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水耕栽培には家庭菜園レベルのものから植物工場まで幅広いジャンルがありますが、手軽なものならペットボトルなどの空き容器を使ってできるのが魅力です。
今回は、ベビーリーフの栽培方法について紹介します。
簡単にできて見栄えもなかなか良いですし、子どもと一緒に実験のように取り組むのも楽しいかと思います。
「とうふそうめん」の容器がぴったり!
用意するのは以下のものです。
- とうふそうめんの容器
- 動物よけネット
- 食器用ネットスポンジ
- 水耕栽培用の肥料
とうふそうめんは、これです。
すっごくおいしいのに低カロリーで、とってもお気に入りです。
動物よけネットとは、こういうものです。
ハサミなどで切って使います。
そして、食器用ネットスポンジはこちら。
100円ショップで売っている6個入りの商品がちょうど良いサイズです。
あと肥料ですが、できれば水耕栽培用の肥料を使ってください。
こちらのページで紹介している「微粉ハイポネックス」がオススメです。
「ハイポネックス原液」などの液体肥料をお持ちであれば、それで代用できなくもないです。
簡易水耕栽培でベビーリーフを育てる方法
では、手順を紹介します。
【1】動物よけネットを底に合わせて切る
【2】スポンジをネットから取り出し、半分に切る
半分に切るだけでちょうど良いサイズになるのでラクです。
【3】スポンジに切りこみを入れる
1~1.5cm幅ぐらいで切りこみを入れます。ハサミよりカッターナイフのほうがやりやすいです。
深さは3~5mm程度かな。
【4】動物よけネットの上にスポンジを置き、水をたっぷり吸収させる
指でぎゅうぎゅう押して、スポンジの空気を抜いてくださいね。
横から見るとこんな感じになります。
スポンジがひたひたになるぐらい、たっぷりと水を入れておいてください。
この段階ではまだ肥料は入れません。
【5】種をまく
1cm間隔ぐらいで種をまきます。
指でまくよりも、先端を濡らしたつまようじを使ってまくとやりやすいです。
なお、切りこみに種を植える感じになりますが、深く入れると発芽しにくくなるので、ごくごく浅く植えてください。
【6】容器を遮光する
藻の発生を抑えるため、容器を遮光します。
100円ショップで売っているこのボックスがちょうど良いです。2つ入ります。
また、ガムテープを貼りつけたり、暗い色の色画用紙で囲ったりしてもいいです。
【7】明るい場所に置き、発芽するまでは霧吹きで水をかける
発芽するまでは、種が乾燥しないように様子を見ながら1日に1~2回、霧吹きで水をやります。
なるべく明るい場所に置いてください。
※屋外に置くほうが日光は強いですが、虫に食われるリスクはあります。
※室内で育てたい場合は、レースのカーテンの向こうに置き、ガラス越しに直射日光が当たるような場所がオススメです。
【8】発芽して根が出てきたら肥料開始
芽が出てくると、スポンジの下から根っこが伸びてきます。
根っこが動物よけネットのところまで到達したら、水の量は「ひたひた」にする必要はありません。
根っこが浸かっていたらそれで大丈夫ですし、スポンジがずっと濡れた状態だと藻やカビが生えやすくなります。
スポンジは徐々に乾かし気味に、水はスポンジが浸からない程度に入れておくようにしましょう。
根がしっかり出てきたら、肥料を使います。
肥料の説明通りに希釈したものを与えてください。
【9】夏は3週間ほどで収穫可能
この画像は、種まき後2週間ぐらい。
ベビーリーフの栽培期間は3週間~1か月程度で、季節によって差があります。
夏は早く、冬は遅いです。
夏は3週間ほどで収穫できますよ。
成長してくると肥料の吸い上げも激しいので、1日に2回ぐらい補充しなければならないこともあります。
水切れが不安なときは、スポンジが浸かっても良いので多めに水を入れておきましょう。
収穫・まとめ
およそ3週間でこんなふうになりました。
ちなみに、わたしは完全に室内栽培ですが、LED照明を使っています。
光が足りないとひょろひょろになりやすいですが、ベビーリーフなのでひょろひょろでも食べる分にはあまり問題ないかなとも思います。
水耕栽培でも栽培期間が2か月、3か月と長くなると、いろいろ注意しなければならないことも多くて大変なのですが、ベビーリーフのように短期間で収穫できるものならだれでも簡単にチャレンジできると思います。
収穫後はこんな感じ。
容器は再利用できますが、衛生面を考えると、使い捨てのほうがいいです。
繰り返し使いたいなら、空き容器ではなく、もう少ししっかりした素材のものを購入して使うのがオススメです。