先日、大丸京都店で、靴選びのためのカウンセリングを受けてみました。
2022年3月から始まったサービスで、専用のマシンで足のサイズを測定し、靴選びのサポートをしてもらえます。
わたしは、4月には大丸のファッションタイプ診断を受けていて、ちょうど自分のファッションタイプに合ったパンプスが欲しかったので、シューコーディネーターカウンセリングも受けてみることにしました。
GOOD FIT LABのカウンセリングは無料
ファッションタイプ診断はアプリ会員限定の有料サービスでしたが、今回の靴のカウンセリングは無料で、アプリ会員とかじゃなくても誰でも申し込み可能です。
一応、靴を買う目的を持った人を対象としたサービスではありますが、靴を買わなければいけないわけでもありません。
というか、別に予約とかしていなくても、大丸の店員さんならじっくり話を聞きながら欲しい物を探すのを手伝ってくれると思いますし、マシンも空いていれば使えるんじゃないかなと思うんですが、予約して行くことで、確実にその時間を自分のために使ってくれる、という安心感があります。
平日でも、百貨店って意外と混んでいることもあるから、「靴を買いたい!」と明確な目的を持っているなら、予約してから行くほうがいいなと思いました。
カウンセリングの流れ
では、実際どんな感じだったのか、時系列に沿って紹介します。
まず、予約した時刻に婦人靴売場に行き、近くの店員さんに予約の旨を伝えると、対応してもらえます。
ソファのある広いスペースがあり、そこに座って待つように言われました。
少し待つと、担当してくださる店員さんが登場。丁寧な自己紹介の後、まずは足の計測です。
足のサイズ(長さ、足囲、足幅等)を計測
まず右足を突っ込んで測定。次に左足を突っ込んで測定。
足の位置などは店員さんが丁寧に確認しながら進めてくれるし、マシンの操作もすべて店員さんがしくれるので、こちらがすることは特にありません。
計測は10秒ぐらい?とかで終わるので、左右の足で1分もあれば終わる感じだったと思います。
計測が終わると画面上に結果が表示されます。また、QRコードも表示され、大丸松坂屋アプリから読み込むと、計測データを取り込むことができます(アプリからアクセスすればいつでも確認することができます)。
スマホで確認できるデータはこんな感じ。
画像は3Dで動かすことができ、おもしろい。
お店にあるマシンについている画面では、3D画像がもっと精密で、よりリアルに動かすことができます。(だからと言ってシューフィッティングの知識の無いわたしには見ても何もわからないんですけど)
データを見ながら、わたしは足の形的には、パンプスはラウンドトウやスクエアトウが合ってるとか、そんな話を教えてもらいました。
ほしい靴についてのヒアリング
測定が終わったら、靴探しに入ります。
まずは、ほしい靴について、ヒアリングがあります。
今回わたしは「ベージュのパンプスがほしい(できれば疲れにくいの)」というのが目的でした。
で、ヒールの高さはどれぐらいがいいか、とか、素材は何がいいか、好きなブランドはあるか、普段靴選びで困っていることはなにか、などいろいろと聞かれて答えました。あ、予算感も聞いてくれました。
でも単純な御用聞きではなく、細かなアドバイスも交えながら相談に乗ってもらえる感じだったので、すごく話しやすかったです。
ファッションにしても美容にしても、カウンセリングって、全然こちらの話を聞いてくれなくても腹が立つし、こちらの話を聞くだけで全然プロとしてのアドバイスをしてくれないのも不安になりますよね。
そういう意味では、ちょうどいい塩梅というか、丁寧にヒアリングしてくれて、アドバイスもくれて、さすが大丸という感じでした(大丸大好き)。
希望に沿った商品を見繕って持ってきてくれる
ヒアリングが終わると、ソファで待ち時間。店員さんが、希望に沿った商品を見繕って持ってきれくれます。
はじめに2種類持ってきてもらって、試着して、感想を述べる。
その情報をもとに、また2~3足持ってきてくれて、試着、の繰り返し。
人によってははじめの2~3足の時点で即決したりもあるかもしれないけど、わたしはけっこう悩んでしまって、かなりの数を持ってきてもらい、かなりの時間を費やしました。
買うかどうか決める(買わなくてもいい)
