターになったときはもう子どもは小学生だったのですが、学童保育を利用していました。
でも、会社員だったときは延長保育を利用して18時半まで預かってもらっていたのが、転職してからは17時の一斉下校になりました。
■子どもとできるようになったこと
在宅フリーランスとして働くようになってからは、いろんなことができるようになりました。
○子どもと買い物に行ける
シングルマザーでなおかつフルタイムで働いていると、子どもとゆっくり買い物に行けることはほとんどありません。生協の個配やネットスーパーを使っていました。
おかげで、子どもは野菜や魚の名前をほとんど知らないまま小学生になってしまいました……。
一緒に買い物に行くとそういった勉強にもなりますし、行き帰りのあいだもコミュニケーションの時間になります。
○子どもが体調不良でも働ける
子どもが熱を出しても、わたしが元気なら仕事はできます。
子どもが回復してくるとかまって攻撃が来るので仕事のペースは落ちますが、会社を休むのに比べれば全然マシ。
あと、インフルエンザ等の流行で学級閉鎖になっても大丈夫です。
○学校行事に参加できる
参観日など学校行事はなるべく参加していましたが、転職してからはほとんど全部行けるようになりました。
おかげでうっかりPTA役員を引き受けてしまうこともありましたが、学校での子どもの様子も見れるので、案外悪くありません。
○呼び出しにも対応可能
うちは比較的学校からの呼び出しは少ないほう(だと思いたい)ですが、いつでも対応できるというのはいいですね。
ケガをした、ケンカした、など、保育園・学校からの呼び出しは嫌なものですが……。
また、災害時にも対応できるというのはやはり安心感が違います。
■「稼ぐ力」を付けるということ
ただ雇われているだけでは、実は安定しているとは言えないと思っています。
もし会社が潰れてしまったり、リストラに遭ってしまったら、突然収入が途絶えてしまいます。
やはり「手に職」はあった方がいいのです。
手に職があれば、フリーランスとしても会社員としても生きていけます。
Webライターは誰でも簡単に始めることができますが、スキルアップすることにより徐々に高度な仕事ができるようになっていきます。
そして、スキルアップすることにより自分で仕事をコントロールできるようになります。
フリーランスの場合は失業保険や傷病手当が無い分、大きなケガや病気をしたときのリスクはあります。
それでも、稼げるときにしっかり稼いで貯金しておけば、国に守ってもらわなくても自分の力で生きていけるのではないでしょうか。
稼ぐ力さえあれば、「やっぱり会社員がいいな」と思ったときでも、仕事を見つけやすくなりますよ。
■やっぱりなにより収入面
ここまで、収入や時間のことなどメリットを紹介してきましたが、やはり大きいのは収入面です。
わたしは、Webライターになってすぐに年収300万円に到達しました。
生活コストを抑えていたので、300万円あればちゃんと貯金ができて、子どもの教育費も備えられます。
その後収入は上がっていき、昨年には会社員時代の2倍以上になりました。
今年はさらに増える見込みです。
わたしが特にすごい、ということはありません。もちろん努力はかなりしましたが、もともとはパソコンも最低限しか使えず、ライティングの知識もなく、コネも何もなかったのです。
「誰でも50万稼げるよ!」とまではさすがに言いにくいですが、努力すれば月収20万円は稼げます。
これを読んでwebライティングにチャレンジした人の中から、わたしより稼げる人が出てきても全然不思議ではないと思っています。