息子の卒業式に、着物を着ました。
レンタル・着付をお願いしたので、その記録です。
利用したこがない人の参考になればいいなと思って書きます。
「京都着物レンタル夢館」さんで訪問着レンタル・着付・ヘアセットをお願いしました
着物レンタルの業者はいろいろありますよね。
わたしが今回利用したのは「京都着物レンタル夢館」さんです。
お店は烏丸五条付近にあります。↓
数年前に利用したことがあり、そのときの印象が良かったので今回も利用することにいました。
夢館さんは、観光客の方が利用するよぅな格安のレンタル着物も充実していますが、訪問着や留袖などのレンタルもあります。
わたしが今回利用したのは訪問着レンタルです。
子どもの卒業式ですからね。
訪問着か付け下げ、色無地あたりを着ることになるかと思います。
「レンタルだけ」or「着付け等もお願いする」どちらにするか決めておく
着物レンタルと言っても、着付けは無しでレンタルだけ、というプランもあります。
この場合、着物(と着付け道具一式)が自宅に郵送され、使用が終わったら郵送で返却します。
つまり着付けは自分でするか、もしくは別途着付けの手配をしなければなりません。
わたしは着付けもお願いしましたので、当日にお店に行き、その場で着付けをしてもらいました。
これから紹介するのは、「レンタル+着付け等」の申し込みをした場合の流れです。
着物レンタル申込から利用までの流れ
着物レンタルの申込から利用までの流れを紹介しますね。
(あくまで夢館さんの場合ですが、ほかのお店でも大きな差はないと思います)
先に箇条書きでざっくりどうぞ。
- Webから申込手続きをする
- 下見に行き着物を決める(下見無しでもOK)
- 必要なものがあれば準備しておく
- 利用日の予約時間に来店、ヘアセット・着付けをしてもらう
- お会計をする
- 卒業式へ参加
- お店に戻り、脱がせてもらい、着替えて帰る
以下から詳しく解説します。
Webから申込手続きをする
レンタル業者さんによっては電話でしか受け付けていないところもありますが、最近はWeb予約ができるお店が多いと思います。
特に京都では、観光客の方向けのレンタル着物業者がたくさんあり、たいていはWebで予約ができます。
予約時に、日程と時間、プラン内容を選ぶことになります。
プランの種類はお店によって異なりますが、たとえば夢館さんの場合は利用するシチュエーションや借りたい着物の種類などいろんな情報をもとに最適なプランが選べるようになっているので大変便利です。
着物に詳しくなくても、観光で着たいだけなら観光プランがありますし、振袖、卒業袴などもあります。
喪服もあります。
結婚式の親族向けに黒留袖やモーニングのレンタルもありますよ。
着付けやヘアメイクにかかる目安時間も記載されているので、逆算ができて予約時間を失敗する可能性も低いです。
下見に行き着物を決める(下見無しでもOK)
夢館では、Webとメールのやりとりのみで着物を決定することもできますが、下見してから選ぶことが推奨されています。
わたしは京都在住ですので、下見に行って選びました。
Webカタログがあるので、事前にある程度絞り込んでおくと、下見がスムーズです(と、メールで案内いただきました)。
わたしはこんな感じで画像を保存して、
並べて、比較しやすくしました。
試着したい着物を5つにまで絞り込んでおきました。
下見の際には、こうしてスムーズに着物を並べてもらえます。
これらを1着ずつ試していきます。
やはり、下見はしたほうがいいです!!
スマホやパソコンの画面で見た印象と全然違うものもありました。
見た目は好きでも自分が着てみると全然似合わないことも。
わたしは地味系と華やか系で迷った末、華やかなほうを選びました。
卒業式とはいえ、わたし的には「義務教育やりきった!お疲れ自分!!」という感覚が大きかったのと、あと年齢を重ねるほどかわいらしい柄を着るのは難しくなるだろうから、着られるうちに着ておこうというのもあり。
かわいい着物を選んで満足しています。
必要なものがあれば準備しておく
着物レンタルでは基本的には必要なものがすべてセットになっていますが、自分で準備しなければならないものもあるかもしれません。
必要なものがあればお店から案内されるはずですので、しっかり確認しておきましょう。
夢館さんでは何も必要なものはありませんでした。
が、下着については普通のブラジャーではなく、カップ付きインナーや和装ブラなどが推奨されるお店が多いと思います。
わたしは、和装ブラ+ヒートテック(Uネック・長袖)+七分丈レギンスを着て行きました。
カップ付きインナーも悪くないですが、やっぱり和装ブラのほうが着付けはきれいにできるみたいです。
あ、あと、当日は「前あき」の服で行きましょう!