小一時間ほど経過した時点で2足にまで絞り込んだのですが、決めきれずにいました。
すると、「商品の情報のメモをお渡しすることもできます」と言われました。
別に今日買わなくても、持ち帰って検討すれば良いんですね。ていうか、別にカウンセリングを受けたからと言って買わなければならないわけでもないですもちろん。
わたしは、「シンプルで歩きやすそうなパンプス」と「見た目が好みでヒールも高めで素敵なパンプス」で悩み、それぞれの商品情報のメモを書いてもらい、いったん退出しました。
メモと言っても専用のカードに書かれていて、商品のブランドや品番だけでなく、価格や担当者の名前も記載されているので、じっくり検討した上で、欲しい商品が決まったらそのメモを持って再度売り場に行けばいい、という感じです。
今回は当日のうちに決断、購入しました
2つの商品ですごく悩んで2つとも欲しかったけど、わたしはそもそもあんまり持ち物を増やしたくないタイプだし、2足買うなら1足はベージュじゃないのが欲しいし、やっぱり買うとしたら1足だけだな、などと当たり前のことも思い出しながら、四条通を歩きました。
で、東急ハンズに行って別の買い物をしたりしながら、パンプスのことを考え、手持ちの服とのコーディネートもイメージしたりして、多分30分ぐらい?経過した後、決断しました。
「やっぱり、シンプルでコーディネートしやすいほうがいいよな!」と。
もう1足のほうはゴールドの金具が付いていて上品でかわいかったけど、先日のパーソナルカラー診断でも「ゴールドよりシルバーのほうが合う」と言われているし、ファッションオンチなのにあれこれ応用するのは危険だと判断しました。えらい。
凝ったデザインとか、パーソナルカラーから外れた配色とか、そういうのはおしゃれ上級者になってから楽しむことにしましょう。
特に、そもそもファッションの優先順位がそこまで高くないわたしの場合、なるべくシンプルでベーシックなデザインを揃えたほうがいい。
ていうか、そもそも、今回は「ベーシックアイテムとして、ベージュのパンプスがほしい」というところからスタートしているので、シンプルなものを選んで正解ですね。
購入したのはLANVIN en bleu のパンプス
今回購入したのは、LANVIN en bleuの、表革のパンプスです。
きれい。
最後まで迷ったのは、TALANTON(タラントン)のパンプス。ていうか、タラントンって、ダイアナなんだね。ダイアナのパンプスはこれまで何足も履いてきてて、わたし、ダイアナっぽいデザインが好きなんだろうね・・・。
でも今回は我慢。
このパンプスはヒールも5cmぐらいで、低めだけど、低いわりにシルエットがきれいです。
良い買い物をしました。
店員さんに言われたとおり、帰ってすぐに防水スプレーをしました。
履くのが楽しみ。コロナ以降、パンプスを履く機会はめっきり減ってしまいましたが、なにか理由をつけて、このパンプスを履きたいです。
ちゃんと、シューフィッティングして買うの、大事
わたし、服もかなりいい加減に買ってきた人生でしたが、靴も、いい加減に買ってきました。
子どもも大きくなって、自分自身の育ちの傷とかもいろいろ解消しつつあり、最近やっと、自分のために労力を使えるようになってきました。
で、靴も、ちゃんと測ってもらって、プロにアドバイスしてもらって買うの、大事ですね。
わたしはつい最近まで、ずっと、23.5cmの靴を履いていました。
で、数年前から、たまに「実は23mなのでは」という疑念を持つようになり、その疑念が徐々に大きくなり、先日スニーカーを買ったときにも、試着したら23cmのほうがぴったりだったんですよね。
そして今回、マシンで計測してもらったら、足の長さは22.8cmだったわけですね・・・。
足囲や足幅も、なんとなく「甲高」とか「幅広」とか言うけど、実際わからないですよね。わたしは2Eということがわかって、それだけでも大満足。
シューフィッティングは、百貨店や専門店などに行けば対応してもらえますが、わたしのような、人見知りでビビリなタイプの人は、予約できるサービスを利用すると、かなり快適です。
大丸でのシューコーディネーターカウンセリング、おすすめです。
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