ミニきゅうりを屋外水耕栽培で育てた記録と注意点など

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昨年に続き、今年もミニきゅうりを育てました。

昨年のレポートはこちら。

昨年は屋内水耕栽培で育てたんですが、屋内だとどうしても日照不足気味になるんですよね。

LEDで人工的に明るくすればいいんですけど、きゅうりなどの果菜ものは草丈もまあまあ高くなるし、場所もとるので……。

今年は観葉植物もあれこれ増やしちゃったし、LED照明の増設やエアレーションの導入などいろいろ室内では実験したので、ミニきゅうりは屋外に行ってもらうことにしました。

というわけで、その記録です。

6月17日スポンジに種まき

ミニきゅうりの種は、去年購入したものを使いました。

これは違う種類ですが、Amazonで買える商品。

最近は、種まきはスポンジにしています。
バーミキュライトよりスポンジのほうが徒長しにくいんですよね。なぜか知りませんけど。

あいにく写真を撮ってなかったみたいなんですが、こんな感じで種まきします。

これは小松菜ですけど。

この時点ではまだ肥料は与えず、水のみです。

発芽するまでは、スポンジがしっかり濡れている状態をキープしてください。

6月20日から、ペットボトル容器で育苗

わたしは家庭菜園のデータをスプレッドシートにまとめて管理していて、そのデータを見ながらこのブログも書いているわけですが、育苗に移行するのが早すぎますね……?

6月17日に種まきして20日に移植って。
なにかの間違いなのでは……。

写真を撮ってなくて確かめようがないのですが、通常は、根っこがスポンジの下から数センチ出たころに、育苗容器にセットしています。

こんなイメージです。

ペットボトル水耕栽培のチンゲンサイ

複数株をまとめて育苗するときには、以前に紹介したような育苗容器が便利です。

育苗期間に移行したら、肥料を使い始めます。

はじめは薄めにして、徐々に濃度を上げて慣らしていくやり方にしています。

肥料はハイポニカです。

こちらの記事で紹介しています。

7月3日、発泡スチロール容器に定植し、屋外へ

種まきから17日後、定植しました。
けっこう早い気がする。

でも、きゅうりって成長がめっちゃ早いんですよね。

これぐらいの大きさがあります。

容器は、ダイソーで売っている保冷ボックスです。

こちらの記事でも紹介しています。

4か所穴を空けていて、葉物野菜だと4株植えることができる仕様です。

ミニきゅうりの場合は、1株を植えて、残りの3つの穴には支柱を立てるのが使いやすいです。

わたしはあんどん支柱を立てています。
75センチの支柱です。

それぞれ、スポンジですきまを埋めています。

全体はこんな感じ。

7月20日、開花!

雌花が開花しました!

ちなみに、きゅうりは受粉しなくても実がなりますが、実がなるのは当然、雌花だけ。
雄花は咲いても実になりません。

つるは、これぐらい伸びています。

きゅうりの成長って、本当に早い。

雌花も咲きまくっています(これは7月21日の様子)。

7月27日、実が大きくなり始めた!

次々に、実が大きくなってきました。

これぐらいの時期が一番楽しいですね~。

一方で、液肥の減りも早いです。

で、きゅうりはとにかく水分を吸い上げるので、油断すると肥料の濃度が高くなりすぎてしまいます。

ECメーターで測って調整したほうがいいです。

すごく安いですが、普通に使えています。

7月27日、第1果を収穫

株を疲れさせないために、第1果は早めに収穫するのがセオリーです。

小さくてかわいい。

味はちゃんときゅうりです。

7月末から次々と収穫

実がなりはじめると、次々に収穫できて楽しい。

悪天候続きで、8月半ばに突然終了……

今年は、お盆の時期に大雨の日が続きました。
まるで梅雨みたいな天気でしたよね。

おかげで全然外に出られず、わたしの体調が悪かったのもありますが、お手入れが全然できませんでした。

8月18日の様子がこちら……。

葉がどろどろになっています。

ここからの復活は難しいと判断し、このときついていた実を収穫して、撤収となりました。

今年の収穫数は17本

今年の収穫数は17本でした。
ちなみに昨年は14本。

昨年は育て始めるのが遅かったのと、途中で(屋内なのに)虫被害にやられたんですよね。
あと、昨年秋からプライベートでいろいろあって余裕がなくなってしまったこともあり。

やっぱり、健康(メンタル含め)が一番大事。

ガーデニングはメンタルを整えるのに絶大な効果があると感じていますが、本当にそれどころじゃないトラブルとか起こると、ガーデニングどころじゃなくなってしまいます。

屋外栽培は天候に大きく左右される

室内だとエアコンで温度調整できますが、屋外だと天候の影響が直撃します。

猛暑続きだと液肥の温度が上がり過ぎて根腐れを起こしてしまうこともあります。

今回は途中から雨続きで株がどろどろになってしまいました。

屋外栽培でこうした問題を解決するには、ハウス栽培にするとか、液肥は循環式にするとか、いろいろと対策は考えられますが、いずれも手間やお金がかかります。

これを仕事でやっている農家さんって本当にすごいです。

わたしは趣味なので、ダメだったときは「今年はダメだったなー」で終わりですが、農家さんはそうはいきませんよね。

きゅうりが多少高くても、農家さんに感謝しながら購入しています。

屋外栽培は虫や病気もある

今回、決定打は長雨でしたが、実は害虫被害もありました。

きゅうりといえば、そう、「ウリハムシ」です。

ウリハムシ、めっちゃいました。

地道に捕殺していましたが、追い付かないほど……。

あと、普通のきゅうりもプランター栽培していたのですが、そちらは「うどんこ病」にやられました。

やっぱり外は、虫や病気との戦いになりますね。

室内では得られないたくさんの日光や外の気持ちよさはありますし、土耕栽培の良さだってありますが。

春はいいんですけどね。

夏になると、暑さ・雨・虫との戦いが大変です。

今年は体調が良くなかったので、けっこう過酷な戦いでした。

ミニきゅうりは、それでも外で育てたいかも

まとめになりますが、きゅうりの栽培は、それでもやっぱり、屋外のほうがいいかな、という感想です。

屋内も楽しいんですが、どうしても日照不足の問題があるし、高さのある株に十分な人工光を当てるには設備投資もそれなりにかかるし、場所もとるし。

室内では今は葉物野菜とキッチンハーブに力を入れているので。

来年はどうなるかな。

自宅できゅうりが採れるのって本当に豊かな気持ちになれるので、来年も挑戦するつもりです。