先にヘアセットをしてから着付けをするので、かぶるタイプの服だとヘアセットが崩れてしまいます。
もしくは、髪が崩れないよう先に服を脱いでからヘアセットされることになるかも。
お店からも事前に説明があると思いますが、気を付けましょうね。
ヘアセットやメイクもしてもらう場合は、自分のイメージを固めておきましょう。
わたしはヘアセットをしてもらうので、イメージに近い画像を何枚か保存して、当日見てもらえるように準備しておきました。
それから、ネイルも♡
和装の場合はあまりネイルやアクセサリーはしないものですが、わたしはネイルだけはしました。
(ピアスはつけませんでした)
セルフジェルネイルです。
こちらも参考に。
利用日の予約時間に来店、ヘアセット・着付けをしてもらう
卒業式当日、早起きして夢館さんへ。
わたしはレンタル+着付け+ヘアセットのプランなので、メイクは済ませてから向かいました。
来店したら、まずはヘアセットからです。
事前に用意しておいた画像を見てもらいながら、イメージを共有します。
ヘアセットが済んだら着付けのスペースへ。
ヘアセットも着付けも、自分自身はやることは特にありませんので、スタッフさんに身をゆだねておきましょう。
お会計をする
最後にお会計をします。
予約時にお会計をするお店もあるかもしれませんが、このときは着付けが終わったタイミングでのお会計でした。
かかった費用は24,610円。
内訳は以下のとおりです。
- 訪問着レンタル 14,800円
- 訪問着着付け 4,950円
- 早朝料金 3,300円
- ヘアセット 3,300円
- 各種割引 ―1,740円
卒業式へ参加
着付けが済んだら卒業式へ。
レンタル予約をした1月の時点では、保護者が参列できるかどうか不明でしたが、無事参加できてよかったです。
しかし中3にもなると、母親と一緒に行動なんてしてくれません……。
ゆっくり写真撮影してから一緒に帰ろうと思ってたけど、友達と帰ると言うので、ささっと撮影してもらって、母は先に帰りました。。
で、あとからゆっくり自分だけ、京都御苑に行って撮影タイムを楽しみましたw
この写真、気に入ったのでトリミングしてプロフィール写真に使っています。
後ろ姿。
京都御所にて。「ここがわたしのアナザースカイ!」って言ってます(言ってません)。
お店に戻り、脱がせてもらう
用事が済んだらお店に戻り、着物を脱がせてもらいます。
脱ぐのもやってもらえるので楽ちん!
預かってもらっていた私服に着替えて、預かってもらっていた荷物を受け取って、終了です。
まとめ
着物レンタルの流れは、だいたいこんな感じだと思います。
大変なのは、着物を選ぶことと、当日早起きすること。
あとお金かな。
でも訪問着や色留袖なんかだと特に、ちゃんとしたのを買うとなれば何十万とかかかるわけです。
日頃の管理(虫干しや着た後の染み抜きなど)も大変。
着付けやヘアメイクまでしてもらえて、2~3万円で済むなら安い安い。
着物を選ぶのも、スタッフの方に相談すればいろいろアドバイスはもらえると思いますし、そんなに悩むことはなかったです。
夢館さんは着物の種類も多く、街歩き用の気軽な着物からフォーマル着物まであらゆる着物が揃っているのが魅力です。
また、身長を入力して検索できるので、選んでから「これはサイズが合わない・・・」とがっかりすることもありません。
入学式や卒業式、それから結婚式などはもちろん、観光や街歩きする際にも着物レンタルはオススメですよ。